ddbfa062.JPGそろそろ春野菜も夏野菜に押されてきた感じです。空豆なんかは、春の初めは枝豆のように小さかったのに、もう日本のもののように黒い筋がくっきりと出ています。

こちらでは空豆を煮込み料理によく使いますが、普通皮ごと煮込みます。小さいものだと、とても柔らかくおいしく頂けます。ただ、灰汁は気になるので、私はさっと下茹でしてから使ってます。これも旬のアーティチョークと煮込んだ料理はギリシャ版粗食というべき、シンプルながらも春を味わえる料理です。

大きい空豆は、黒い筋の部分をペティナイフで切り取ってから使います。クレタ島なんかでよく使われる乾燥空豆も、同じように筋を取ってから皮ごと使うことが多いです。ギリシャ流によ〜く煮込んでも、やはり皮がちょっと口に残る感じ。煮込みが足りないんでしょうか?でも、エジプトのフール・ミダミスも空豆を一晩じっくり煮込んだものですが、皮は完全には柔らかくならないようです。だから、きっとこれでいいんでしょう。