ice cream signギリシャではアイスクリームというと夏に食べるものです。もちろんアイスクリームショップはたくさんあるし、キオスクやスーパーマーケットでも一年中売ってます。でも冬場は買ってる人が少ないようで、スーパーの売り場でも品数は少なく、キオスクのも夏から残ってるようなガチガチのが売ってたりします。

ザハロプラスティオン(お菓子・ケーキ屋)ではアイスクリームを季節限定で出してるところが多いです。近所のザハロプラスティオンに「自家製アイスクリーム」の看板が出ると、待ってましたとばかりに買いに行ってしまいます。日本の「冷やし中華始めました」というのに似てるかも。

アイスクリームを売ってる期間は毎年違うので、気分で決めてるようです。今年はかなり早くからアイスクリームが登場しました。近所の店でよく買うのはカイマキ、いちごのジェラート、チョコレートのパルフェなど。カイマキはトルコではクロッテッドクリームのようなものを指しますが、ギリシャでは普通マスティック風味のアイスクリームのことです。同じようなものを北ギリシャではドンドゥルマ(トルコ語でアイスクリーム)といいます。

kaimaki & sour cherryカイマキ又はドンドゥルマには好みでサワーチェリーのグリコ(シロップ漬け)をかけます。これはトルコとか北ギリシャの食べ方でしょうか?テッサロニキのレストランや、アテネではケバブレストランのデザートメニューでよく見かけます。

このシロップ漬けは我が家では毎年大量に作るのですが、一緒に食べるアイスクリーム自体が甘いので、市販のグリコよりもシロップをかなり軽目のものにしてます。もうすぐサワーチェリー(ヴィシノ)の季節なので、またその話題も書こうと思います。