ekmek kaimaki special

面白いフレーバーのアイスクリームを見つけると食べてみたくなります。ドドニというチェーン店では毎年いろんなフレーバーを出してるようです。数年前にはポップコーンのアイスクリームが売ってました。あと気になったのは、ハルバフレーバーとか。どちらも食べ損なったので残念!今もあるのでしょうか、今度見に行ってみます。

近所の店ではスタンダードなものが多いですが、素材の味を生かした感じでおいしいです。ハリラウー・トリクーピ通りにあるアシマコプロスという店で、ちょっと面白いフレーバーを見つけました。ここには他店でもよく見かけるものの他にプルーン&コニャックやシコ&チプロというのがありました。シコはいちじく、チプロはギリシャ版のグラッパのような蒸留酒(ウゾのようにアニス風味のも多い)です。アイディアはいいのだけど、お味の方は、もうひと頑張り欲しいところでした。全体的にはまあまあですが、ここのピスタチオのアイスクリームは結構おいしいです。

前にちょっと触れたカイマキアイスですが、パティシオン通りにある「ハラ」というザハロプラスティオンのは羊乳で作られています。独特な癖があるので好き嫌いが分かれる味ですが、ここの「エクメック・カイマキスペシャル」は有名で、注文してる人が多いです。
エクメックはトルコ語でパンのことです。でもギリシャではイースト生地で作ったお菓子を指すようです。ギリシャや中東のお菓子の多くがそうであるように、これもヘビーなシロップをたくさん染み込ませてあります。エクメック・カダイフィというのもあって、こちらは素麺のような細い生地を焼いてシロップを染み込ませたものに、カスタードやホイップクリームがのせてあります。

「ハラ」のエクメックカイマキスペシャルは、エクメックにカイマキアイスクリームをのせ、ホイップクリーム・サワーチェリーシロップ・刻みアーモンドがかけてあるもの。かなりボリュームがあります。エクメックのおかげか、羊乳アイスクリームの癖がほとんど感じられないので初心者にもおすすめです。

“HARA”
339 Patision Street, Ano Patisia
Tel. 210-2015009

追記:前回のアイスクリームの話題で触れた「ドンドゥルマ」は、アテネだと一部のケバブレストランなどの他、「アガピトス」というテッサロニキのザハロプラスティオンのチェーン店でも食べられます。アテネ中心地なら、ショッピングの記事に書いてあるアリストンというパイ&お菓子屋さんの向かいにあります。