50cc676d.JPGこちらではハーブをいっぱい使います。ザクザク刻んでたっぷり加える料理が多いから、市場で売ってる束も大きいです。一番よく使うのはパセリ、ディル、ミント、オレガノ、フェンネル、ローズマリーでしょうか。オレガノはドライのを使うことが多いです。バジルは小さな葉がこんもり茂るタイプのがよく鉢植えにされてますが、伝統的な料理にはあまり使いません。バジルは宗教行事に使われるから、その影響もあるのかも。
セージやローズマリーはハーブティーとして飲んだりもします。こちらの人は結構ハーブティーをよく飲むようで、カモミール、チャイ・トゥ・ヴヌー(山のお茶と呼ばれるハーブ)、あとはクレタ島のディクタモというハーブ(これは何故か「愛のハーブ」とも言われます)などをよく見かけます。

ギリシャ料理ではなくイタリアのトスカーナのものですが、ハーブたっぷりのトスカーナ風フライドポテトを数年ぶりに作ってみました。ローズマリー、セージ、タイム、オレガノ、にんにくと一緒に揚げてあって、作ってる最中からとてもいい香りがします。カリッと揚がったポテトだけでなく、柔らかいペースト状になったにんにくや、パリパリのハーブもおいしいです。ちなみにギリシャのフライドポテトはオレガノをふって出されることが多いです。ポテトチップスにもオレガノ味があって、これは塩味と同じくらい人気の定番フレーバーです。