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もう去年のことになりますが、こちらには載せてなかったのでレシピと共に再アップ。

ギリシャではよく食べられる、茹でた青菜のサラダをホルタといいます。ホルタというのは青菜全般のことを指しますが、料理名でホルタというと主にチコリなどをただ茹でたものです。

夏の間はカラカラに乾いている野山でも、秋になり雨が降り出すと、みるみる野草が顔を出します。去年の春、ペロポニソスの友人宅へお邪魔した時に、友人の母・ポリさんと一緒にホルタ摘みをしました。

2005.03.25

と言っても私なんかが出る幕はなく、小さなナイフでホルタを採ってはササッと掃除して籠に入れていくポリさんの鮮やかな手つきに、ただただ見とれてしまうばかり。お手伝いは辞退して、子供と一緒にカモミールやアネモネの花を摘んだりして遊びました。

ポリさんはホルタを摘む手を休めることなく、広大な敷地内にある果樹などの説明をしてくれました。丁度、アーモンドの木は花盛り。数ヶ月後、再びここを訪れた時には、アーモンドは柔らかい毛に覆われた青い実をつけていました。未熟なアーモンドは、塩をつけておつまみにしたりしますが、私も一つもいで食べてみました。青臭いんだけど、何となく好きな味。「季節を食べる」って感じでしょうか?

horta

ちょっと話が逸れてしまいましたが、そうこうしてるうちに籠いっぱいのホルタが集まりました。野生チコリの類や、独特の香りがするカフカリスラというハーブなど。下の葡萄畑でホルタを集めていたミハリスさんの籠もいっぱいになっています。ミハリスさんは野生のアスパラガスも採ってきましたが、これは翌日シンプルにソテーされて出てきました。

その日の夕食は、確か山羊とポテトのローストだった気がします。でも、採れたてのホルタが何と言っても一番のご馳走でした。

アテネではそんな贅沢は出来ないけど、市場でもホルタが山積みになって売られてます。山で採ってきた野生のものや、栽培種(ήμερος)のマイルドなものまでいろいろ。扱い方を含めてレシピにしてありますので、興味のある方は続きをどうぞ。日本の青菜でも作ることができます。

ホルタ(茹でた青菜のサラダ)
ギリシャではほろ苦い青菜を柔らか〜く茹でて、たっぷり食べます。

材料:(2人分)
好みの野草や青菜...約200g

オリーブオイル
レモン

radikia 1

野生チコリの一種。これは朝市で買ってきたものです。


radikia 2

まず、掃除します。洗う前に傷んだ葉などを取り除き、根は切り落とさずに表皮の汚れをペティナイフなどでこそげ落とします。このホルタは小さいので丸ごとのままにしましたが、もう少し大きいものは葉をむしってバラバラにしても(その方が洗いやすいです)。


radikia 3

汚れ具合にもよりますが、一時間ぐらい水に浸して泥を浮かし、何度も水を替えてよくすすぎます。

鍋に湯を沸かし、塩を加えて青菜を茹でます。クタクタに茹でるのがギリシャ流ですが、種類によって&お好みで歯応えを残してもいいです。ただし、さっと茹でただけはNG。

「そんなに茹でたら、せっかくの栄養素が抜けてしまう!」と思った方、心配御無用です。茹で汁も飲んでしまいましょう。茹で汁はホルトネロ(ホルタ水)とか呼ばれ、飲む人も結構いるんですよ。お好みでレモン汁やオリーブオイルを加えてもいいですが、私はそのままが好きです。

radikia 4水気を軽く絞って器に盛り、塩・オリーブオイル・レモン汁を好みの量かけて食べる。歯応えを残して茹でた場合は、ざく切りにした方が食べやすいです。

日本でも同じような野草が集められるけど、スーパーで売ってる青菜でも簡単に楽しむことができます。カーリーエンダイブなどのほろ苦い青菜や、水菜、春菊など何でもお好みで。ギリシャでは必ずと言っていいほどレモンが添えられて出てきますが、私は塩とオリーブオイルだけで食べるのも好きです。柔らかく茹でるか蒸すかしたズッキーニも一緒に食べると、さらに美味しいのでおすすめ。

夏のホルタについての記事は、こちらをどうぞ


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