ブログネタ
簡単!ギリシャ料理レシピ に参加中!
octopus with pink skourdalia

Omikanさんの「生ダコ1匹どうしてくれる」のパクリじゃないですが、久々にタコを買ったので簡単なのを3品ほど作ってみました。

ヨーロッパでも北の方ではグロテスクだと恐れられてるタコ。でも実は彼らもタコ好きなんじゃないの?と思うぐらい、雑誌の記事や旅行会社のパンフレットなどに使われるギリシャの写真にはタコが登場するんですよね。柔らかくする為に岩に叩き付けられてるタコや、洗濯物のように干されてるタコ...ちょっとエキゾチックで、とてもギリシャ的なイメージなのでしょう。

干されたタコは煮込み料理にも使いますが、炭火で炙ってウゾやその他の蒸留酒の肴にするのがポピュラーです。ウゾに浸しながら食べる方法もあり、アニス風味の酒とタコはとてもよく合います。それほどアニスの香りが好きではない私も、タコがあると何となくウゾが飲みたくなるんです。と言うわけで、まずはシンプルなタコのおつまみを2品紹介します。

これに使う基本的なギリシャ風煮ダコは、ほとんどタコの水分だけで煮ます。「タコは自分の水分で煮える・タコは自分の塩を持ってる」というようなことはよく言われますが、本当に手間をかけずとも自分で勝手に煮えてくれる感じです。ギリシャ風には柔らかくなるまで長時間煮るので、タイミングもそれほど難しくありません。

今回は、ちょっと小振り(800gぐらい)の冷凍ダコを使ってみました。冷凍のは柔らかくなりやすいとも言うので、なかなか馬鹿にできないです。これぐらいの量だと、一人でも結構すぐに消費できてしまうものですね...って、私だけですか?

ギリシャ風煮ダコ
炭火焼きと並ぶスタンダードなタコのおつまみは、これをスライスしてシンプルにビネガーとオイルをかけたもの。このタコを基本に、いろんな料理にも展開できるので、作っておくと便利です。

材料:(4〜6人分)
タコ...1匹(約800g)
ワイン(あれば、赤でも白でも)...1/3カップ
ベイリーフ(好みで)...1枚

タコは塩で揉み洗いし、胴体を切り離して目と口を除き、内臓を抜いて水ですすぐ。足は1〜2本ずつに切り分ける。

下処理したタコを洗って鍋に入れ、ワインとベイリーフを加えて蓋をし、弱火にかける。

しばらくするとタコから水分が沢山出てくるので、そのまま蓋をして1時間〜柔らかくなるまで(フォークが簡単に刺さるまで)煮る。

皮はブヨブヨしてるので気になるなら剥き、吸盤もそのまま残したくない場合は取り除く。

食べる時にスライスし(キッチンばさみで切ると楽です)、皿に並ベてオレガノ、ワインビネガー、オリーブオイルを好みの量かける。


ピンクのスコルダリァ
上の写真のタコに添えたスコルダリァです。パンやアーモンドを入れても作るスコルダリァですが、今回はポテトをベースにして、イオニア海の島風にタコの煮汁を加えてみました。

材料:(約2/3〜1カップ分)
じゃがいも...小1個
タコの煮汁...大さじ4
オリーブオイル...大さじ4
ワインビネガー...小さじ2
おろしニンニク...小1かけ分
塩...必要なら適量

じゃがいもは皮ごと完全に柔らかくなるまで茹で、皮を剥いて潰す。FPを使うならこの時点では軽く潰すだけでOK。そうでない場合はなめらかなマッシュポテト状に潰すか裏ごしする。

残りの材料を加え混ぜ、味を調える。FP使用なら混ぜ過ぎると糊のようになるので注意。

できれば1時間以上置くと味が馴染む。冷蔵庫に入れておき、濃度が出過ぎてしまったらタコの煮汁かオイルで少しのばす。

MEMO:タコだけでなく、他の魚介類の煮汁で作ってもいいです。

octopus with potato & paprika

おまけ:スペイン風のも作ってみました。
皿に茹でたポテトのスライスを敷き、塩少々を振って、その上にタコのスライスを並ベます。あとはたっぷりのオリーブオイルとパプリカをかけるだけ。シンプルだけど、こちらもとっても美味しいです。

ギリシャのタコ料理は、とりあえずあと2品続きます。

タコ美味しそう!と思った方はポチッとクリックお願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログへ