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ムサカのレシピを載せて欲しいというリクエストを頂いてるんですが、ちょっとひねくれて(?)こんなものを作ってみました。

今が旬の野菜、アーティチョークをカップにしたムサカです。

artichoke cup

スタンダードなナス&ポテト以外の野菜でも作られるムサカですが、アーティチョークでも作ると本で読んだことがあります。料理本の山に埋もれて、どの本だったかわからなくなってしまったんですが、多分スライスしたアーティチョークを炒めて使うのでしょう。

それだとあまり面白くないので、形を生かしてこんな風に作ってみました。ミートソースでアーティチョークの存在感が消えてしまうかも...という心配も、これだとアーティチョークの割合が多いので大丈夫です。ソースはデリケートなヨーグルトのにしてみたら大正解!春野菜にとても合います。

potato shoes

アーティチョークを食べないSPYにはポテトの靴を。
ギリシャでよく作られるミニムサカには、半分に切ったナスにフィリングを詰めて焼くパプツァキァがありますが、これは「小さい靴」という意味です。彼はナスも好きではないのでポテトで作ってみました。コロンとした形が、赤ちゃん靴のように見えますか?

ところで食べ物関連の「靴」でもう一つ。焼きすぎて硬くパサパサになった肉のことをパプチ(靴)と表現します。同じ靴でもこちらは食べたくないですね

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レシピは続きへどうぞ。
アーティチョークカップのムサカ

材料:(4人分/4個分)
アーティチョーク...4個
レモン、小麦粉、塩...各適量
オリーブオイル...適量
ギリシャ風ミートソース...2/3〜1カップ
水切りヨーグルト...約1/2カップ
卵黄...1/2個
塩、胡椒
パルミジャーノ又はペコリーノチーズ...大さじ4

アーティチョークはガクをむしっていき、下半分ぐらいが黄色っぽく柔らかい部分が出てきたら上の緑の部分を切り落とす。中心からガクを開いて中の紫っぽく硬い部分と毛羽をティースプーンなどで取り除く。台の部分も外側の硬いところを剥いてレモン汁か酢を加えた水に浸けておく。手早くすれば必要ないですが、レモンでアーティチョークの切り口をこすりながら作業をすると変色が軽減できます。どれぐらい剥くかはこちらの手順写真を参照。ただし切らずに丸ごと使います。

小麦粉、塩、レモン汁を溶いた水を鍋に入れて火にかけ(小さ目の鍋だと小麦粉大さじ1、レモン汁1/3個分、塩小さじ1ぐらい)、かき混ぜながら熱する。沸騰したらアーティチョークを加え10分茹で、笊に逆さまに入れて水気を切る。

オーブンは200度に熱する。

アーティチョークは茎の部分がまだ残っていたら、平らに切り落として立つようにする。表面に手でオリーブオイルを塗り、ガクを少し開いてミートソースを詰めて耐熱皿に並ベる。

水切りヨーグルトに卵黄と塩少々を加え混ぜ、ミートソースの上にかける。チーズと胡椒を振りかけ、オーブンに入れて約20分、きつね色になるまで焼く。

MEMO:熱々よりも少し温かいぐらいまで置いた方が美味しいです。フィリングの分量はアーティチョークの大きさによって変わってきます。
水切りヨーグルトはプレーンヨーグルトをコーヒーフィルター又は笊に清潔な布巾を敷いた中にあけ、柔らかいクリームチーズぐらいになるまで水気をきって作りますが、これに使う分だけ少量作るよりも、大1パックぐらい作ることをおすすめします。余ったらジャジキにしたり、蜂蜜やジャムをかけて食べても美味しいですよ。

ポテトの靴

アーティチョークの代わりにジャガイモを中4個使用します。
綺麗に洗ったジャガイモを200度のオーブンで中が柔らかくなるまで焼き(ベイクドポテトの要領で)半分に切って中身を少しすくって取り出します。後はアーティチョークのレシピと同じくフィリングを詰めて焼くだけ。ジャガイモの中身はそのままバターをつけて食べたり、他の料理に利用するなどして下さい。