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前回紹介したチキンのオリーブオイル漬けと、旬のザクロを合わせてサラダを作ってみました。

もちろん、わざわざオイル漬けのチキンを作らなくても、普通の茹で鶏でOK。余ったローストチキンなんかで作ってもいいかもしれません。今回はサラダ菜しか手元になかったのですが、本当はルッコラやチコリなどのほろ苦い葉っぱを使うのがおすすめ。少し甘くてフルーティーなドレッシングともよく合います。


今の時期、こちらの市場でよくみかけるザクロ。ジュースにして飲んだり、料理に彩りを添えるのによく使っています。



トルコ〜中東の辺りで料理に使われるザクロシロップ（カクテルに使うグレナディンシロップではなく、酸っぱいもの）が好きです。こちらで入手できるのは、中東スーパーに売られているレバノンのもの。サラダのドレッシング、肉のロースト、煮込み料理など、いろいろ使えて便利なんですが、ギリシャでは料理にザクロってあまり使わないみたいです。
シロップに使うザクロは酸味の強い品種のようですが、ギリシャのザクロは日本で見かけるような甘いものです。モダングリーク風のザクロの料理も作ってみようか．．．と、甘いザクロでペティメジのドレッシングを作ってみました。

ちなみにペティメジというのは、一般的には葡萄の汁を煮詰めて作ったシロップを指し、今の時期には作りたてのものが市場でよく売られています。そのままでパンに塗って食べたり、お菓子や料理に使ってもいいもので、自然な甘味料として近年再び注目を浴びています。



ザクロは半分に切ってオレンジのように絞ったりもするようですが、私がやるといつも渋味が出てしまうので、まずは丁寧に実を外します。これをフードプロセッサーにザッとかけてから絞るわけですが、この時も潰し過ぎると種の灰汁が出てしまうので注意。この汁をトロリとするまで煮詰めてペティメジの完成です。ドレッシングに使うぐらいの分量だと、煮詰めるのもあっという間です。そのままだと甘すぎるし、色もくすんだ紫色でイマイチなんですが、レモン汁を加えると上の写真のような鮮やかなザクロ色になります。

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