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私達は閑散としたアテネに取り残されてるのが好きなのですが、やっぱり島での生活も恋しくなってくる今日この頃。今年のバカンスが実現するかはともかく、心はすでに島へ飛んでいる私が作る料理も、最近は特にドデカニサの島風のものが多いです。
そんなわけで、ある日の昼食(夫用には夕食)はこんな感じでした。
・ズッキーニ入りヤプラキァ(ドルマデス/葡萄の葉包み)
・葉アマランサス、スベリヒユ、ズッキーニのトマト煮
・水切りヨーグルト
少し前に叔母さんに会った時のこと。シミ島のレンズ豆入りヤプラキァについて話したら、代わりに教えてもらったのがこのズッキーニ入りです。「ズッキーニを入れる」とだけしか聞いてなかったので、あとは想像でやってみました。これも分量をメモしてレシピにすればよかったんだけど、気まぐれで今回はこんなもの↓を使ったので、ちょっと調子が狂ってしまったのでした。
乾燥させた葡萄の葉です。
ギリシャでは葡萄の葉の保存は瓶詰めにしたり、近年では茹でて冷凍というのが一般的なんですが、カリムノス島では乾燥させた葉もよく使うそうです。これを一度試してみたくて、実は去年も干してたんですが、今回やっと重い腰が上がりました。
カサカサに乾いた葡萄の葉は、とても割れやすいです。まずはそっと水に浸けて戻し、それでも何だか硬そうだったので下茹でしました。
フィリングの材料は米、ズッキーニ、玉ねぎ、トマト、ディル、ミント、塩、胡椒、オリーブオイル。ズッキーニはチーズおろしの粗い目ですりおろし、塩を振ってしばらく置いてから絞ります。同じくすりおろした玉ねぎとトマト、そして他の材料と混ぜ合わせて味を調えます。あとは、普通に包んで鍋にぴったり並ベ、レモン汁、オリーブオイル、水を加えて汁気が無くなるまで煮たら完成です。
野菜の甘味たっぷりの、なかなか美味しいヤプラキァになりました。肝心の葉っぱは...と言うと、いつもの冷凍葉みたいに柔らかくならなかったので、わざわざ苦労して乾燥葉を使わなくてもいいかな〜という結果でしたが^^;
もう一品、葉アマランサスとスベリヒユの煮込み(ヤフニ/ヤクニ)もドデカニサの特にロドス島辺りでよく作られるものです。左の写真は主な材料。
ギリシャで夏によく食べられる葉物はアマランサス(アマランス)やスベリヒユだと以前書きましたが、この2つを合わせてトマト味で煮たものは特に気に入っています。少しほろ苦いアマランサスは、ただ茹でただけだと子供には不評なんですが、トマトの甘酸っぱさのお陰で、これならパクパク食べてくれます。どちらもすごく栄養価の高い野菜なので、暑い夏を乗り切る為にも頻繁に食べておきたい食材。どうやら日本でも入手出来るようなので、食べ方をいろいろ紹介したいと思います。
ギリシャ料理 |
「ギリシャのごはん」アーカイブより
・夏のホルタ、ブリタとスティフノス:葉アマランサスの紹介、ギリシャ風のシンプルな食べ方など。
・グリストリーダ(スベリヒユ):食材としてのスベリヒユの紹介。スベリヒユと肉の煮込み。
・パースレーンの夏サラダ:夏によく食べられる葉野菜・スベリヒユのサラダの紹介。塩漬けレモンがアクセント。
葉野菜としてのアマランサス(アマランス)関連記事
・「アマランサス」ってどんな野菜? (東京ガス:食の生活110番Q&Aより)
・葉がおいしいアマランサス/宮城・JA加美よつば管内で収穫【東北】(農業新聞より)
・アマランサスの葉7日に間引き作業・伊那 (長野日報より)
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