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タイトル、「結構ギロス」ぐらいにしといた方がよかったかも

pork gyros
Σπιτικός γύρος

少し前に予告した通り、ギロス(風)のレシピを紹介します。と言っても、お店直伝!とかではなく、あくまでも私のオリジナルですのであしからず。

実はあれから「もうちょっとスパイス足してみよう」とかやってたら、段々ギロスからかけ離れてきたり...シンプルな味付けが一番それらしく出来るかな?という感じで、とりあえずはこのレシピに落ち着いています。


ギロスと言えば、スブラキと並んでギリシャのファストフードの一番人気なので、ギリシャ旅行中に食べた方も多いでしょう。スヴラジディコ(スブラキ屋)やギラディコ(ギロス屋)は至る所に見られ、住宅街の中にある密かな人気店を探すのも楽しいものです。

適当な大きさの肉を重ねて太い串に刺し、逆円錐形にまとめられたものがグルグルと回って焼かれる調理法が特徴で、名前もギリシャ語で「回る」に由来します。肉はこんがり焼けたところから、長い刀のようなナイフ(最近は電動ナイフも多いですが)でシャッシャッと削ぎ落とされ、ピタパンで巻いてサンドイッチにするか皿盛りで出されます。トルコのドネルケバブや中東のシャワルマと混同されることも結構あるのですが、ギリシャではギロスもスブラキも豚肉で作られる場合がほとんどです。次いで鶏の胸肉が多く、ドネルケバブタイプのラム&牛挽肉ミックスもたまに見かけます。

食べ方はサンドイッチか皿盛りか...と上で書きましたが、何と言ってもサンドイッチがおすすめ。肉をてんこ盛り、そして他にはジャジキ・オニオンスライス・トマト・フライドポテト(店によって)が定番ですが、もちろん苦手な具は抜いてもらったりできます(※)。ふんわりとしたポケット無しのピタパンに、フィリングのコンビネーションが素晴らしく、ファストフードだなんて馬鹿に出来ない美味しさです。よーく冷えたビールと一緒にどうぞ。

※外国人相手には英語で聞いてくれるかと思いますが、一応ギリシャ語でのオーダーの仕方をちょっと書いておきます。ギロピタを頼むと「アポーラ?(Απ’όλα)」と聞かれます。全部入れてもらう場合には「ネー(はい)」、例えば玉ねぎ抜きの場合は「ホリース・クレミディ」と答えましょう。テイクアウトの場合、その場で歩きながら食べるなら「スト・ヒェリ」(言わなくても大抵はそのまま渡されますが)、持って帰りたい場合は「パケト」と言うと包んでもらえます。

※Gyrosの日本語表記はギロス、イーロス、ヒーロス、ジャイロなど見られますが、標準的なギリシャ語の発音だとギロスとイーロスの中間ぐらいです。

【関連記事】
ギリシャの夏は、ギロスにビールがおいしい!(ATLANTIDA ギリシャ便り)

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豚肉のギロス風・クイックバージョン
フライパンで簡単にできるレシピを考えてみました。スローバージョンはもう少しお待ち下さい。

材料:(ピタサンド6個分)
豚肉ブロック(下記メモ参照)...400g
塩...小さじ3/4
白・黒胡椒...各小さじ1/8
おろしニンニク...1かけ分
おろし玉ねぎ...大さじ1(約1/4個分)
オレガノ...小さじ1/2
カイエンペッパー(好みで)...小さじ1/4
ラード又はオリーブオイル
ピーマン(好みで)...スライス3〜5枚

豚肉は分厚ければ適当な大きさに切り分け、一つ当たり厚さ約3cm、幅4〜5cmぐらいになるようにする。塩、胡椒、ニンニク、玉ねぎ、オレガノを揉み込み、丸一日冷蔵庫で寝かせる。

厚手の鍋かフライパンにラード又はオイルを適量熱し、肉を加え全面に軽く焼き色をつける。何度か返しながら、弱めの火でじっくりと焼く(焦げ付きそうなら、蓋をして蒸し焼きにする)。中まで火が通り、綺麗に焼き色がついたら火から下ろす。

pork手で触れるぐらいまで冷まし、薄くそぎ切りにする。ピーマンを入れる場合、これも小さく切っておく。


食べる直前に、もう一度フライパンで焼く。熱したフライパンにラードかオイルを適量入れ、ピーマンを加え柔かくなるまで炒め、肉を加えて周りが少しこんがりするまで中火で焼く。

MEMO:豚肉はモモ肉を使用しましたが、お好みで一部バラ肉を使ってもいいです。バラ肉を使う場合、二度焼きには油は必要無いかと思います。


ギロ・ピタ
言わずと知れた、ギリシャのファストフード。おうちで作ると立派なスローフードです。

材料:(6個分)
豚肉のギロス風...上記レシピ参照
ギリシャ風ピタ...6枚
ジャジキ...レシピの分量
赤玉ねぎ...中1個
パセリ...好みで1〜2本
トマト...中11/2個
塩、パプリカ(又はカイエンペッパー)

ギロス、ピタ、ジャジキはそれぞれのレシピを参照。肉汁や野菜の水分が出るので、ジャジキは少し硬めに作っておくのがおすすめ。

赤玉ねぎは薄切りにし、辛いようなら水に晒してから、しっかりと水気を切っておく。パセリを使う場合、微塵切りにして玉ねぎと混ぜ合わせる。トマトは薄めのくし切りにする。

ピタはレシピ通りに焼き、肉も同時進行で焼いておく。

紙の上にピタをのせる。真ん中にジャジキをのせ、肉、玉ねぎ、トマトものせて、塩とパプリカを好みでふりかける。

ピタを両端から巻き、開かないように紙でしっかりと巻く。

MEMO:あればフライドポテトを入れてもいいです。
塩分を気にされる方は無しでもいいですが、具に塩をふりかけることによってギロスらしさが増す気がします。
ギロピタを包む紙は、ツルツルしていないものの方が巻きやすいです。
結構沢山できますが、ピタと肉(一度焼いた時点でOK)はそれぞれ冷凍保存しておけます。

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