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今月のシンクロナイズドクッキングのお題は「」と「きのこ」。
最近魚好きになった家族の為に、魚料理のレパートリーを増やそうと思っていたところなので丁度いいタイミングです。

魚の扱いは初心者マーク付きで恥ずかしいですが、これ↓でエントリしてみます。

psaria liokafta
Ψάρια λιόκαφτα

ギリシャ風...と言うか、シミ島風?の魚の干物です。
干物というと、何となく和食をイメージさせる響きですが、魚介類を干したものは日本以外でもいろんな国で見られますよね。ギリシャでも、保存性を高めたり味を良くしたりする為に干物を作ります。有名なのは、やはりタコでしょうか?海辺のレストランの店先などで、タコが物干しにひっかけられているのはなかなか絵になる光景です。

今回ご紹介する干物は、家庭でも気軽に試せる一夜干しに近いタイプです。魚を開き、塩などの調味料をすり込んで干すだけ。同じ味付けで、すぐに焼いた魚も美味しいのですが、干すとやっぱり旨味が増すような気がします。

...と、馴れたようなことを言いますが、私は魚を捌いたりするのが大の苦手。今回もやらかしてしまったので、最初に告白しておきます^^;
上の写真では頭無しの干物になってますが、こちらでは頭を落としてから干すというわけではないんです。当初の予定では、付けたままのつもりだったんですけど、頭ごと半分に開いた時点で「ところで、目は取り除くんだっけ?」という疑問が(滝汗)試しに一つ除いた時点でゾゾーーーーッとして頭を切り落としてしまったというわけです。後で検索してみたら、目はそのままでよかったんですね。落とした頭は近所の猫にあげたので、彼らにとってはラッキーでしたが(笑)

2007.11.10 fish1干物にする魚の種類は、シミ島ではコリオス(ゴマサバ?写真下)やゴパ(上の二匹)と呼ばれるものをよく使うそうですけど、この他にはアジなどでも美味しくできそうです。
ゴパの日本名がわからなかったので、知ってる方がいらしたら教えて頂けると嬉しいです。


干す期間は1〜2日、触ってみて表面が乾いてる状態だったら完成です。炭火で焼いてみましたが、ここでも初心者な私。手間取ってたら、すっかり日が暮れてしまいました。

2007.11.11 dinner

慌ただしく、テーブルに並ベられた料理。せっかく炭火を起こしたのだから...と、パンやチーズも焼いてみました。パンは以前紹介したギリシャ風ブルスケッタです。チーズはMelocotonさんのブログで見てすごく食べたくなったスモークチーズのグリル(こちらで簡単に手に入るメツォヴォーネを使いました)なんですが、いい感じに網で焼いたのを耐熱容器で保温のつもりが溶かしてしまいました^^;

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さて、こうやって書いていると何だか手間がかかっているようですが、もっと簡単に作る方法もあります。干す場所が無い!という方には、ピチットシートに包んで冷蔵庫で仕込む方法がおすすめ。今回、ゴパ一匹とコリオスは外で干したんですが、試しにもう一匹のゴパをピチットシートでやってみました。

土曜の午後に仕込んで、外干しのは日曜の夕方に、ピチットのは月曜の夜に食べました。焼き方も簡単に、フライパンにクッキングシートを敷いた上で焼くという方法にしたんですが、どちらも同じように美味しかったです。いえ、実を言うとお手軽バージョンの方が美味しかったかも...私の味覚なので判断が怪しいものですが。

兎にも角にも、超おすすめなギリシャ風干物です。ワインで干物ディナーというのも、なかなかいいんじゃないでしょうか?簡単に作れるので、是非お試し下さい。

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オレガノ風味の魚の干物(プサリァ・リオカフタ)

材料:
好みの魚(小さ目の鯖など)

胡椒
オレガノ
オリーブオイル

2007.11.10 fish2魚はエラ、内蔵を取り除き、開きにする。背開き・腹開きのどちらでも。頭は好みで付けたままでも落としても可。綺麗に洗って水気を拭き取る。


普通に焼く時よりも多目に塩を振る。胡椒、オレガノも好みの量振り掛け、オリーブオイルを少し付けた手ですり込む。

1〜2日、表面が乾くまで外で干す。頭を付けたままの場合、目に紐を通して吊るすこが、洗濯バサミで固定しても。頭を落とした場合、尾を洗濯バサミで固定するか紐で縛って干す。ハエなどが付かないよう、ネットで覆いをするとよい。

食べる時に焼き、好みでレモンを絞りかける。

ピチットシート使用の場合:
塩、胡椒、オレガノ、オイルをすり込んだ後、ピチットシートに包んで冷蔵庫に入れる。一晩寝かせた時点でも食べられるが、1〜2日置いた方が美味。

MEMO:魚の種類については上で説明しています。ピチットシート使用の場合、私個人が試した限りでは2日ぐらいそのままでも大丈夫でしたが、必要に応じてシートを新しい物に交換して下さい。3日ぐらいは冷蔵でも美味しく食べられそうです。それ以上の保存には冷凍をおすすめします。

【関連サイト】
干物作りの参考になるサイトです。
http://www.himono.info/index.php?FrontPage
http://www.246.ne.jp/~yuichi-i/himono1.htm

干物の保存法、焼き方はこちらを参考にしました。
http://e-himonoya.net/?m=wp&WID=3044

ピチットシートのサイトです。
http://www.pichit.info/index.html

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