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ちょっと間が開いてしまいましたが、前々回の記事に載せたタコでもう一品作っていたのでした。

2010.04.21 octopus & fennel stew
Χταπόδι με μάραθο

クレタ島の料理で、タコ又はイカをフェンネルの葉と一緒に煮込んだものです。クレタ出身の知人から聞いたこの組み合わせを試してみたくて、以前ハニア方面へ出かけた時も探してみたんですが、残念ながら現地ではレストランのメニューに発見したものの食べることは出来ず、結局自分で作っています。

ギリシャ料理で本来使われるフェンネル(ういきょう。ギリシャ語ではマラソス)は一般的に野菜として出回っているお馴染みのフローレンスフェンネルではなく、根元の肥大しない細いもの。日本では沖縄料理に使われるそうですね。結構香りの強い草ですが、ギリシャではハーブと言うよりも葉野菜として、ふんだんに使われることも多いです。

この煮込みのポイントはタコとフェンネルの相性の良さ、そして最後の方に加えるオリーブが味に深みを出してくれます。
使用するオリーブはチャキステス(叩いてヒビを入れたタイプ)と呼ばれる小粒のグリーンオリーブが適しているのですが、普通のグリーンオリーブやカラマタオリーブでも美味しいので、入手しやすいタイプので気軽にお試し下さい。

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タコとフェンネルの煮込み(フタポディ・メ・マラソ)

材料:(2人分)
タコ...生のもの300g
玉ねぎ...小1個
オリーブオイル...大さじ2
トマト...中1個
葉フェンネル(ういきょう)...刻んで1カップ
ワイン(赤でも白でも)...1/4カップ
グリーンオリーブ...6〜10粒
塩、胡椒

タコはよく洗って水気を切り、ぶつ切りにする。玉ねぎはみじん切りにする。トマトはすりおろすか皮を剥いて刻む。

鍋に玉ねぎとオリーブオイルを入れ、蓋をして弱火にかける。時々蓋を取ってかき混ぜながら、色づかせないように蒸し炒めにする。

トマトを加え、果肉を潰しながら蓋をせずに中火で煮る。トマトが煮崩れてソースっぽくなったらタコを加える。

タコの身が締まってきたらワインとフェンネルを加え、蓋をして弱火で45分〜1時間、タコが柔らかくなるまで煮る。最後、汁気が多すぎれば蓋を取って煮詰める。

グリーンオリーブを加え、味が馴染むまで約10分煮込む。タコはそのものに塩気があるので、味見をして必要なら塩を加える。好みで胡椒も加え、味を調える。

MEMO:グリーンオリーブの代わりにカラマタオリーブでもいいです。