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クラシックなギリシャ料理のひとつ、牛肉のレモンソース煮(モスハリ・レモナト又はモスハリ・レモナート)です。久々に作ったので、やっとレシピを書きました^^;

2010.05.21 moschari lemonato
Μοσχάρι λεμονάτο

レモナトの和訳はレモンソース煮としましたが、作り方は大まかに分けて「レモンを最初から入れる派」と「レモンを仕上げに入れる派」があるようです。また、ニンニクは入ってない場合も多いけど、私達はたっぷり入れたのが好き。
私のレシピは叔母さんが作るのをお手本に考案したもので、スライスしたニンニクを多めに加え、レモンは仕上げに入れています(叔母さんはどうやって作っているのか知らないけど)。

煮汁はそのままだとサラサラなので、仕上げに加えるレモンには小麦粉を溶いて加え、適度なとろみの付いたソースに仕上げます。片栗粉などでとろみを付けるテクニックと同じですが、ギリシャ料理ではデルビエ(トルコ語に由来)又はアレヴロレモノ(小麦粉+レモンという意味)と呼ばれ、特にクレタ島の料理によく用いられるようです。

赤身をさっぱりとレモン味で仕上げたモスハリ・レモナトは、肉の煮込み料理の中では比較的あっさりとしているので、これからの時期にもぴったり。
この料理の付け合せにはピラフなんかもいいですが、特にフライドポテトがおすすめ。ソースが美味しいので、残さず味わえるようにパンも用意して下さいね。
あとはサラダとフェタチーズと美味しいワインがあれば、とってもギリシャなメニューの完成です。

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牛肉のレモンソース煮(モスハリ・レモナト)

材料:(2人分)
仔牛又は牛赤身肉ブロック...300g
塩、胡椒...適量
玉ねぎ...小1個
ニンニク...2~4かけ
オリーブオイル...大さじ1~2
白ワイン...1/4カップ
小麦粉...小さじ1 ½
レモン汁...大さじ2

牛肉は脂身があれば取り除く。1cm厚さぐらいに切り、しっかり目に塩胡椒をする。時間があれば数時間冷蔵庫に入れて寝かせる。

玉ねぎは微塵切り、ニンニクはスライスする。

フライパンを熱してオリーブオイル大さじ1を加え、牛肉を両面焼く。この時、フライパンにこびり付いた肉汁が黒焦げにならないよう注意。適度に焼き色が付いたら玉ねぎとニンニクを加え軽く炒め、白ワインを加えさっと煮立てる。

厚底の鍋に汁ごと移し、水1/2カップを加える。クッキングペーパーで落し蓋をし、さらに蓋をして弱火で約1時間半(肉の質によって煮込み時間は変わります)柔らかくなるまで煮込む。途中、もし汁気が少なくなり過ぎたら水を少し足す。

小麦粉をレモン汁で溶いて鍋に加え、ソースにとろみが付いて小麦粉の生っぽさがなくなるまで少し煮る。味見をし、必要に応じて塩、胡椒、レモン汁で味を調える。

MEMO:レモン汁の量はお好みで加減して下さい。
肉と肉汁の焦げ具合によってソースの味と色に少し変化が出ますが、焦がしすぎると美味しくないので気をつけて下さい。薄くてこれぐらい(記事の下の方に写真があります)でもOKです。

バリエーション:お好みでオレガノを加えても。オレガノ入りのは“リガナト”と呼ばれることもあります。

鍋に少しだけ残ったソースも美味しく利用しちゃいましょう♪
茹でたヒロピテス(又はイタリアの卵パスタ)とバターをひとかけら加えて和え、お好みでチーズを振りかけるだけ。我が家では、翌日のランチの定番です。

姉妹レシピ、レモンソース仕立てのチキンロールもおすすめです!