鉄分チャージ♪

2014.12.10 salata me fakes ke pantzaria
Σαλάτα με φακές και παντζάρια

子供の頃から貧血気味な私。体が求めているのか、鉄分豊富な食材を無性に食べたくなることがよくあります。
それは青菜だったりレバーだったりすることもあるのですが、昨日はレンズ豆とビーツ。この2つを合わせてスモークフィッシュをトッピングしたものが大好きで、たまに作るサラダです。

ちなみに塩漬けやスモークにした魚は豆と相性がいいとされ、ギリシャでは定番の組み合わせです。このような魚の保存食って今では結構高いですが、古くは豆と並んで「貧乏人の食べ物」でした。
いつも思うのですが、貧しいとされる料理って、健康的で滋味深いものが多いですよね。この組み合わせの場合、高塩分な魚は健康的とは言えませんが、量にさえ気をつければ味のアクセントとなってとても効果的です。

サラダはレシピと言うほどのものではないので、入れた材料や簡単な説明だけ……。

レンズ豆は、程よい硬さに茹でておきます。冷めたり酸味のものを加えると少し硬くなるので、その分を計算して、ちゃんと柔らかくなるまで煮るのが好み。もちろん、ドロッとしたら仕上がりが悪くなるので茹で過ぎは禁物ですが。

ビーツは皮を剥かず丸ごと茹でるかオーブン焼きにしたものを使用。皮を剥いて、さいの目切りにして、塩、胡椒、ニンニク少し、ワインビネガー、オリーブオイルで和えておきます。面倒なら、パックの茹でビーツを使ってもOK。その場合、色も味もあっさり(薄め)になります。

レンズ豆もビーツもここまで前もって準備しておけますが、私はレンズ豆は室温か少し温かいぐらいが好きなので、冷蔵庫に入れてあった場合は少し温めます。しっかり汁気を切ったレンズ豆と、ビーツ、その他好みの材料を混ぜてできあがり。味付けは塩、胡椒、ワインビネガー、オリーブオイル。その時の気分や副材料によって、オクシメリかバルサミコのような少し甘いビネガーにしたり、ペティメジ(カラメルのような、ぶどうのシロップ)を少量入れて味に深みを出してもいいです。

今回他に入れた材料は、玉ねぎスライス、ねぎ小口切り、ディル粗みじん切り。スモークうなぎをトッピングしましたが、このサラダにはスモークサーモンやスモークへリング(ニシン)など、もっとしっかりした味のものの方が合います。
また、グリルした魚と合わせても美味しいし、魚じゃなくチーズのトッピングもおすすめ。フェタチーズや、フレッシュ系の白いチーズがよく合います。
そしてもちろん、トッピングなしでも美味しいです。

基本はレンズ豆とビーツというだけで、あとはかなり自由にアレンジできるサラダなので、気軽にお試しください。