今シーズンの「巻き巻き」、とりあえず一段落……あまり代わり映えしない絵面ですが、自分用メモとして載せておきます。

2015.07.10 dolmadakia me pligouri

これは先日作った挽き割り小麦のドルマダキァですが、シーズン最初から、作った順に説明を。


2015.05.05 vine leaves

ドルマデス(ドルマダキァは、小さいドルマデスという意味)に必要な、ぶどうの若葉。瓶詰め(※)のが売っているので一年中いつでも作ることができますが、柔らかくて風味のいい生の若葉は格別なので、基本的に私は生葉がある時期にしか作りません。

葉の品質の重要さはどのドルマデス/ドルマダキァにもあてはまることですが、一般的な瓶詰めの葉だと生葉のように柔らかく煮えないのでおいしさが半減してしまいます。葉とフィリングの一体感が重要。

※ぶどうの葉の瓶詰めは、グルメショップなどで売っている黄緑っぽいのが高品質なので、少し高くてもそちらの方がおすすめです。


2015.05.05 dolmadakia yalantzi1

シーズン最初のドルマダキァは、ハーブたっぷりの「ヤランジ」と決めています。
玉ねぎ、ねぎ、ハーブ(パセリ、ディル、スペアミント)をざくざく刻んで調味料を加えて混ぜたら、この時点ですでにおいしそう♪何度も書いてますが、オリーブオイルをたっぷり加え、塩辛く(煮ると薄まるので)味付けするのがポイントです。
ここに米と好みで松の実やカランツを加えてフィリングのできあがり。


2015.05.05 dolmadakia yalantzi2

写真の日付けを見ると5月5日になってますが、子供の日の定番だった祖母のちまきを思い出しながらドルマダキァを包んでいました^^

鍋にきっちり並べ、葉っぱと米が柔らかくなるまでじっくり煮込みます。この煮込んでる時の香りがまたいいんですよね〜。


2015.05.05 dolmadakia yalantzi3

肉なしのドルマダキァは室温もしくは冷蔵庫から出したそのまま食べます。そこそこ日持ちするので、毎晩のメゼタイムのお楽しみに。


2015.07.09 dolmadakia me kima1

2番目は、やはりお決まりの肉入りドルマダキァ
家族はこれが大好きなので、頑張っていくら作っても足りません……。

我が家の肉入りドルマダキァは普通のよりかなり小さく包むので、手間も倍かかります。市場で葉を買ってきたら、洗って下茹でし、さらに小さく切る(一枚の葉で4〜8個ぐらい作ります)ところまでがその日の作業。
翌日に残りの作業をするのですが、これもまた手間がかかります。普段はフラッペでも飲みながら何時間もかけて包みますが、今回いきなり出かける用事ができてしまったので1時間ぐらいのハイスピードで包みました^^;


2015.07.09 dolmadakia me kima2

ベジヴァージョンのドルマダキァは数日楽しめるけど、肉入りのは売れ行きがよすぎて私の分を確保するのも大変なほど。なんとか小皿に1杯分は死守したので、ロゼワインのお供に。
後ろに並んでる他のメゼは、ししとうっぽい唐辛子の素揚げ、メロン、ミニトマト、グラヴィエラチーズです。


2015.07.10 dolmadakia me pligouri2

定番2種を作ったら、それほど一般的ではないフィリングのを作りたくなります。シミ島のレンズ豆入りドルマダキァも食べたい気分だったのだけど、手持ち材料の都合で挽き割り小麦(プリグリ、ブルグル)と野菜のフィリングにしてみました。

挽き割り小麦を使ったドルマデスは、以前挽き肉入りのを載せましたが、野菜のも当然おいしいです。今回は使ってしまいたいズッキーニがあったのでそれと、あとはにんじん、玉ねぎ、にんにく少々。味付けは塩、胡椒、乾燥ミント、オリーブオイル、トマトペースト、レモンです。


2015.07.10 dolmadakia me pligouri3

同じ作り方で米を使ってももちろんOK。似たレシピを以前載せてますので、こちらを参考にどうぞ。挽き割り小麦の方が、比較的軽い食感に仕上がります。


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