そんなわけで、先日仕込んだどぶろくの結果報告を。

2017.01.18 doburoku

これが沸き始めたところ。
どぶろくはもう何度も作っていますが、毎回出来が少しずつ違うので、おいしくなるかいつもドキドキ……まず結果から言うと、今回かなり好みの味に仕上がりました。

基本的に、あまり長く置くよりも発酵がまだ活発でシュワシュワした状態で飲むのが好きです。いい感じの味だと思ったら、漉してボトルに詰めます。

2017.01.21 doburoku

シュワ〜〜〜
今回それほど炭酸は強くないけど、甘味も残しつつすっきりとした飲み口。雑味なく仕上がり満足です。
作り方は、有名な「シャンパン風ドブロク」をベースにしてますが、私はヨーグルトの種菌は入れず、イーストはごく微量で仕込んでいます。
ちなみに米はギリシャ米。ギリシャ米は日本米と比べて「おいしくない」(日本人からすると、という意味で。普通の炊き方で日本米の代わりに食べたりしてますが、冷めるとボソボソします)ので、酒米としてはもしかしてなかなかいいのでは?と思います。


2017.01.21 doburoku2

毎晩、少しづつ飲むのが楽しみな今日この頃です。
この日は缶詰タコとひよこ豆のサラダと。


2017.01.22

するめの天ぷらを肴に、二種類飲み比べ。
漉す時は、ガーゼを敷いたザルにあけて、短時間でざっと落ちる分をまずボトル詰め。あとは冷蔵庫で1日2日置いてゆっくりポタポタ落としたの、最後ガーゼを絞ってとった分と三段階に分けます。
この時の飲み比べは最初にボトル詰めしたスパークリングどぶろくと、もうひとつはゆっくり落としたどぶろくの下の部分だったかな?濁りのない上澄みは別にしたので。このどぶろくの下の部分も、コップに入れて置いておいたら固形分が沈んで二層になっています(発酵が落ち着き炭酸ガスは出ないので分離したまま)。
混ぜずにまず上の澄んだ部分を味わってみたところ、自己評価ですが普通に酒として飲むにも耐える味でした。いまひとつの出来だと料理用にするのですが、今回少しだけとれた「清酒」は全部飲んでしまいそう。

おいしいのが出来ると、またすぐに作りたくなるものですね。麹を再び作ったので、どぶろく第二弾も仕込み予定です。



さて、ここからは2013年終わりに作って載せそびれていたどぶろくの画像です。

2013.12.26 sparkling doburoku

注いでるところを今回のと比較してわかるように、ものすごくシュワシュワ。


2014.01.20 doburoku

発酵が落ち着いてから、瓶に詰めたところ。


2014.01.23 seisyu

上澄みをそーっと移すという簡単な方法で、これだけの「清酒」がとれました。色が黄色っぽいですが、本来の清酒は黄金色をしているそうです(関連書籍2)。


2014.01.25 seisyu

この時は確か少しだけ飲んで料理用に回したのですが、どぶろくを料理酒として使うには、濁ったままだとかなり用途が限られるので、澄ませた方がいいです。


【関連書籍】
1.台所でつくるシャンパン風ドブロクー30分で仕込んで3日で飲める:どぶろく愛好家の間ではおなじみの「シャンパン風ドブロク」。ネットで出回っているレシピもこれを参考にしたものが多いようですが、気軽に作れる「民衆の酒」としては、やはりこれが一番おいしくできる確立が高いと思います。シャンパン風ドブロクの作り方のほか、さまざまなどぶろくの話や自家製ワイン、ビールの作り方も紹介。



2.わが家でできるこだわり清酒ー本格ドブロクも指南:もっと手の込んだどぶろく、そして清酒も作ってみたい方におすすめの一冊。麹作りから詳しく書かれていて、読んでるだけでも楽しいです。



3.図解文集 世界手づくり酒宝典:日本各地、そして世界の手作り酒類のレポート。日本だけでも実にさまざまな酒があり、貴重な記録だと思います。この本に登場する皆さん、それぞれがいろんな工夫をされていて、自分でも試してみたくなります。

 


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