今日は、生神女福音祭とギリシャ独立記念日のダブル祝日。カラッと晴れた空に青と白のギリシャ国旗がはためいています。

2017.01.31 herring & potatoes
Ρέγγα γιαχνί με πατάτες

宗教の決まりごとでは、イースターまでの断食期間中(動物性食品が禁じられている)ではありますが、魚を食べることが許される日です。今日の魚料理はまだ準備中なので、以前作って載せそびれていた魚料理をとりあえず。

この日によく食べられる魚は干しダラですが、ニシンやサバの燻製もギリシャでは親しまれている魚の保存食です。そのまま、あるいは少し手を加えてメゼや副菜として出されるほか、こんな煮込みにしてもおいしいです。

燻製ニシンとポテトの煮込みは、少しのニシンでおなかいっぱいになれる、いわば「貧乏料理」。ニシンの塩気と風味たっぷりで、意外とパンチの効いた一品です。



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燻製ニシンとポテトの煮込み

材料:(4人分)
燻製ニシン...1匹
じゃがいも...1kg
玉ねぎ...中1/2個
オリーブオイル...大さじ4
トマトペースト...大さじ2
ベイリーフ(あれば好みで)
胡椒

ニシンは骨と皮を取り、食べやすい大きさに切る。じゃがいもはくし切りもしくは大きめの一口大くらいに切る。玉ねぎは粗みじん切りにする。

鍋に玉ねぎとオリーブオイルを入れ蓋をして弱火にかける。時々蓋を取ってかき混ぜながら、色づかせないように炒める。玉ねぎが柔らかくなったらトマトペーストを加えオイルとなじませるように炒め、じゃがいもを加え全体にからめる。

ひたひたぐらいに水を加え、好みでベイリーフも入れ蓋をして煮込む。じゃがいもが柔らかくなってきたら、ニシンも加え胡椒をふって混ぜ合わせる。

ソースが煮詰まり、じゃがいもが完全に柔らかくなったらできあがり。すぐに食べず、少し温かい程度になるまで置いて味をなじませる。

MEMO:挽いてない粒胡椒を入れて作るのも好きです。その場合は最初から加え煮込みます。ニシンの塩気が強いので塩は入れませんが、塩分の少ないニシンを使う場合は味を見て塩を加えて下さい。夏場はトマトペーストでなく生トマト(大きめ1個)をすりおろして使うといいです。