昨日はカサラ・デフテラ(聖灰月曜日)で祝日でした。
カーニバルが終わり、パスハ(復活祭、イースター)までの断食期間が始まる日です。

2018.02.19

ギリシャ正教の断食(斎)は、大まかに言うと動物性の食品が禁じられるということです。なので復活祭までは、肉はもちろん卵や乳製品もなし。日によっては油も抜いたりと、細かく決まっています。実際のところ、あまり気にせず普段通りの食事をするという人の方が多いよう。聖灰月曜日は、本来は質素にするべきである気はしますが、断食期間中も食べていい魚以外のシーフードの料理を並べた豪華な食卓を囲むのが定番となっています。

毎年書いている通り、うちは断食期間中も全く普段通りの食生活なのですが、行事食として一応この日は肉なしにしています。家族はシーフードを食べないし、今年はあまり時間もなかったので、「あるものだけで簡単に」がテーマの地味メニュー(笑)カサラ・デフテラに食べる平たくて大きなラガナというパンは焼きましたが、あとはこの日の定番タラモサラタや簡単な野菜料理だけ用意しました。

ラガナは元々発酵なしのパンと言われていますが、現代においてはイーストで発酵させた普通のパンが一般的です。うちで作る時は、簡単なサワードウを起こしておいて少し入れて作っています。ラガナと一緒に盛ってあるのは、今ちょっとレシピを書こうかなと思って試作中のラスク。

他の料理は、タラモサラタ(今回はポテト入りで)、ビーツのサラダとスコルダリァさやそら豆の煮込み、レヴィソケフテデス、秋に作った皺オリーブ、缶詰のムール貝マリネに玉ねぎと唐辛子を足しただけのもの。あと並べ忘れましたがトマトときゅうりのサラダ、メリジャノサラタも。レヴィソケフテデスはひよこ豆のミートボール風ですが、ギリシャでは茹でたひよこ豆で作るのと生のひよこ豆で作るのがあり、今回は生ひよこ豆を使ったタイプでファラフェルに似ています(玉ねぎ、にんにく、ねぎ、ディル、ミント入り)。


2018.02.18

カーニバル期間に話は戻り、最後の週はチーズや乳製品をいっぱい食べるチーズ週間(ティリニ)でした。では久しぶりにあれも……と食べたくなったガラトピタ(ミルクパイ)。うちでは手打ちフィロ生地でよく作るのですが、他にやることがいっぱいあって焦ったら結構手早くできました(普段からこうありたい)。


2018.02.17

土曜には青空市場でシーフードを買いかけましたが、今回はやっぱり見送り。なんだかちょっと高い気もしたし。
作りたいものがあるので、またそのうち魚市場まで出向こうと思います。


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