3月の特売の時に買って、いつか使おう……と寝かせてあった干し鱈の存在をふと思い出しました。

2018.06.22 salt cod
Μπακαλιάρος με φρέσκια ντομάτα και ελιές

夏にぴったりな、手早くできて軽い1品を作りたいな〜と思ってできあがったのがこちら。ギリシャ料理の定番干し鱈料理でトマト系はオーブンで焼くのが一番よく知られてますが、暑い時にオーブン料理はなるべくしたくないですよね。こっちのオーブンって大きいから、使うと部屋が暑くなるし。

というわけで、フレッシュなトマトの風味を生かしてさっと火を通す作り方のを考えてみました。鱈の塩抜きに時間はかかりますが、あとは本当に簡単。フライパンひとつでできるので、後片付けも比較的楽です。

添えてあるのはズッキーニのソテーにフェタチーズをトッピングしたもの。細長く切ったズッキーニを少しこんがりするまでオリーブオイルでソテーして、軽く塩胡椒。器に盛って、砕いたフェタチーズを散らします(もうちょっと凝りたいなら、レモンの皮すりおろしをかけても)。

写真にはありませんが、シンプルなピラフと一緒に食べたらとてもおいしかったです。


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干し鱈のフレッシュトマト&オリーブソース(バカリァロス・メ・フレスキァ・ドマタ・ケ・エリェス)

材料:(2人分)
干し鱈...2〜3切れ
トマト...中〜大きめ2個
オリーブ(黒、緑どちらでも)...10粒
にんにく...1かけ
赤唐辛子(乾燥でも生でも)...好みで少々
小麦粉...適量
オリーブオイル...大さじ3
白ワイン...大さじ2(あれば)
オレガノ(好みで)...ひとつまみ

パセリまたはバジル...仕上げ用に適量

干し鱈は塩抜きをし、皮や骨を除き食べやすい大きさに切る。キッチンペーパーで水気を拭き取っておく。

トマトは皮をむいて(気にならなければ皮ごとでも)刻む。オリーブは種を取って半割りまたはスライス、にんにくは粗みじん切り、唐辛子は刻んでおく。

鱈に、ごく薄く小麦粉をまぶす(袋を使うと簡単です)。

フライパンを熱し、オリーブオイル約半量を加え中火で鱈を焼く。前面が軽く色づくまで焼いたら火を弱め、端に寄せて空いたところに残りのオリーブオイルとにんにく、唐辛子を加える。さっと炒めて香りが立ったら、オリーブも加え少し炒める。

端に寄せてた鱈に絡めるようにさっと炒め、白ワインを加え混ぜる。アルコールが飛んだら再び鱈を端に寄せて、空いたところにトマトとオレガノ、塩少々を加える。

器に盛り、刻んだパセリかバジルを散らす。
トマトを混ぜながら中火で煮、崩れてきたら鱈とあわせてソースにとろみが出るまで煮る。

MEMO:鱈の塩抜き加減がポイントで、塩辛すぎても塩を抜きすぎてもいまいちです。少し余裕のあるサイズのフライパンで作って下さい。鱈とオリーブの塩気があるので、ソースはほとんど塩なしで大丈夫かと思います。干し鱈がない場合は甘塩鱈でも作れますが、身がやわらかいので崩れやすくなります。