今月末にイースターを控え、サラコスティ(断食期間)も残りわずかとなってきました。この時期に載せておきたかったサラコスティメニューのレシピがまだできていません……うちは普段どおりの食事ではありますが、なんとなく

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Πατατόπιτα με τυρί

さて、この時期なんとなく気になるのが数ある野菜パイのひとつ、ポテトパイです。普段も売ってるのかもしれませんが、ベーカリーや軽食スタンドで見かけると、なんとなく食べたくなる存在。最近はまたパイ作りたいモードなので、久々に作ってみました。


2019.04.03 patatopita me tyri2

断食メニューの話から入っておいてなんですが、家族受けを考慮してまずはチーズたっぷりヴァージョンから。玉ねぎとじゃがいもを蒸し炒めにし(じゃがいもは茹でたのを使う人も多いです)、フェタチーズと溶けるタイプのチーズを加えました。


2019.04.03 patatopita me tyri3

少し前にご紹介したマカロニパイと似た系統で、ダブル炭水化物にたっぷりチーズという、カロリーを気にしちゃいけない一品(笑)ワインにもよく合います!フライドポテト以外じゃがいもはあまり食べない次女も、チーズのおかげでこれは気に入ってくれました。


2019.04.05 patatopita nistisimi
Πατατόπιτα νηστίσιμη

そして、ニスティシミ(断食ヴァージョン)のポテトパイも。こちらはフィリングにポロねぎも加え、ひとり分ずつの渦巻きパイにしてみました。動物性食品を一切使わないので、ヴィーガンの方にもおすすめです。

ポテトパイはコロッケを思い出させるような味で、ちょっと多めに作っておいて朝食に食べるのも好きです。今回はハーブなどは使わずシンプルな味に仕上げてみました。レシピは最後に書いておきますので、ぜひお試し下さい。


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Μανιταρόπιτα νηστίσιμη

使い切りたいマッシュルームがあったので、ついでにこれもパイにしました。以前にも何度か載せてますが、これはチーズなどを入れないニスティシミのマッシュルームパイです。フィリングの作り方はシンプルで、玉ねぎ少しとマッシュルームをオイルで炒め、塩胡椒で味付けしただけ。ジューシーに仕上げるため、水分を完全には飛ばさず最後に小麦粉を少し振り入れて汁にとろみをつけています。

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チーズたっぷりポテトパイ(パタトピタ・メ・ティリ)

材料:(直径18cmのパイ皿1台分)
マケドニア風折りパイもしくは普通の手打ちフィロ生地(リンク参照)
フィリング:
玉ねぎ...小さめ1/2個
じゃがいも...250g(大1個ぐらい)
オリーブオイル...大さじ1〜2
塩、胡椒
牛乳...1/4カップ
フェタチーズ...100g
溶けるタイプのチーズ...80g

フィロ生地はリンク先のレシピを参照して作っておく。

フィリングを作る。玉ねぎはみじん切りまたは薄切りにする。じゃがいもは皮をむいて小さく切る。玉ねぎとオリーブオイルを鍋に入れ、蓋をして弱火にかける。時々蓋を取ってかき混ぜながら炒め、色づきかけたらじゃがいもを加え、軽く塩胡椒してかき混ぜる。

必要に応じて水を少量加え、再び蓋をして蒸すように炒める。じゃがいもが柔らかくなったら牛乳を加え火から下ろして冷ます。

フェタチーズはフォークで細かく砕き、溶けるタイプのチーズはすりおろす(フードプロセッサーで細かくしてもいいです)。チーズをじゃがいもに加え、じゃがいもをある程度潰すように混ぜる。胡椒と、必要なら塩も加え味をととのえる。

上記リンクのレシピを参照にフィロ生地で包み、焼く。

MEMO:市販のフィロ生地やパイシートで作ってもいいです。好みでハーブ(オレガノやディル)を加えても。

バリエーション:チーズなしのポテトパイは、じゃがいもの量を増やし牛乳やチーズは抜きで作ります。塩が少ないと味がぼけるので、しっかり味付けするのがポイントです。