昔はあんずの時期ってもっと短かったと思うんですが、気のせいでしょうか?

2019.08.11 chicken with apricot
Κοτόπουλο με βερίκοκα

シミ島のヨルゴスのタベルナで昔食べたターキーとドライフルーツのクリームソース煮をふと思い出し、チキンとフレッシュなあんずで似たものを作ってみました。

料理の画像を探して、あれはいつだったかな……と過去記事を辿ってみたら、思ってたよりかなり前のことでした。



2006年の記事です。

シミ島にこういう料理があるというわけではなく、シェフが思いつきで作ってみた日替わり料理だそう。家庭料理でもありそうな感じですね。クリーム系のソースは、ギリシャのお母さんやおばあちゃんの料理っぽくエバミルクを使ってみました。

ギリシャではなぜかエバミルクがポピュラーなんですが、コーヒーに入れたりするほか、料理やお菓子にもよく使います(生クリーム感覚?)。何にでもエバミルクってほどでもないけど、安くてお手軽なので使い方によってはなかなかいいですよ。




あんずはフレッシュなものを使うと酸味がアクセントになり、ドライだと甘く仕上がります。どちらでもお好みでどうぞ。いずれもピラフを添えて食べるのがおすすめです


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チキンとあんずのクリームソース煮(コトプロ・メ・ベリココ)

材料:(2人分)
鶏胸肉...300g
塩、胡椒
ディジョンマスタード...小さじ1
おろし玉ねぎ...大さじ1
あんず(生またはドライ)...6〜8個
にんにく...小1かけ
小麦粉...適量
オリーブオイル...約大さじ2
バター...20g
白ワイン...1/4カップ
エバミルク...1/2カップ弱
チキンブイヨン...1/2カップ

鶏肉は食べやすい大きさに切り、塩小さじ1/2強と胡椒、マスタード、おろし玉ねぎを加え混ぜ、できれば数時間冷蔵庫で寝かせる。

あんずはドライの場合戻しておく。大きさによって、半分〜1/4に切る。にんにくはみじん切りにする。

鶏肉に小麦粉を薄くまぶす。フライパンを熱し、オリーブオイルをひいて鶏肉を焼く。両面が軽く色づくよう焼いたら、にんにくを加え炒め合わせる(焦がさないよう注意)。

鶏肉を端に寄せ、バターとあんずを加え軽く焼いてから鶏肉と炒め合わせる。

白ワインを加え、アルコールが飛ぶまで煮たらエバミルクとブイヨンを加える。鶏肉に火が通ってあんずが柔らかくなり、ソースにとろみがつくまで煮たらできあがり。塩胡椒で味をととのえる。


MEMO:エバミルクの代わりに牛乳か生クリームでもいいです。生クリームの場合は量を控えめにするか低脂肪のを使った方がいいかも?どれを使うかによって、軽め〜リッチなソースになり仕上がりと味わいが変わってきますが、それぞれおいしいと思います。
添えてあるピラフは、米粒型パスタ(細かく砕いたエンジェルヘアーパスタでも)をオリーブオイルまたはバターで炒め、パーボイルドライスと水適量、塩少々を加え炊いてあります。