おすすめ食品・食材

2019年07月25日

スマダとあんずのアイスクリーム

フルーツ好きには天国のような、夏のギリシャ。初夏から出回るあんずも、さまざまな種類のを見かけます。

2019.07.21 soumada & apricot ice cream
Παγωτό σουμάδα με βερύκοκο

あんずに関しては、そのまま食べておいしいもの、生だといまいちなものがあって見極めがちょっと難しかったりもします。同じ時に買ったものでも個体差があったり。でも、そういうあんずでもジャムやお菓子に加工すると香りや酸味が立って間違いなくおいしいですよね。

杏干し(梅干もどき)用に買った小さめのあんずの、少し傷があったりするものを適当なジャムにしておいたのですが、タルトにするには量が少ないしどうしようかな……と放置していたらこのアイスクリームを思いつきました。

まずは、スマダと呼ばれるアーモンドシロップについて書いた過去記事をご覧ください。



ビターアーモンドが手に入らないのであんずの仁(杏仁)を入れて作ったのですが、それをパンナコッタやアイスクリームに使ってもとてもおいしかったのです。スマダアイスクリームをさらにアレンジして、あんず入りっていいのでは?と作ってみたのがこちら。「親子アイス」的なコンセプトです(笑)


2019.07.20 soumada

今回使ったのは、ニシロス島のスマダ。スマダは他の地方でも作られさまざまなバリエーションがありますが、ニシロス島のはビターアーモンドと砂糖で作られる薫り高い飲み物です。



ニシロス島、いいところですよ

ちなみに、ニシロス島でもスマダアイスが売っていたので食べてみたのですが、ニシロス在住のyetiherderさんによると数年前から見るようになったとのこと。大きな声では言えませんが、自家製の方がおいしかったです

私のスマダアイスクリームはスマダの味を生かし卵不使用であっさり目に仕上げてみました。レシピを書いてみたので、材料が手に入ったらぜひお試し下さい!

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sevam_a at 19:47コメント(2)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2019年07月05日

やっぱりおいしい、我が家のドルマダキァ

最近はいろいろ余裕がなくて旬を逃してしまいがちなのですが、ぶどうの葉っぱは滑り込みでいろいろ楽しんでいます。

2019.07.02 dolmadakia1

もちろん、我が家で一番人気の肉入り・トマト風味のドルマダキァも作りましたよ。ドルマダキァってちょっと手間がかかるので前日に葉っぱの下茹でをしておくんですが、うちの肉入りドルマダキァはかなり小さく作るので、茹でた葉を3〜8つに(葉の大きさに応じ)切っておきます。


2019.07.02 dolmadakia2

フィリングに使う挽き肉は若い牛の肉で脂や筋のない部位を挽いてもらったもの。ハーブは最低限パセリを入れますが、ミントもあった方がさらにおいしいです。


2019.07.02 dolmadakia3

こんな風に葉っぱをいっぱい並べてフィリングをのせ、一気に巻いていきます。小さく包むので時間がかかりますが、流れができていると割と手早くできます。


2019.07.02 dolmadakia4

葉っぱ250gで大き目の鍋に3段分できました。わざと、ちょっとラフな感じに巻いて並べています。大きさは全体的に小さいのだけど、豆粒大から小さい一口大くらいのまでまちまちです。


2019.07.02 dolmadakia5

煮えたら、ちょっと休ませてから鍋をゆっさゆっさと揺さぶって上下を返すとこんな風になります。上の段がどうしても味薄めになっちゃうんですよね〜。そのこともあり、ここからさらにちょっと休ませた方が味がなじんでいいです。


2019.07.02 dolmadakia6

はい、どうぞ〜。と、皆さんにお届けできないのが残念!

作ってみたい方は、かなり前に書いたレシピですがこちらを参考にしてみて下さいね。
おばあちゃんのドルマダキァ


ぶどうの葉は瓶詰めのを通販で入手できますが、少し硬かったりするのでその場合は少し長めに下茹でをしてから使って下さい。


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sevam_a at 17:35コメント(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年03月14日

ギリシャのフードエキスポに行ってきました!

3月10日から12日まで、ギリシャ最大の食品・飲料の展示会Food Expo Greeceが開催されていました。商談を目的としたバイヤー向けの専門展示会ですが、去年に引き続き今回もお邪魔する機会がありましたので、最新のギリシャ製品やトレンドをチェックしてきました。

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会場はアテネ国際空港近くのメトロポリタン・エキスポという大型の展示施設。4つのホールに分かれています。



まずはこちらをトップでご紹介しましょう。
親しくさせて頂いてる、カルポスカンパニーさんです。

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以前に何度かこのブログでも紹介しましたが、経営者の1人が日本人女性なんですよ。製品パッケージのデザインを手がけたり、最近ではケータリング事業を起こしたりと、とてもパワフルで多才な方です。


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カルポスカンパニーではギリシャ各地から選りすぐったグルメ食品を取り扱っています。ケイパーバルサミコビネガーなどご紹介しましたが、お世辞抜きで、どれも本当においしくておすすめ。


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素敵なパッケージなので、プレゼントにもぴったりです。


去年試食させてもらって、これはいいなと気に入ったものがあったのですが……。

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日本で販売する準備が進んでいるのだそうです。このスナック、乾燥オリーブが入っているのがめずらしいですよね。その味と食感が、なんともいいアクセントになっているのです。

※展示会ブースおよび展示製品の画像はカルポスカンパニーさんのFacebookページからお借りしました。

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sevam_a at 20:31コメント(2)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2018年02月09日

ピリオの山菜 チチラヴラのピクルス

前回の記事でちょっと触れた「チチラヴラ」。テレヴィンソスという木の新芽のことで、ピリオ山の特産品です。

2018.02.08 tsitsiravla

学名はウルシ科カイノキ属のPistacia terebinthus。和名はテレビンノキ(?)ですが、聖書に出てくるテレビンノキはパレスチナのテレビンノキ(Pistacia palestina)で別物らしいです。

ギリシャ人でも誰もが知っているメジャーな食材ではないのですが、それもそのはず。この木自体はギリシャ中で見られるものの、食用とされるのはピリオだけだそう。貧しい時代、深刻な食糧不足に苦しんでいた人々は、野山に生えるあらゆる植物を食べていました。チチラヴラもそのひとつでしたが、現代ではピリオの名物として定着しています。チプロ(ギリシャのポマースブランデー)のおつまみに最高とされ、チプラディコ(チプロとおつまみを出すヴォロス風の居酒屋)でも定番。ヴォロス以外にあるチプラディコでもよくメニューに載っているので、見かけたら食べてみてください。


2017.04.23 tsitsiravla

食用となるのは、柔らかい新芽の部分。4月に新芽を収穫し、茹でてサラダのように食べたりピクルスにして保存食に。ピクルスは、茹でた新芽をビネガー入りの塩水と一緒に瓶詰めにします。個人的には、あまりビネガーっ気がない方が好みです。


2018.02.08 tsitsiravla1

チチラヴラは独特な風味があり好き嫌いが分かれそうなのに加え、売っているのは結構当たりはずれがあったりもします。ブログ初期の記事に書いた、アニリオという村のがとてもおいしかった記憶があるのですが、あの癖になる感じは何だったんだろう?


2017.04.23

今回のこれはずいぶん前にアテネのエクサルヒア地区の公園で開かれてたマーケットで見かけて買ったのですが、しばらく経ってから開けてみたらちょっと膜ができていたので、売ってたそのままの状態では味見はしてないのです。膜自体は漬物によく発生する害のないものなので、もう一度茹でて漬け直しました。
カビたりしないよう油を少し注いで空気に触れないようにし、さてこれで安心……と、冷蔵庫に入れて食べる機会を逃したままとなっていたのですが、また忘れないうちに食べてしまわないと^^;

似たものを日本でも食べるのかなと思い調べてみたところ、カイノキについてはあまり情報がなかったのですが、ウルシの新芽については天ぷらなどにして食べるという情報が結構たくさんヒットしました。ちょっと読んだ感じ、チチラヴラの味はカイノキに近いのかもしれません。

http://forestermaeda.blog46.fc2.com/blog-entry-1366.html
カイノキ新芽の天ぷら
http://waurusi.sblo.jp/article/3652816.html
ウルシの芽の天ぷら


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sevam_a at 21:04コメント(2)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年04月29日

干し鱈のドルマデス

イースター休みが終わり、今週はまた子供たちの学校がスタート。休み中も私は遅くまで寝てたわけではないのですが、再びの早起き生活がしんどい1週間でした。

2017.04.28 dolmades me bakaliaro
Ντολμάδες με μπακαλιάρο

イースター前の投稿以来更新できてなかったですが、いろいろ作っていました。4月の終わりに出てきた食材は、ぶどうの若葉!
毎年、最初のぶどうの葉でまずはドルマダキァ・ヤランジ(ぶどうの葉のハーブライス包み)を作るのが楽しみです。フレッシュなハーブと新たまねぎとオリーブオイルたっぷりで作るのがポイント。

葉っぱが余ったので、イワシのぶどうの葉包みでも作ろうかなと思ったのだけど、気が変わって干し鱈のドルマデスにしました。戻した干し鱈が冷凍庫にあったのでフィッシュタコスを作るつもりが、解凍したあとで面倒になったので……ドルマデスも十分に面倒ではありますが。

ギリシャ料理のドルマデス(ドルマダキァ※)は大まかに分けて肉なしのと肉入りがあります。肉なしの代表的なのが前述のハーブライス包みで、肉入りのは若い牛の赤身ひき肉と米のフィリングを包んで煮、卵レモンソースで仕上げたものが多いです。それ以外にもさまざまなバリエーションがあり、地方でしか見かけない変わったものも。干し鱈のドルマデスはペロポネソス半島ラコニアの郷土料理です。

前にも作ったことがあるのですが、その時の感想はいまいち。前回は確か干し鱈を生のまま包む方法で作ったところ、今回は玉ねぎや米、トマトと一緒に炒めて少し煮たフィリングにしました。干し鱈のドルマデスはフィリングに卵を入れることが多いのですが、私はあまり好きではないので入れず。ハーブはパセリとミント、ちょっとスパイス感が欲しかったのでクミンも入れました。煮込みは、レモン汁とオリーブオイルを加えた水で。アヴゴレモノソースなしのシンプルな仕上げにしました。
この作り方だとかなり好みの味になり、夫にも好評でした。


2017.04.26

ある日の晩ごはんは、この2種類のドルマデスと、ハーブたっぷりサラダ、カタクチイワシのマリネ。
数少ない長女が好きな魚料理のひとつがカタクチイワシのマリネなのですが、自分用はごく軽い〆具合にし、にんにくとレモン胡椒風味で。身がとろけるような仕上がりで最高〜。
少しのお酒とおいしいメゼは明日への活力です♪


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sevam_a at 00:24コメント(13)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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salahi

アテネ在住。ギリシャ料理を研究しています。家庭料理からレストランの再現料理、オリジナルのモダンギリシャ料理、珍しい郷土料理まで幅広く紹介。
著書:「ギリシャごはんに誘われてアテネへ」(イカロス出版)
Instagram(ID:girisyagohan):記事にしてない日々のごはんや風景写真なども載せたりしています。


ギリシャごはんに誘われてアテネへ (旅のヒントBOOK)

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