ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:おつまみ

もう復活祭直前ですが、断食期間の初期にカサラ・デフテラのタラモサラタの残りで作ってたものです。

2022.03.09 fried aubergines with taramosalata
カサラ・デフテラ(クリーンマンデー)には欠かせない、ラガナという平たいパンとタラモサラタ。私はタラモサラタと野菜の組み合わせも好きなので、余ったタラモサラタはこんな風にしてよく食べます。

輪切りにしたなすはアク抜きをしたあと、水気を拭き取って薄く小麦粉をはたいてオリーブオイルで揚げ焼きに。
タラモサラタと重ね、小さな角切りにしたトマトを散らし、仕上げにオレガノをパラッとふりかけてできあがり。

※とうもろこし粉やセモリナ粉、米粉などでも。そちらの方がもっとパリッとします。カロリーが気になるなら、なすは粉をまぶさないでオリーブオイルを薄く塗ってグリルしてもいいです。


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作業の合間に一杯。

2022.03.16 meze

……というのは滅多にやらないんですが、アーティチョークの下ごしらえをしてると、こういうおつまみをささっと作ってしまいがちです。

同時にそら豆か野生アスパラでもあれば、ほぼ100%メゼ休憩入ります(笑)

アーティチョークは薄く切って、レモン汁を絡め粗塩をパラパラ。オリーブオイルも加えサラダにしてもいいけど、こういうメゼの時は私はレモンと塩だけです。

一緒に盛りつけたのは、生そら豆、クレタ島のグラヴィエラチーズ、自家製の皺オリーブ。
飲み物はもちろんクレタ島のラキです。


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すっかり載せそびれてたらもう2ヶ月も経ってました。もうみんな忘れてると思うけど、自家製カヴルマスで作った一品です。

2021.07.20 bouyiourdi me kavourma1
Μπουγιουρντί με καβουρμά

ブユルディはフェタチーズにトマトや唐辛子をあわせて焼いたもので、パンもお酒も進むおいしいメゼ。ベーシックな材料のが好きなんですが、ふとカヴルマス入りのが食べたくなったので作ってみました。


ブユルディの作り方。


2021.07.19 kavourmas1
自家製カヴルマス。


作り方は、フェタチーズとカセリチーズ(グラヴィエラチーズなどでも)、トマト、唐辛子を耐熱容器に入れ、大きなスライスのままか角切りにしたカヴルマスをのせます。普通のブユルディを作る時よりも控えめな量のオリーブオイルを回しかけ、オーブンで焼いてできあがり。


2021.07.20 pita
ほかの2品は、カリフラワーをさっと茹でて作ったサラダと、次女のお気に入りスジュキとチーズのパイです。パイはもともと、マケドニア風スフォリアータ生地の端切れをのばし直して辛いスジュキと溶けるチーズを入れて焼いた「おまけパイ」だったんですが、余り物でおまけに作ったものの方が人気になるのはよくあることですよね。ここのところ、リクエストに応え大きいのをよく作っています。


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すっかり間があいてみんなカヴルマスのことなんて忘れてるかもしれませんが載せておきます。

2021.07.19 kavourmas me avgo
自家製のカヴルマスでまず最初に作ったのが、サガナキ(両手付きの小さなフライパン)で焼いて卵を割り入れた一品。超定番の食べ方で、間違いのない組み合わせですね。
卵は目玉焼き状にしてもいいのですが、私はあんまりトロトロ卵が好きではなくなったというのもあり、軽く崩したのが好きです。仕上げにはブコボ(赤唐辛子フレーク)をパラッとかけて。

後ろのは、大好きなフェタ唐辛子。どちらもワインが進みすぎて困るおつまみです。




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すこし前に、気が向いたのでこんなのを作っていました。

2021.07.19 kavourmas
Καβουρμάς

毎週金曜にポークチョップを買って土曜日に食べるのが、ここ1年ぐらい定番になっています。と言っても普通に丸々焼いて出すのではなく、真ん中の脂のない部分を家族にあげて、私が周りを担当するという食べ方なのですが。

家族には赤身部分をフライパン焼きにしてジャジキや野菜を添えるギリシャ風。私はアジア風に料理して食べることが多いんですが、「そういえばこの間からカヴルマスを食べたい気分だなぁ」と思い出し、少量生産で作ってみました。

カヴルマスは以前市販のを載せたことがありますが、コンフィとかコンビーフのような味わいの、肉の加工品です。名前はトルコ語のカヴルマに由来し、ギリシャへはカッパドキアや東トラキアなどから引き揚げてきた人々が伝えました。トルコでは肉(野菜を入れることも)をじっくり炒め煮にした料理のことも指すようですが、ギリシャでは専ら巨大なソーセージのような形に固めたものを言うようです。




このような肉の加工品はいろんな国で自然に発生したもので、ギリシャでもさまざまな名前と調理法で各地にバリエーションが見られます。カヴルマスは牛や羊などで作られることが多く、複数の種類の肉を混ぜて作ることもよくありますが、ギリシャでは全国的には豚肉を使った加工品が多く、冬に家畜の豚を〆て作られる保存食のひとつです。

コンフィ系の保存食はいろんな料理に使いまわすというのもあってか、味つけはシンプルなのが多いような気がします。

作り方は一応記しておきますが、かなり適当。
肉は赤身と脂に分け、赤身は小さめの角切りにします。できあがりに脂身が多くならないよう、脂身は先に溶かして漉しておくか、最後に取り出しやすいよう大きな塊のまま入れるかガーゼなどに包んで入れます。風味付けに何を入れたかはっきり覚えてないのですが、こしょう、ベイリーフ、セイボリーだったかな?もしかしたらオールスパイスも数粒入れたかもしれません。
必要に応じ水を少し加え、肉がホロッとやわらかくなるまで炒め煮にします。最後は水分が飛んで、肉と脂だけになるように。

2021.07.18 kavourmas
カヴルマスも家庭で作る時は壷や瓶のような容器に詰めることが多いのですが、せっかくなのであの丸い形にしたく、丁度よさそうなコップにラップとパーチメントペーパーを敷いて詰めてみました。
この状態で冷蔵庫に入れて、冷えて固まってきたらペーパーを閉じてさらにぎゅうぎゅう押して完成です。


2021.07.19 kavourmas1
スライスしてそのままでもおいしかったけど、これを使った料理も次回載せますね。

 
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