ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:お菓子

新年のお楽しみ。

2023.01.02a
クリスマス前に作ったメロマカロナを少し残しておいて、お正月にアイスクリームを作るのがここ何年かの我が家の定番となっています。

メロマカロナアイスクリームは、いつもこんな食べ方。ギリシャの新年のケーキであるヴァシロピタ(聖ヴァシリスのケーキ)に添えるのがお気に入りです。

作り方の説明は以前にも書いてますが(分量は今回も出してません…)、セモリナ粉、砂糖とすりつぶしたオレンジの皮、卵黄、オレンジの汁もお好みで少し、シナモンとクローブ、牛乳でカスタードを作ります。これを生クリーム(泡立てておくといいです)、ブランデー(あれば)とあわせて凍らせます。

2023.01.02b
私はアイスクリームメーカーで作ってますが、ボウルを冷凍庫に入れて、凍ってきたらかき混ぜ……を数回くり返しても。ソフトクリーム状に凍ったら砕いたメロマカロナをざっくり混ぜ込みます。




メロマカロナは普通のでもチョコがけのでもどちらでもおいしい。普通のメロマカロナと削ったチョコを混ぜるか仕上げにチョコソースをかけるのもおすすめですし、ナッツ多めがいいなら軽くトーストして刻んだくるみを適量加えてください。


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フロニャポラ!本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022.12.31a
行事はあっさりな我が家。家族が喜ぶお菓子だけたっぷりあればいいやと、年の瀬はベーキングマラソン状態でした。

新年はとりあえずヴァシロピタ(聖ヴァシリのケーキ)があるといいので、ケーキタイプと栗を入れた菓子パンっぽいのを両方。あと、チョコ好きな次女のためにセミドライサワーチェリーも入れたチョコケーキも作りました。去年はドライサワーチェリーを少ししか作れなかったから、今年は多めに作ろう(思い立ったらパッとやってしまおう)というのが新年の抱負のひとつ。

2022.12.31
いつものようにギリギリでこういうのを作ってると、やっぱり慌しくなってしまったので、作業の合間に適当な年越しそばをさっと作って食べました。何を食べたい気分になるかわからなかったのでニシンや山菜も用意してたのだけど、先週煮て冷凍してあったヒラタケで簡単にきのこそば。

おせちはやはり実家じゃないと気分が出ないから、お正月は普通のギリシャ料理を気の向くままに作り、安いワイン飲み飲みのんびり過ごす予定です。


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余って硬くなってきたパン、なるべく無駄にしたくないですよね。

2022.12.13 tahini honey rusk1
少しなら外側を切り落として冷凍することが多いのだけど、ある程度の量があったらラスクにすることが多いです。

今回は味つけなしでそのまま乾燥焼きにしたのと、おやつ用に甘いのも。ギリシャでよくパンに塗って食べる、タヒニ(ごまペースト)と蜂蜜の組み合わせにしました。

レシピというほどではないけど、作り方を書いておきます。あるだけの量で作るので目分量。

1.パンの切り方はお好みですが、薄くスライスします。まだ水分を結構含んでいるパンの場合、ちょっと乾かしておいた方が焼き時間が短くて済みます。

2.タヒニ(練りごまでもOK)と蜂蜜を半々ぐらいの割合で混ぜたペーストをパンに塗り、低温のオーブンで乾燥焼きにします。150℃で焼いて、乾く前にもし焦げそうなら100℃くらいに下げます。ほぼ乾いた感じになったらオーブンのスイッチを切ってそのまま冷めるまで置いてできあがり。密閉容器に入れておくと結構日持ちします。


完成品写真のは、ごまも少しふりかけています。ごま付きのパンを使ったのでサイドにも結構くっついていますが。


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夏に載せようと思ってレシピを、どんどん後回しにしてたらもう秋……チェリーのグリコを作った頃だったので、トッピングに使ってみたのでした。

2022.07.26
ギリシャでポピュラーな昔ながらのデザートのひとつが「クレマ」(クリームという意味)。バニラ風味のクレマ・ヴァニリァとチョコ風味のクレマ・カカオが定番です。

市販品もよく見かけるけど、牛乳とコーンスターチで簡単にできるので、何かおやつが欲しいな〜という時にふと思いだして作るお菓子。ライスプディングなんかと同じカテゴリですね。
今回はチェリーのトッピングにしてますが、お好みでシナモンパウダーをちょっとふりかけるのが一般的です。


バニラクリーム(クレマ・ヴァニリァ)

材料:(2人分)
砂糖...大さじ11/2
コーンスターチ...大さじ21/2
牛乳...250ml
バニラエッセンス...少々
シナモンパウダー...好みで少々

小さなボウルに砂糖とコーンスターチを入れ泡立て器で混ぜ、牛乳を分量から約50ml加えて溶く。

鍋に残りの牛乳を入れ弱めの中火にかけ、泡立て器でかき混ぜながら温める。ふつふつしてきたら、ボウルの中身を再びしっかり混ぜてから加え手早くかき混ぜる。

コーンスターチによく火が通るまで、焦げつかないよう混ぜながら弱火で2分くらい煮て火からおろす。バニラエッセンスを加え混ぜ、2つの容器に分けて入れる。室温に冷ましてから冷蔵庫で冷やす。食べる時に好みでシナモンパウダーをふりかける。


2022.08.04

バリエーション:バニラの代わりにココアを入れたココアクリーム(クレマ・カカオ)も定番。ボウルに砂糖とコーンスターチを入れて混ぜる時、ココア大さじ1を加えます。


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今日8月27日は聖ファヌリオスを記憶する日。

2022.08.26 fanouropita
Φανουρόπιτα

この聖人にちなんだ「ファヌロピタ」というケーキを前日に焼いておいて、当日の朝に教会へ持って行き祝福を受けるという習慣があります。

私は教会へは行きませんが、今年はめずらしく覚えていたので久々に作ってみました。

レシピは2013年に出させていただいた「ギリシャごはんに誘われてアテネへ」(※リンクはAmazonです。中古しかないのでご注意ください)という本に載せたものです。
ファヌロピタについてはブログにも書いたつもりでいたのだけど、記事が見当たらなかったのでどうやらこの本だけだった模様。
以下に引用しておきます。


ちょっと面白いのが、探しものを見つけてくれるケーキです。「ファヌロピタ」と呼ばれるこのケーキは聖ファヌリオスにちなんだもので、この聖人の名がギリシャ語で「現す、引き出す」といった意味合いを持つことから、探しものを見つけてくれるという言い伝えがあります。聖ファヌリオスが見つけてくれるものの幅は広く、行方不明や音信不通となった人やペット、病気の人の場合はその治療法、また、未婚の女性の場合は結婚相手が見つかるとか。ファヌロピタは8月27日の聖ファヌリオスの日に教会へ持って行き、祝福を受けてから人々にふるまうのが習わしですが、その日以外でも探しものがある時に焼かれます。レシピは人によって違うけれど、卵やバターなど動物性食品を使わない、あっさりとしたスパイスケーキ。材料の数は7、9、11のどれかと決まっていて、いろいろ入れたい派にはこれがちょっと難しいのですが、たとえば「カネロガリファロ」(シナモンとクローブ)でひとつ、「膨らし粉入りの小麦粉」でひとつといったように、ちょっとしたズルは大丈夫なようです。教会で祝福を受けてないファヌロピタは特別な効果はないそうですが、おいしく健康的なケーキなのでぜひ作ってみてください。



2022.08.26 fanouropita1
今回はブランデーに漬けてあったレーズンをたっぷり入れたので、とても大人味なファヌロピタになりました。
濃いコーヒーにぴったりで、聖ファヌリオスの日じゃなくても食べたくなるケーキです。


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