ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:アマランサス

暑い日が多くてバテ気味だったこの夏も、8月下旬に入って終わりが見えてきました。
とは言え、今週はまた少し暑さがぶり返しているし、ギリシャ各地が森林火災で大変なことになっているのですが……。

2023.07.25 vlita tsigariasta
気持ち的に落ち着かない日が多かったり体調もいまいちだったりで、この夏は料理も最低限、「いつものメニュー」みたいなものの繰り返しで乗り切っています。
なので目新しいものはご紹介できないのですが、「とりあえず何か野菜を」の一品に、この時期助かるのが葉野菜のアマランサスです。


2023.07.25 vlita (2)
ギリシャの市場で売ってる葉野菜って泥がついてたり洗うのが大変なものが多いのですが、草丈が高いアマランサスは洗うのが楽なのでうれしい。穂先以外は筋があったりするけれど、泥だらけのほうれん草を洗うのに比べたらこれぐらいすぐにできますしね。ちゃんと筋取りすれば、太い茎もおいしく食べられます。


2023.08.11 horta
一番シンプルな温サラダのような食べ方は、ただ茹でて塩とオリーブオイルとレモンでもいいのだけど、この日は茹でた黒目豆と一緒に。刻みにんにくとあわせておいたビネガーとオリーブオイルをかけました。
アマランサスだけでもいいのだけど、こんな風に他の茹で野菜や豆と一緒に食べるのが好きで、メインはいらないくらいです(焼き魚でもあれば、それはそれで最高)。


2023.07.25 vlita
そして、くたっと煮た青菜もおいしいですよね。
日本だと出汁を含ませて炊くところだけど、ギリシャ風のトマト味もおいしいですよ。「ギリシャのごはん」本の増補新装版で追加したレシピのひとつ、「アマランサスとオリーブの煮込み」は我が家の定番でシーズン中何度も作る料理のひとつです。


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ありあわせの食材で作る、特にどこの国でもない料理。

2022.08.18
普段はこういう無国籍な適当料理が多いんですが、ちょっと気が向いたので載せておきます。

使ってしまいたい手持ちの食材から、こういう味が食べたいな〜というのに寄せていく感じ。
昨日は、アマランサスの葉っぱとレンズ豆を使いたかったので、「じゃまくさいほど」残ってたバスマティ米とあわせてピラフっぽいものにしました。

肉の献立の方が楽なんですけどね。暑くてあんまり肉を触りたくないのもあって、大人用はベジメニューにすることが多いです。

一応、作り方を記しておきます。
玉ねぎとにんにくを炒めてトマトも適量加え煮崩れるまで炒めます。この時、お好みでスパイスを加えますが、今回はクミンパウダーとシナモンと胡椒をつかいました。
粗く刻んだアマランサス(下茹でしてもしてなくてもOK。シュウ酸が含まれるので気になる人は茹でるといいかも?あと、茹でると嵩が減って扱いやすい)と、茹でたレンズ豆、塩を加え軽く煮ます。
浸水しておいた米を加え、ふたをして米を蒸す感じで煮ます。
米が炊けて汁気がなくなったらできあがり。

添えてあるのはスイカのアチャール(これも適当)とギリシャヨーグルト。
夫用の大盛り版にはオニオンスライスも多めにトッピングしたんだけど、さらに自分で切ってのせてました

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自分の中で流行というか、一時期すごく食べたくなるものってよくあるんですけど、この夏はヴリタ(アマランサスの葉)を普段の何倍も食べていました。

2020.09.05 amaranth greens with olives
Βλήτα γιαχνί με ελιές

先日は去年漬けたオリーブを開封したんですが、ほんのり苦味の残るオリーブもアマランサスと一緒に食べるのがすごくおいしい。ある朝、目覚める直前の浅い睡眠の中で思い描いていたのがこの料理です。


2020.09.04 olives

去年の今頃に漬けたオリーブ。
これについてもまたnoteの方にでも書こうと思っているので、オリーブの季節に間に合うよう投稿できるよう努力します。


それでは、アマランサスの煮込み(ヴリタ・ヤフニまたはチガリァスタ)の作り方を簡単に記しておきます。
ざっくりな説明ですが、全然難しくはないので機会があればお試しを。

アマランサスはそのまま使ってもいいですが、シュウ酸が含まれるので気になる方は下茹でしてください。長ければざく切りに。

玉ねぎをスライスし、鍋に入れます。ギリシャでよくやる方法では、玉ねぎを手に持ち、小さいナイフで切りながら直接鍋に落としていきます。たっぷりのオリーブオイルを加え、色づかせないよう炒めたら、刻んだにんにくを好みで加え香りが立つまで炒め、すりおろすか刻んだトマトを加えます。


2020.09.05 amaranth greens with olives1

アマランサス、オリーブ、塩適量を加え、必要なら水も少し足してアマランサスが柔らかくなるまで煮たらできあがり。最後、塩こしょうと隠し味にワインビネガー少しを加え味をととのえます。


2020.09.05 amaranth greens with olives2

こういう煮込みは、フェタチーズがすごくよく合います。添えて食べてもいいし、砕いてトッピングにしても(家族がチーズ好きなので、画像のはちょっとのせ過ぎています)。


2020.09.05 amaranth greens with olives3

ピンボケ気味で失礼します。これを作ったのは土曜日で、基本的にあまり料理をしない日だったのでテイクアウトのコントスヴリ(大きな串焼肉)と組み合わせた献立でした。アマランサスの料理のほか、たっぷり食べたいジャジキも自作です。


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野菜たっぷりのギリシャ料理。青菜や野草の類は「ホルタ」と呼ばれ、年間通してよく食べられるものですが、夏のホルタといえばアマランサスです。

2020.07.18 vlita me rizi
Βλίτα με ρύζι και φέτα

最近では夏でもほうれん草など割とよく売っていますが、やっぱり旬のものがおいしいんですよね。アマランサスは茹でてサラダにするほか、煮込みやパイなどにも。少しほろ苦さがあるけど、食べやすくおいしい青菜です。

アマランサスについてはこちらの過去記事をどうぞ。




スパナコリゾと同じような、野菜たっぷりの米料理をアマランサスで作るのも好きです。ほうれん草と比べ苦味があるので、フェタチーズなど乳製品とあわせるのが気に入っています。今回のは、以前紹介したこちらのレシピの米入りのような感じ。





最近では日本でもアマランサスの葉が手に入りやすくなってきているようですね。「ちゃーびら菜」という名前の沖縄野菜として売っている場合も。フェタチーズがなくても作れますので、ぜひお試しください。

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レシピの前に、ちょっと宣伝。
noteでは埋もれてしまったブログの過去記事の中から、また読んでもらいたいおすすめ記事を書き直して載せる企画もしています。今週はセリフォス島のちょっと変わったチーズについて書きましたので、よろしければご覧ください。




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