ギリシャの美味しいもの

2009年02月27日

妹、来たる/フィレマ

一昨日から妹が遊びに来ています。

妹がこちらに来る時はいつも「どこ(観光地)へ連れて行こう」よりも「何を食べさせよう」というのが最優先になってしまう、食いしん坊の私達^^;
もちろん、おうちごはんも堪能してもらうつもりだけど、着いたその日はとりあえず街へ繰り出すことにしました。

今回行ってみようと思ってたレストランが、入ってみれば印象悪すぎで早々に退散することにしたので、それじゃあどこへ行こうかとシンダグマ周辺をさまよい...次女の洗礼式の小物を買った店の近くに美味しいメゼドポリオンがあったのを思い出して、そこに決定!

2009.02.25 filema1

食べたのは、キャベツサラダ、ビーツのサラダ、アルメニア風ケバブ(主に夫用)、フライドポテト2つ、アセリナ(小魚)のフリット、ムール貝のサガナキ。結構控え目に注文したつもりだったのだけど、ここのは量が多めなのです。出てくる料理の盛りの豪快さに負けじと挑むも、敢無く敗退。無理に食べるよりはと、半分以上残った小魚はお持ち帰りしました。

残った...と書くとイマイチだったように誤解されるかもしれませんが、小魚は私達(夫と長女は除く)が一番気に入ったもので、とっても新鮮なのを軽〜く揚げてあるのです。これだけならいくらでも食べられそうなんですが、他の料理をやっつけないといけなかったので^^;
ムール貝のサガナキもボリューム満点!たっぷり入ったフェタチーズがとろけてクリーミーになったトマトソースはクミンの風味。そこにムール貝の身がゴロゴロ入ってます。

アルメニア風ケバブも程よいスパイシーさで美味しかったです。これは普通ヨーグルトが添えられてるそうですが、あまりヨーグルトを食べない夫の好みでピリ辛のトマト系ソースだけにしてもらってます。

2009.02.25 filema2娘用にと、野菜で作った女の子もサービスして下さいました


"Filema"(フィレマ)
16 Romvis Street

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sevam_a at 08:13コメント(12)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年10月16日

ぶどうのプディングと保存食

もうすでに旬も終わりに近付きつつあるのですが、前回に引き続き葡萄の話題です。

moshato
(写真はマスカット)

その発祥地ではないものの、古代からワイン造りを続けてきたギリシャ人は葡萄という植物(実だけでなく)を丸ごと活用する術に長けています。春の新芽は料理やピクルスに、初夏の未熟な果実の絞り汁(アグリーダ)は酸味料として、夏から秋にかけて熟した果実は食用(そのまま、又は加工して)やワイン醸造に、そして実の終わってしまった蔓は焚き木にしたり籠を編んだり…と、ほとんど捨てるところがないのです。
さらに付け足すと、ワイン用の葡萄の絞り滓は蒸留酒にされるし、ワインそのものはワインビネガーに、ワインの底に溜まった澱はチーズに利用されたりもするのですから、葡萄がいかにギリシャの食文化において重要かというのがわかります。

前置きが長くなりましたが、ギリシャの秋の訪れを感じさせるのが、葡萄を使ったお菓子です。葡萄の収穫のピークは夏の終わりから秋の初め頃。ワイン造りに携わるのは男性が多いですが、女性達は葡萄の絞り汁(ムストス)を使ってお菓子や保存食作りに取り掛かります。その中でも、最も親しまれているのがムスタレヴリアというプディングと、ムストクルラというビスケットでしょう。ムストクルラは写真を撮っていないので、今回はムスタレヴリアをご紹介します。

moustalevria2

9月頃になると、スーパーでも初物のムストスで作ったムスタレヴリアやムストクルラが山積みにされていたりして、何となく買ってみたくなります。市販のものは、砂糖が少し足してあったりするんですけど...。


興味のある方の為に、簡単に作り方を説明します。
葡萄の汁は、ただ絞っただけでは灰汁が強いので、木灰またはアスプロホマと呼ばれる土(注1)を少量加えて澄ませてから漉し、発酵を止める為に煮ておきます。この時、用途や好みによって煮詰めておき、下準備の終了です。

moustos
朝市では、こんな風に下処理済みのムストスが売られていたりもします。

ムスタレヴリアの材料はシンプルで、本来は葡萄の汁と小麦粉だけです。語源の通りだと葡萄の汁と小麦粉(ムスト+アレヴリ)ですが、セモリナ粉を使ったり、また最近ではコーンスターチを使う人の方が多いかもしれません。作り方のバリエーションを挙げていくときりがないので省きますが、基本的には葡萄の汁5:粉1ぐらいの割合でしょうか。粉に葡萄の汁を少しずつ加えて溶き、鍋に入れてかきまぜながら加熱します。粉っぽさがなくなり、透き通ってきたら火から下ろし、容器に流しいれます。お好みで、砕いた胡桃や胡麻、シナモンなどをトッピングして出来上がりです。

moustalevria
Μουσταλευριά

ムスタレヴリアは写真のもののように柔らか目に作ってプディングとして食べてもいいし、硬く作って日干しにしたら冬に向けての保存食にもなります。


petimezi保存食と言えば、もっと幅広く使える食材がこちら。ムストスをトロリとした蜜状になるまで煮詰めて作ったペティメジ(注2)です。上で紹介したムスタレヴリアやムストクルラもペティメジで作ったりしますが、それ以外にもヘルシーな甘味料としてとても便利なものです。蜂蜜と並んで、このペティメジも古代ギリシャから使われていたのでしょうね。シンプルにヨーグルトやパンにトッピングしても美味しいし、料理に使っても面白いです。

注1:英語ではフラーズアース。石鹸作りなどにも使われるもので、汚れを吸着する働きがあるそうです。
注2:ギリシャのペティメジは葡萄が主ですが、他の果物で作ったシロップも指します。関連記事→ザクロの自家製ペティメジを使ったドレッシング

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sevam_a at 04:44コメント(10)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年08月31日

甘〜いギリシャのイチジクと、干しイチジクのお菓子

ギリシャごはんのデザートには何と言っても旬の果物が最高なんですが、今の時期はブドウやイチジクが特にお気に入り。ギリシャのイチジクって、本当に甘くて美味しいんですよ。出始めの頃は白イチジク(薄緑の皮)もよく見かけたんですが、今は下の写真のように紫がかったものや、濃い紫の黒イチジクが市場に並んでいます。

fig1

このタイプは、マルコプロとかヴァシリアスと呼ばれるものです。

fig2

割ってみると、中はこんな風にトロリとしています。その甘さは、バクラヴァなどのシロップ菓子やジャムにも引けを取らないほど。出始めに買った白イチジクなんて、さらに甘かったんですよ。

ギリシャのイチジクを味わうには、旬の間にギリシャに来て頂くしかないけれど、一年中手に入る干しイチジクは、ギリシャ旅行のお土産にもおすすめです。オーブンで焼いたのや、開いて干したのなど、種類もいろいろあるので市場でバラ売りのを味見させてもらってから買うといいかもしれません。

sykomaida

こんな、干しイチジクのお菓子も。地方によって少し呼び名が変わったりしますが「シコマイダ」というお菓子です。写真は従業員の女の子がコルフ島(ケルキラ)でのバカンスのお土産に買ってきてくれたもので、材料は干しイチジクの他にアーモンド、胡桃、蜂蜜など。ラベルは容器の底に貼られているのでそちら側から撮りましたが、反対側には胡麻がたっぷりまぶされています。

伝統的なシコマイダの保存法は、葡萄などの葉っぱに包むそうですが、過去記事に載せてますので下記リンクからどうぞ。作り方も記事中で簡単に説明しています。

【関連記事】
シコマイダ:2種類のシコマイダ、作り方などの説明。
ギリシャの干しイチジク:アテネの市場に並ぶ、干しイチジクいろいろ。

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sevam_a at 16:30コメント(16)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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