ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:ギリシャの行事

チュレキ、おかわり♪

2017.04.15 tsoureki

イースターの朝ごはん3点セット(チュレキクルラキァ、イースターエッグ)で、すでにお腹の辺りがもったりしてきました^^;

復活祭の日曜日。普段は私に次いで早起きな次女も、今日はまだ起きてこない……。
世間ではそろそろラムを焼いたり、ごちそうの準備をしてる頃でしょうか。
一応食材は買ってあるのだけど、外食の可能性もあると言っていたしどうしようかな?
結局家で食べるということになって、あとでバタバタしそうな予感がしますが、とりあえずは静かな朝を満喫中です。


********************************************

昨夜のイースターエッグ。

2017.04.16 easter eggs

「動画撮って」次女にタブレットを渡され、撮影しているうちに9個が割られていたんですが、勝者が誰だったのかいまいちわからず(多分長女)。ひとり何個もやるもんじゃないのでは?ん〜、まあいいか……私はプレイしてないけど。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

昨日は聖灰月曜日(カサリ・デフテラ)でした。
その前日の日曜がカーニバルの最終日で、聖灰月曜日から復活祭までは動物性の食品の摂取が禁じられる断食期間となります。

2017.02.27a

うちは断食はしないので普段と変わらず肉も食べますが、行事食として聖灰月曜日定番の精進料理を作ります。
今年は事情により用意できなかったので最低限のメニューです。

この日によく食べられる、血の出ないシーフード(タコ、イカ、エビ、貝など)は私以外食べないので、長女のリクエストでファソラーダ。市場の豆屋さんでおいしい白いんげん豆を買ってきたので、いい感じにトロトロの仕上がりです。


2017.02.27b

聖灰月曜日に欠かせないパン、ラガナ。
本来は発酵させてない平焼きパンだったと言われますが、普通に見かけるのはイーストや天然酵母で膨らませた平たいパンです。うちは自家製と市販の4:1ぐらい?たまにお店で買ってくる年もあるのですが、今回は手作りしました。天然酵母で作るのが好きなのだけど、時間がなかったので、何か長期発酵させたものをと、どぶろくを入れてみました。

夫と次女は晩ごはんにピッツァの予定だったので小さめサイズにしたのだけど、パン食い人種を甘く見ていました(汗)結局私は味見程度しか食べられなかった……みんな喜んでくれたのでよかったけど。


2017.02.27c

この日はタラモサラタも定番。
今年はタラマじゃなく燻製数の子(燻製ニシンに入ってる卵)を使ったレゴサラタにしました。


2017.02.27d

もうひとつ長女のリクエストでメリジャノサラタ。
普通のメリジャノサラタは丸ごと焼きナスにしたのを潰して作るディップ状のサラダなんですが、使いかけのナスしかなかったので、さいの目に切って焼いた別ヴァージョンの。玉ねぎ、バナナピーマン、トマト、ケイパーを加え、塩、胡椒、にんにく、ワインビネガー、オリーブオイルで味付けしてあります。


______________________________________________

三連休の土日は、カラヴリタへスキー旅行でした。

2017.02.25

去年は積雪状態がよくなかったりタイミングが合わず行かなかったのですが、今年は一時期かなり寒かったりで、結構雪がありました。
ここ最近はずいぶん暖かかったので、凍えず済んだのでよかった^^;


2017.02.26a

帰りはいつものレストランへ。
カラフルなカーニバルの装飾がされていました。


2017.02.26b

ここへ来たら、いつも仔豚の丸焼きとソーセージを食べます。
ソーセージは自家製でおいしいんですよ。
敬虔な正教徒は、この週もう肉は食べないのですが(卵や乳製品はOK)、普通に肉を食べてる人が多い気がします。


2017.02.26c

ホルタ(茹でた野草のサラダ)とフェタも。
がっつり肉料理の合間に、レモンをたっぷり絞ったほろ苦いホルタがいい口直しになります。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

昨日はチクノペンプティでした。

2016.03.03 tsiknopempti

ギリシャ正教の行事のひとつで、3週間続くカーニバルのうち、2週目は肉週間。そのハイライトとなるのがチクノペンプティです。
チクノペンプティは「肉の焼ける煙の匂いの木曜日」といった感じの意味ですが、その名の通り、この日は焼いた肉を思いっきり食べます。起源ははっきりとはわからないようですが、いかにも古代ギリシャのお祭りが元になっていそうですね。


2014.02.20

この日は本当にギリシャ全国で肉が焼かれていて、街を歩いていると肉の焼ける匂いがあちこちから漂ってきます。こんな感じで、煙モクモク〜が正しいチクノペンプティ。ちなみにこの写真はアテネの中央市場で毎年催されていたチクノペンプティのイベントなのですが(2014年2月20日撮影)、数千人分の肉をふるまうのは不況の中厳しかったようで、残念ながら今年は中止になりました。

我が家のチクノペンプティは、例年通りにポークがメイン。
スブラキだったりポークフィレだったり、その時の気分でいろいろですが、シンプルな味付けで焼いたものです。今年は長女の好きなチキンウィングも。
サイドディッシュには、サラダ、ジャジキ、ポテトやピタパンなど。今年は普通のパンを買ってあったのでピタはなしで、その代わりフライドポテトを大量に作りました^^

今年はポークチョップにしたのですが、うちはみんな脂のない真ん中部分だけ食べるので、骨や脂のついた周りの部分は私が一手に引き受けています。自分用のはペティメジ(ぶどうシロップ)を入れたマリネ液に漬け込んでオーブン焼きにし、とってもおいしかったのですが、さすがに多かった。キリスト教徒じゃないけど、復活祭まで肉断ちしてもいいかも……という気分になっています(笑)


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

昨日はチクノペンプティでした。
カーニバル期間2週目の木曜に当たるチクノペンプティは「肉を焼く煙の匂いの木曜日」というような意味で、復活祭前の長い断食期間を前に思いっきり肉を食べる日です。
この日に食べる肉料理は基本的に炭火で焼いたもので、肉料理レストランも大賑わいとなります。

2013.03.07 tsiknopempti1

我が家は例年通り、おうちで地味&控えめにチクノペンプティメニュー。
上の写真は長女用に作ったワンプレートです。
いつもの味付けで焼いたポークチョップに、ギリシャ風ロメインレタスサラダジャジキ。
家族には好評だし私も手抜きできるという嬉しいメニューです(笑)


2013.03.07 tsiknopempti2

こちらの方は、違う味付けで。
仕上げに葱を散らすつもりだったのだけど、写真を撮ってから思い出しました。

家族はみんなポークチョップの真ん中しか食べないので、骨・筋・脂のある周りの部分は私が引き受けることとなっています^^
完全に筋とか脂を除いた部分しか食べられない夫は一番取り分が少なく、私は一番取り分が多い……これはまあ仕方ないですよね〜。

そろそろ使い切りたかった自家製みかんジャムに、醤油・おろししょうが・おろしにんにく・コチュジャン・スモークドパプリカ・黒胡椒・オレンジの皮を混ぜた漬けダレでマリネしておいたものです。
ほんのりオレンジ風味の豚が食べたい気分だったんですよ。別バージョンの味付けも考えてたので、まだその気分が続いたらそれは次回にでも……。

ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

ブログネタ
簡単!ギリシャ料理レシピ に参加中!
いよいよ復活祭までカウントダウン。
ギリシャ正教では明日の聖枝祭(キリアキ・トン・ヴァイオン)から受難週間(メガリ・エヴドマダ)に入るわけですが、その前日はラザロの土曜(サヴァト・トゥ・ラザルゥ)と呼ばれ、キリストの奇跡により蘇ったラザロを模ったパンを焼く習慣があります。

2012.04.07 lazarakia1
Λαζαράκια

毎年、過ぎてしまってから思い出して作れず終いだったのですが、今年は珍しく覚えていたので子供たちと一緒に作ってみました^^

いろいろバリエーションがあるけれど、スパイス、特にシナモンが入っていることが共通点のようです。あとはマスティハ、人によってはナツメグなども。干し葡萄も入っているレシピが多いですが、切らしていたので今回はパス。
でも本来はニスティシモ(精進料理)じゃないといけないはずなのに牛乳を使ってるレシピもあったりするので、結構フリーダム?もちろんちゃんと決まりを守ってる人はその辺気をつけてますが。

2012.04.07 lazarakia2

本当はちゃんとしたレシピを書いて載せたかったのですが、またしても量るのが面倒になってしまい、適当に材料を混ぜてしまったので簡単な説明だけ……レシピはいつか気が向いたら載せることにします。

私流ラザラキァに使った材料は、小麦粉、水、イースト、塩、砂糖(蜂蜜でも良さそう)、オレンジの皮と絞り汁、シナモン、マスティハ、ひまわり油(一応ニスティシモなので。そこまで気にしないならオリーブオイルでも)、飾り用のホールクローブ、胡麻。
イメージとしてはニスティシモのチュレキっぽく、子供好みのふわふわ&甘い味で、ラザロの土曜に焼いて受難週間に食べられるよう、そこそこ日持ちのするパンを目指してみました。

2012.04.07 lazarakia3

成形は、これもいろいろなのですが、基本的には腕を前で組んだ形がスタンダードのようです。両手をクロスさせて、肩にやったポーズですかね?今回は布でぐるぐる巻きにされた姿をイメージした“ミノムシ型”と、普通っぽい人型の2種類。可愛いのは普通の人型な気がしますが、死んだ人を模ったパンにはちょっと怪しいミノムシ型の方がイメージ的には合ってるかもしれませんね。

追記:詳しいレシピは拙著「ギリシャごはんに誘われてアテネへ」(アマゾンリンク)に載せています。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
人気blogランキングへ
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ

↑このページのトップヘ