ギリシャ料理

2017年05月23日

ギリシャ風チーズフォンデュ

タイトル、ちょっとウケ狙いしてしまいました

2015.08.28 baked feta

言わずと知れたギリシャの代表的なチーズ、フェタ。現地で食べる量り売りのはパックのものとは段違いなおいしさで、まずはそのまま味わってほしいですが、料理にも大活躍します。有名なギリシャサラダ(田舎サラダ)やパイ類のほか、焼きチーズにしても最高。焼きチーズは、我が家では特に怪しくなりかけたフェタチーズの救済料理としてよく登場します。

焼きチーズと言ってもいろいろあって、揚げ焼きにしたサガナキから、シンプルにオリーブオイルとオレガノをかけて焼いたもの、トマトやピーマンなどと一緒に焼いたものなどいろいろ。個人的には、北ギリシャの「ブユルディ」という料理が好きです。

基本的な材料は、フェタチーズ、ハードチーズ(※)、トマト、ピーマン、唐辛子、オリーブオイル。もちろん、人によって少し違ったりしますが。唐辛子は生の青唐辛子と乾燥赤唐辛子のフレーク両方入れるのがおすすめ。割合は野菜を入れすぎず、あくまでチーズをメインにして下さい。

小さな土鍋か耐熱容器にフェタチーズを入れ、小さく切ったピーマンと唐辛子とトマト、薄く切ったハードチーズを重ね、蓋をしてオーブンで焼きます。


2017.05.22 bougiourdi

私がよくやるのはオーブンを使わない方法で、上記材料を適当に土鍋に入れて火にかけます。グツグツいってきたら、材料がまんべんなく温まるようにと底が焦げつかないようかき混ぜて、野菜に火が通りチーズがとろとろになったら火から下ろします。

画像は、上のは材料の形を残して仕上げたオーブン焼き、下のは土鍋をコンロの火にかけてかき混ぜて作ったものです。ブユルディは近年全国的にポピュラーになっている料理ですが、北ギリシャで何度か食べた感じでは、タイトルにもしたようにフォンデュっぽくチーズが崩れてトロッとしてる方が「正しい」気がします。

いずれも、仕上げにギリシャのオレガノをパラッとふりかけ、熱々のうちにクラストのしっかりした田舎パンと一緒にどうぞ。パンもワインも進む一品です。


※グラヴィエラ、カセリ、ケファログラヴィエラなど、あまり塩辛すぎない羊チーズがいいです。なければ牛乳を原料としたとろけるタイプのチーズでも。


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sevam_a at 16:52コメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年05月12日

ローストチキンの残りでオーブン焼きパスタ

子供たちがおなかを空かせて帰ってくる時間帯になると、急にあわただしくなります。

2017.05.12 kotopoulo me hilopitakia1

昼ごはんメニューに悩むのはいつものことですが、今日も思いつかない……冷凍庫に放り込んであったローストチキンの残り(ドラムスティックたった1本だけ)でパスタにしました。

ニンニクをオリーブオイルで炒めて香りを出し、こちらも冷凍庫から救出した丸ごとのトマト1個(潰れてしまってたのでとりあえず凍らせたもの)をグシャッと握り潰して加えます。煮詰めてソース状になったら、塩、こしょう、オレガノ少々で味をととのえ、水を足してのばします。

ここに凍ったままのローストチキンを入れて、オーブンを予熱してる間に温めておきます。

耐熱容器にヒロピタキァを乾燥したまま入れ、チキンと熱いソースを加えます。バターをひとかけら落とし、必要なら熱湯を足してかぶるくらいに水加減して、ふたをしてオーブンへ。土鍋が一番おいしくできる気がしますが、耐熱ガラスの容器だと中の様子が見られるので便利。パスタが水分を吸ってやわらかくなったらできあがりです。

2017.05.12 kotopoulo me hilopitakia2

オーブン焼きのパスタは茹でたのとはまた違ったおいしさで大好きです。
チキンドラムスティック1本でパスタ2人分、我ながらケチくさい料理だな〜と思うのですが、中途半端な残り物でもなんとか活用できると達成感が(笑)撮影用に1本のってますが、実際子供たちに出した時は、肉は骨から外して分けました。

ちなみに今回使ったヒロピタキァは前にも何度か載せましたが、ヒロピテスというギリシャの卵パスタの短い版です。スープに入れたり、またこういう風にオーブン焼きにしてもおいしい。スプーンで食べやすいので、小さい子供に食べさせるのにもぴったりです。


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sevam_a at 23:24コメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年05月10日

春の終わりのほろ苦さ

そら豆、アーティチョーク、いろんな野草類など、大好きな春の味覚もそろそろ終わりです。もっと食べておけばよかったなと思うのはいつものこと。

2017.05.09 horta1

昨日は近所の市場で野生チコリやそら豆を買ってきました。
ギリシャ語でラディキと呼ばれる野生チコリ、今の時期は花茎(ヴラスタリア)も売っています。


2017.05.09 horta2

出始めはさやごと食べてたそら豆も、もう大きくなって黒い筋の出たものがほとんど。これはこれでおいしいのですけどね。まだギリギリ生でいける感じだったので、そのままおつまみに。添えてあるのはケファロティリとスルゥベスオリーブです。

ラディキの花茎は、葉っぱと同じく茹でてオリーブオイルとレモン汁をかけ、「ホルタ」(※)として食べます。野生チコリ(Cichorium pumilum)は、ギリシャでよく食べられる野草のひとつ。苦味が強く、いかにも栄養たっぷりといった味です。肝機能の向上、血糖値の抑制、解毒作用、抗酸化作用、消化促進作用など、さまざまな薬効があると言われています。ホルタの茹で汁もギリシャ人は飲んだりしますが、水に溶け出た栄養素も摂れるし、シャキッとするのでおすすめです。

※ホルタは一般的に食用となる野草(栽培種の場合も)、またはそれを茹でたサラダを指します。


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sevam_a at 19:45コメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年04月29日

干し鱈のドルマデス

イースター休みが終わり、今週はまた子供たちの学校がスタート。休み中も私は遅くまで寝てたわけではないのですが、再びの早起き生活がしんどい1週間でした。

2017.04.28 dolmades me bakaliaro
Ντολμάδες με μπακαλιάρο

イースター前の投稿以来更新できてなかったですが、いろいろ作っていました。4月の終わりに出てきた食材は、ぶどうの若葉!
毎年、最初のぶどうの葉でまずはドルマダキァ・ヤランジ(ぶどうの葉のハーブライス包み)を作るのが楽しみです。フレッシュなハーブと新たまねぎとオリーブオイルたっぷりで作るのがポイント。

葉っぱが余ったので、イワシのぶどうの葉包みでも作ろうかなと思ったのだけど、気が変わって干し鱈のドルマデスにしました。戻した干し鱈が冷凍庫にあったのでフィッシュタコスを作るつもりが、解凍したあとで面倒になったので……ドルマデスも十分に面倒ではありますが。

ギリシャ料理のドルマデス(ドルマダキァ※)は大まかに分けて肉なしのと肉入りがあります。肉なしの代表的なのが前述のハーブライス包みで、肉入りのは若い牛の赤身ひき肉と米のフィリングを包んで煮、卵レモンソースで仕上げたものが多いです。それ以外にもさまざまなバリエーションがあり、地方でしか見かけない変わったものも。干し鱈のドルマデスはペロポネソス半島ラコニアの郷土料理です。

前にも作ったことがあるのですが、その時の感想はいまいち。前回は確か干し鱈を生のまま包む方法で作ったところ、今回は玉ねぎや米、トマトと一緒に炒めて少し煮たフィリングにしました。干し鱈のドルマデスはフィリングに卵を入れることが多いのですが、私はあまり好きではないので入れず。ハーブはパセリとミント、ちょっとスパイス感が欲しかったのでクミンも入れました。煮込みは、レモン汁とオリーブオイルを加えた水で。アヴゴレモノソースなしのシンプルな仕上げにしました。
この作り方だとかなり好みの味になり、夫にも好評でした。


2017.04.26

ある日の晩ごはんは、この2種類のドルマデスと、ハーブたっぷりサラダ、カタクチイワシのマリネ。
数少ない長女が好きな魚料理のひとつがカタクチイワシのマリネなのですが、自分用はごく軽い〆具合にし、にんにくとレモン胡椒風味で。身がとろけるような仕上がりで最高〜。
少しのお酒とおいしいメゼは明日への活力です♪


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sevam_a at 00:24コメント(13)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年04月15日

オレンジとマスティハ香る、アーモンドフィリング入りチュレキ

イースター休暇、疲れ溜まりまくりです
特に何もしてないつもりなのに、なぜか午後のお茶休憩の時間も無いという。子供たちが家にいると、いろいろ注文が多いんですよね。

2017.04.14 tsoureki with almond filling
Τσουρέκι με γέμιση αμυγδάλου

今年は特別な料理を作らない代わりに、チュレキはいつもより余分に作りました。本来こういうのは聖木曜日に用意するのだけど、うちの場合、絶対みんな我慢してくれないので^^;
それならと、フライング用に我が家の伝統チュレキ(※)とは別のを作ってみました。


2017.04.14 tsoureki with almond filling1

アーモンドを挽いて砂糖やオレンジを加えた、マジパンをゆるくしたようなフィリング入りです。生地にはマスティハを加えました。マスティハは日本では一般的でない材料ですが、入れればとてもギリシャらしい風味に。なくてもおいしい変わりチュレキです。

イースターのベーキング第一弾は、このチュレキとクルラキァ・パスハリナ(イースタービスケット)。クルラキァは日本向けにベーキングパウダー入りのレシピでご紹介してますが、やはりアンモニアを入れて作るのが好みです。今回、次女がとても上手に成形してくれました。
クルラキァはオーブンから出した瞬間に子供たちが食べはじめ、チュレキも撮影したあと一瞬にして3/4ぐらいが消えてしまいました。フライング用作っておいてよかった……今日は追加でいつものを2個仕込んだところです。

それでは皆さん、カロ・パスハ&カリ・アナスタシ!


※ギリシャの伝統的なチュレキは、生地にマスティハやマフレピ(野生チェリーの仁)などで風味をつけた、ほんのり甘い菓子パン。復活祭用には赤く染めた卵を埋め込んで飾ったりするのが定番です。最近は変わりチュレキも人気で、チョコレートでコーティングされたものなどよく見かけます。


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sevam_a at 18:57コメント(5)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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