ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:シミ島

去年のバカンス記事、かなり間があいてしまいましたがこれで最後です。

****************

シミ島で、もうひとつしておきたい“朝の散歩”がありました。

2022.09.05a

最終日の早朝にひとり起き出して、まだ空気がひんやりしているうちに向かったのは、古い風車が並ぶ丘。その先にあるポンディコカストロと呼ばれる史跡に行きたかったのです。

ポンディコカストロについては、たびこふれに書いた記事をご覧ください。



円く石が積まれた墳丘状のポンディコカストロは新石器時代に築かれた古墳ではないかと考えられているようですが、発掘調査はされておらず詳しいことはわかりません。

2022.09.05c
古墳としてはとても小さいし地味な見た目なのだけど、なぜか惹かれるものがありシミ島での私のお気に入りの場所です。何度も行っているのは、うちから近いというのも大きな理由ですが。


2022.09.05b
風車はほとんどが廃墟になっていますが、リノベーションされてホリデーアパートになっているものも。シーズン中はいつも、実のついたウチワサボテンが飾られていてフォトジェニックです。


2022.09.05d
風車の廃墟と民家が並ぶ緩やかな坂道を歩いていき、鉄の門をくぐると辿りつきます。アテネへ戻る前にここからの絶景をしっかり見ておこうかなぐらいの気持ちで行ったら、ぺディ方面ではまだほとんど出てなかった海葱があちこちからニョキニョキと伸びているではありませんか!


2022.09.05e
そういえば、夏の終わりに来たのはいつぶりでしょう?しばらくは8月に島へ来ることが多かったし、今回と丁度同じ時期(9月のはじめ)だった2021年のバカンスではポンディコカストロには来なかったのです。


2022.09.05f
子供たちの夏休み中にしか旅行できないので昔のように観光シーズンの終わる頃のバカンスは無理なんですが、9月はじめのポンディコカストロでは海葱をいっぱい見ることができるとわかって、私的には今回の旅で一番の収穫となりました。


2022.09.05g
一番育ってたのでこれぐらい。9月半ばぐらいだと、花が開いてるのが見られたでしょうね。


2022.09.05h
2022.09.05i
海葱を激写したあとは、ポンディコカストロの横の岩にある洞穴を覗いてみたり、岩に登って360°ぐるっと景色を眺めたり。アギア・マリナ方面への道を歩き出したらどこまでも行けそうな気がしてきたけど、日も高くなってきたのでほどほどにして帰路につくことに。


2022.09.05j
廃墟の石窯。


2022.09.05k
民家の扉の前でくつろいでいた猫。


2022.09.05l
村のパン屋さんを覗いてみたら、教会の聖体礼儀用のパンが焼けたところでした。

家に戻ったらみんな起きてきたところだったので、いつものコーヒーとクルラキァで朝ごはん。その後は、夕方までゆっくりと荷作りや家の片付け。帰りもフェリー泊なので、船に乗り込む前に晩ごはんは済ませておくのですが、港町の店でギロピタを買って食べるのが定番化しています。


2022.09.05m
2022年のシミ島旅行記は、これにて完結。お付き合いくださった読者の皆さまもお疲れさまでした!
散歩動画は追記に載せておきますので、よろしければそちらもご覧ください


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ


続きを読む

記事が長くなりすぎるので分けましたが、ぺディ→アギオス・ニコラオスの前に土地の様子も見に行っていました。ちょっと話が前後します。

2022.09.04a

****************

夫の母方の家族は元々クレタ島の出身。戦争やら何やらでシミ島に移住し、優雅なエジプト生活を経てアテネに来ました。なかなかすごいですが、ギリシャでは結構よく聞く話。特に、一度も働くことなく生きてきた叔母さんは“古き良き時代”のエジプトやアテネをしきりに懐かしがっていました。

シミ島では丘の上に建つ風車や、土地もあちこちに所持していたそう。いろいろあって、サマーハウスとして使っている家以外ほとんどは失われてしまい、残っているのは辛うじて義母が守った小さな土地だけ。


2022.09.04b
ぺディ湾が見えるという以外は取り柄のないその土地の様子を、夫と私たちが毎年見に行っています。


2022.09.04c
見張ってないと誰かが勝手にフェンスで囲ったりするかもしれないというのもありますが、継続することに意義を見出している(財産には全く執着がない)夫に家族が付き合っている形。


2022.09.04d
長女がまだ幼児だった頃から歩いている田舎道は、最初の何回かは遠く感じられてちょっと(かなり)うんざりしました。ビーチ行きの軽装で歩いてると枯れ草にひっかかれて痛いし、特に面白みもない道なんですが、昔はあったアーチのようなウチワサボテンがなくなったな〜とか、ちょっとした変化を心にメモしながら進みます。


2022.09.04f
今年の変化。土地へ向かう道の最初の方にあった、羊や山羊が飼われている場所がもぬけの殻になっていました。私たちは年に一度しか来ないから、あんなにベエベエ騒がしかった羊たちが、まるでふっと消滅してしまったように感じられて不思議。


2022.09.04g
草を食べる動物がいないので、生い茂った雑草がそのまま立ち枯れになっていました。


土地はただの空き地なので、着いたら写真を数枚撮って、すぐに引き返します。夫はいつも決まった木からどんぐりを2つ取って子供たち(と言ってももう二人とも大きい…)にひとつずつ渡し、私は野生のセージを少しだけ摘みます。


2022.09.04e
帰り道の風景と、


2011.08.27
こちらは11年前に撮った同じ場所。
植物観察をしながら歩く私は、家族の後ろ姿をよく撮っています。


2022.09.04h
道中見つけた、小さな秋。


夜はイァロスの広場の横のレストランで食べるつもりで行ってみたら、夕方なのに開店準備をしてる気配がありません。近所の人に訊いてみても知らないと言うので、時間つぶしにニンボリオの方まで行ってみました。


2022.09.04i
こちら方面は何年も前にノスビーチの少し先まで行って以来だったのだけど、いつの間にかニンボリオまで道が綺麗に舗装されていて、新しそうなホテルもできていました。


2022.09.04j
イァロスへ戻る途中に海沿いのレストランのメニューをチェックしていると、ホリオのカストロ(城塞)の教会から花火が揚がりました。一年前のほぼ同じ日には、パンデリスのレストランで食事を終えて帰ろうとした時にこちら側の岸にある教会から花火が揚がったんでしたっけ。あの時は結婚式か何かだったようだけど。


2022.09.04k
もう一度広場に戻っても目的のお店は閉まったままだったので、その近くのネライダというタベルナで夕食。スペシャリテのメニューからグレープフルーツのソースやファヴァのピュレを添えたタコの料理を頼んだら、想像してたのとはちょっと違う感じのが出てきました。ミートボール風じゃない揚げタコ、ギリシャで出会ったのは初めてかも?タコ自体悪くはなかったけど、付け合せとの相性を考えると煮るか焼くかした方がいいような……。ここはごくシンプルなメニューを頼む方がおすすめです。


超ショートな動画
ホリオのカストロから花火が打ち上げられる様子です。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

比較的長く島に滞在する時は1日置きにビーチへ行くのだけど(毎日だと洗濯が大変なので)、ほんの3泊だったので2日続けてビーチ。

2022.09.04 pedi to agios.nikolaos1
マラスゥンダの次ぐらいによく行っている、アギオス・ニコラオスです。
ここは車もボートも使いたくない方でも行きやすいですよ。

****************

シミ島の玄関となる港町(イァロス)から離れたビーチは大体どこもタクシーボートでアクセス可能ですが、まあまあコストがかかるので、できるだけ安く行きたい方も多いでしょう。
港から離れた場所の方が海がきれいで静かだったりするので、時間に余裕があるならちょっと足をのばしてみるのがおすすめです。今回ご紹介するアギオス・ニコラオスも落ち着いた雰囲気で、またこちらは比較的遠浅な小石混じりの砂浜なので子連れにも最適。



健脚の方は、イァロスから徒歩で行ってみてはいかが?マップでルートを見てみると、50分ぐらいで到着するようですよ。

イァロス〜ぺディ間はバスも通っているので、ボートを使わずに一番楽に行こうと思えば、ぺディまでバスで行くと徒歩20分ぐらいでアギオス・ニコラオスに着きます。ぺディの端っこから海を見下ろすルートを歩いて行きますが、アギオス・ニコラオス手前の岩がちなところだけちょっと注意が必要。全体的になだらかな道なので、うちは子供が小さい頃から徒歩で行っています。

イァロスからのバスは、「風車跡が並ぶ場所」、「ホリオ(村)の下のキオスク前」、「ぺディ」に停車するので、見たい場所があればそこで降りてゆっくり散策するのも楽しい。イァロスからホリオ方面へ来る時は上り道だけがちょっとしんどく、あとは下り道と平らな道が続きます。風車のところで降りてそこから見渡せる絶景を楽しんだり、ぺディまでのんびり歩くのもいいものです。見どころというほどでもないですが、ぱっとしない小さな発電所の建物があったり、教会や民家が点在するのを眺めつつ歩くのが好き。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos2
ぺディの写真は今年はあまり撮らなかったので、一部去年のも織り交ぜて。ここのビーチでは私たちは泳がないんですが、とても穏やかな湾で子供やお年寄りにも人気のよう。小さな集落ですが、ホテルや飲食店が何軒かあります。ぺディはイァロスのパッと目を惹く風景とはまた違い、なんとなくノスタルジックでひなびた空気感が漂う場所です。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos3
ペンキ塗りたてできれいに保たれているおうちも素敵だけど、こういう色褪せた感じがとても好き。勝手に生えてるっぽいいちじくの木との組み合わせにキュンとします。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos4
同じようなポーズで気持ちよさそうに寝てた猫たち。人間のきょうだいもよくこんな風にシンクロしてますよね。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos5
ぺディの集落を出た辺り。

以前も何度か書いていますが、ホリオからの道はぺディ湾のほぼ真ん中に出ます。向かって右手に進むとアギオス・ニコラオス、左手に進むとアギア・マリナ。アギオス・ニコラオスの方が少し距離が短く、道も歩きやすいです。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos6
海沿いの道を歩いていきます。辺りに自生するハーブが海風に乗って時折香り、とても気持ちがいいです。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos7
午後6時前でしたが、まだ眩しい紺碧の海。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos8
軽く歩いて、ちょっと泳ぐのに丁度いい時間帯です。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos9
ここはパラソルとサンベッドが有料ですが、私たちはそんなにゆっくりしないので教会の前辺りに荷物を置いて泳ぎに行きます。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos10
アギオス・ニコラオス教会の門の横に描かれてた古いタイプの国旗は去年来た時に見たら塗り潰されてました(写真は今年の。塗り方が甘くてうっすらと国旗が透けて見えます)。写真を見返してみると、国旗のイラストは2020年まではあったよう。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos11
岩山のてっぺんに建てられた十字架も同じ時に白く塗られたようで、2020年の時点では青い色でした。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos12
7時頃になり、日が暮れてきたのでそろそろ帰ります。
この辺りでは山羊を見かけないなと思ってたんですが、写真の左上に1頭写っているのに気付きました。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos13
地味だけど、なぜか惹かれる海葱。バカンスの時期的に、満開のところを見る機会がなくて残念に思いながらいつも写真を撮ってしまいます。今回の旅では特にいっぱい撮ったので、お付き合いください。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos14
山の向こうに沈みゆく太陽に照らされたぺディの風景。


2022.09.04 pedi to agios.nikolaos15
あたたかなオレンジの光に包まれて、穏やかな夕暮れのひととき。

ぺディで食事をしてもよかったけど、また車に乗り込んでイァロス方面へ向かいます。来る前に立ち寄った土地で摘んできたセージを車内に置いてあったので、とてもいい香り。



よかったらショート動画もあわせてご覧ください
内容は、バスが通る道を風車の手前まで上るところ→ビーチへ向かう前にちょっと別のところへ(今回入れるつもりだったけど長くなりすぎるので次回に)→ぺディから歩いてアギオス・ニコラオスに到着するまで。



ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

夏のギリシャといえば海。

2022.09.03 marathounda1
海から遠くない場所に住んでいるギリシャ人たちは夏になるとこぞってビーチへ繰り出すので、シーズン中に数回しか泳がない私たちは少数派な気がします。この夏、私が海に入ったのはシミ島での2回だけ。

****************

シミ島で、私たちが毎回必ず行くのが島の南東に位置するマラスゥンダのビーチです。

2022.09.03 marathounda2
集落からはちょっと遠いですが車でのアクセスが容易なことと、穏やかで綺麗な海がお気に入り。ここはビーチにあるレストランとカフェがパラソルとサンベッドを管理しているようですが、お店を利用しない人でも無料で自由に使うことができるのもうれしい。

レストランは私的に結構おすすめで、島の名物であるスピニアロ(生の貝などを海水で保存したおつまみ)はここのがとてもおいしくて気に入っています。海を眺めながら、スピニアロでウゾを一杯やるのが最高!

さて、ビーチですが、写真を見てわかるように石の浜です。素足で歩くと痛いのが難ですが、私は砂があちこちにくっつくのが苦手なので石の方が好き。皆さんはどうですか?

波打ち際の石には海のカタツムリと呼ばれる小さな巻貝がくっついているので、「これ、食べるにはちょっと小さいな〜」とか考えながら集めて遊んでいます。ちなみにスピニアロと同じような感じのおつまみで海のカタツムリの剥き身もあるので、機会があればぜひお試しを。


2022.09.03 marathounda3
マラスゥンダビーチの山羊。
ここは常に何頭かの山羊がいて、木陰で涼んでたりビーチを闊歩している様子が名物のようになっています。どこかユーモラスで憎めない存在ですが、彼らは食べ物を狙ってくるのでちょっと注意が必要。食べ物を置いておいたりすると漁りに来るので気をつけましょう。


2022.09.03 panormitis1
ビーチへはいつも日が傾いてくる頃に行くのですが、まだ夕食には早そうだったのでもう少し足をのばしてパノルミティスに立ち寄ることに。


2022.09.03 panormitis2
島の南西に位置するパノルミティスは丸い形の湾になっていて、有名な修道院があります。ロドス島やコス島からの日帰り旅行でここを観光したいなら、シミの港直行でなくパノルミティスを経由するフェリーが便利。1時間ぐらい(?)停泊するので、修道院を見学して少しぶらぶらするのに丁度いいです。


2022.09.03 panormitis3
パノルミティスは修道院とお店がいくつかあるだけの場所ですが、ここのベーカリーは結構おすすめです。数年前にイァロスに支店ができましたが、パノルミティスの方は昔から変わらない薄暗く小さなお店。この看板が目印です。


2022.09.03 panormitis4
遅い時間だとパンやパイ類はほとんど残ってないし、食事前なので何も買ってませんが店の方にちょっと行ってみました。


2022.09.03 panormitis5
反対側からも一枚。夕方の柔らかな日差しが心地いいです。


2022.09.03 panormitis6
水着の上に薄いサマードレスを羽織ってるだけだったので修道院の中は遠慮しましたが、丁度夕方の礼拝の時間だったようで、スピーカーから流れてくる読教を聴きながら散歩を楽しみました。


2022.09.03 dinner
夜は、前日いっぱいで入れなかった近所の「ヨルゴスとマリアのタベルナ」へ。
ビーチで山羊を見た後でアレですが……私がメインに選んだのは山羊のオーブン焼き。ギリシャの山羊肉は臭みがなくおいしいんですよ。オーブンでじっくり焼き上げた山羊肉はホロッとやわらかく、ローズマリーやオレガノなどハーブが風味を添えて、素朴な見た目ながらも大満足の一品です。


マラスゥンダビーチに到着するまでと(途中に見える丸い湾がパノルミティスです!)パノルミティスの動画もどうぞ





ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

島に着いた翌日朝の話。

2022.09.03a
家族はなかなか起きないので、ひとりで買い物に出かけることが多いです。
島の顔とも言える港町の風景は、いつ見てもやっぱり美しいですね。

****************

シミ島へ来たら、まずすることのひとつが「クルラキァの確保」。
島の郷土菓子のひとつで、甘くもしょっぱくもない素朴な味が朝ごはんにスナックにお気に入りなのです。フェリーから降りてその足で買いに行くこともあるけど、着いた翌日の朝に港町まで散歩がてら買い物に出かけるのが楽しい。

2022.09.03b
自宅を出て、てくてくと歩いて行くのは港町であるイァロスと村(ホリオ)を繋ぐカリ・ストラータという大きな通り。綺麗に保たれている家々が建ち並びますが、かつてはさぞ立派な邸宅だっただろうという廃墟も。


2022.09.03b1
廃墟となっている建物の多くは第二次世界大戦の時に破壊されたままと、以前どこかで聞いたような気がします。無花果の大木に侵食された家は、いつも立ち止まってしまう場所のひとつ。この木を中から観察してみたいですね。


2022.09.03c
行きは下り道だから足取り軽く、イァロスに到着。
ほぼパンデミック前のような気軽さで旅行できるようになったけど、シミ島のような小さな島まで来る観光客はあまり多くなさそう。それなりに賑わっているものの、港に泊まってるクルーザーの数も少なくなりました。


2022.09.03d
9月はじめはまだかなり暑く、港の橋を渡って時計台まで行くのもやめて戻ってきたところ。新しいスーパーができてるのにアテネへ帰る時になって気付いたので、行っておけばよかった……。


2022.09.03e
港周辺に並ぶ土産物店。シミ島はかつてスポンジ漁で栄えたので、今でもその名残でスポンジを売るお店がいくつかあります。


2022.09.03f
リゾートにぴったりなファッションのブティックも多し。


2022.09.03g
かなり昔からあるカフェバー。国旗と海をテーマにしたデコレーションが可愛いですね。


2022.09.03h
今年オープンして気になっていた伝統食品のお店へ来てみました。島の住所ってざっくりしすぎてわかりにくいんだけど、ここも「イァロス」とだけ書いてあったのでどこだかわからず、ちょっと探しました。オーナーが同じなのか不明ですが、以前ベーカリーだったところでした。

店名の「アクーミ」は、シミ島のお菓子の名前から。ギリシャではルクマデスというイーストドーナッツがポピュラーなのですが、アクゥミアはその地方バリエーション。粥状に炊いたお米を生地に加えてあり、細長くてちょっといびつな形に生地を落とし揚げるのが特徴です。蜂蜜をかけるルクマデスとは違って、アクゥミアは粉砂糖をふりかけますが、この店ではフィリング入りなどアレンジしたものも食べることができます。


2022.09.03i
取り扱っている食品の中では、サボテンの実を使ったお菓子や飲み物がいろいろあるのに惹かれました。島のあちこちに植えてあったり勝手に生えてたりするウチワサボテンの実があまり活用されてないのはもったいないと常々思っていたので。

写真はその一部で、左からルクミ、イポヴリヒオ(潜水艦)と呼ばれるフォンダンのようなスイーツ、ドライいちじく。ルクミを味見させてもらいましたがおいしかったです。結局買ったのはベーシックにミソコフティ(サボテンの実のプディング)ですが。手前に居るヘビのようなのは、私もよく復活祭に作るイースターエッグをくわえた飾りビスケット


2022.09.03j
こちらは数年前にできたパノルミティスベーカリーのイァロス店。

2022.09.03k
パンもペストリー類も美味しく人気のお店です。ここのミソコフティは食べやすい味で万人向けかも?


2022.09.03l
昔からあるニコレットスベーカリー。他の店の方がフレッシュなんだけど、ここの無骨さもなかなか捨てがたい。


2022.09.03m
エグリという小さなお菓子屋さん。(※パノルミティスベーカリーとエグリの写真は今年じゃなく以前撮ったものです)


2022.09.03n
今回は売ってなくて別のところで買ったんだけど、ここのクルラキァ(写真一番右の)はバターの風味がよくおいしかったですよ。


2022.09.03o
スーパーでシミ島のシーソルトも買い、そろそろ疲れてきたので家へ戻ります。

帰りはまたカリ・ストラータを休み休み上り、水シャワーを浴びてから朝ごはん。


2022.09.03p
ベーカリーへ買出しに行った日はペストリー類もあるので、とりあえずクルラキァは置いておいてこちら。ベーシックなパイもいろいろあって迷うけど、やっぱりローカルものは押さえておきたいのでトゥルテス(チーズパイ)とアクーミ(前述のドーナッツ)。

コーヒーはインスタントだけど、海を眺めながらこのお気に入りのカップで飲むとやけにおいしいのです。


朝の散歩ダイジェスト版の動画もどうぞ


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

↑このページのトップヘ