スープ

2018年04月08日

イースターの朝ごはんと、マッシュルームの簡単マギリッツァスープ

ギリシャ正教を含む東方教会では、今日が復活祭の日曜日です。毎年楽しみな朝ごはんはこちら。

2018.04.08 tsoureki1

うちの家族はギリシャの伝統的な復活祭メニューがあまり好きではないので、ベーキングに重点を置いています。絶対欠かせないのは、チュレキ(菓子パン)とクルラキァ(ビスケット)。イースタービスケットは友人のお母さんに教えてもらったシンプルなもの、チュレキはオーソドックスなものから外れますが私が考えたモダンな変わりチュレキが我が家の定番となっています。いつものサワーチェリー&チョコチップのと、アーモンドフィリング入りの2種。アーモンドフィリング入りのは見た目プレーンなチュレキと変わらないので、イースターエッグを埋め込んで作るのにも適しています(焼いてる間に飛び出るかな〜と思いしっかり埋め込んだら沈んでますが……)。


2018.04.08 tsoureki2

イースターエッグは市場で買ったのと、茶色いのは玉ねぎの皮と煮て自分で染めたもの。模様のつけ方は、適当なハーブなどの葉っぱを卵にあててストッキングかガーゼで包んできつく縛って煮るとこんな風になります。


2018.04.08 mageiritsa1

料理は全然復活祭に関係ない肉料理やピッツァの予定。またそのうち伝統料理もやりたいなとは思ってるのですが。唯一、昨夜の断食明けのマギリッツァだけは自分用に簡単なものを作りました。これも冷蔵庫にヤバくなりかけのマッシュルームを発見したから発作的に作ったんですけどね。羊のモツを使った本格的なマギリッツァと違い、それだけ簡単に作れるということなので、皆さんもぜひお試しください。


2018.04.08 mageiritsa2

マッシュルームのマギリッツァ

材料:
マッシュルーム(厚めにスライス)
万能ねぎ(小口切り)
ロメインレタス(ざく切り)
ディル(粗く刻む)
オリーブオイルまたはバター
チキンまたは野菜ブイヨンキューブ
ごはん(冷ごはんでOK)
塩、胡椒

レモン汁

.リーブオイルかバターでマッシュルームとねぎを軽く炒める。
⊃紊肇屮ぅ茱鵐ューブ(ベジヴァージョンなら野菜ブイヨン)を加え、ロメインレタスとディルを加え煮る。少量のご飯を加え少し柔らかくなるまで煮る。
この間に、ボウルに卵をよく溶いてレモン汁を加えておく。熱いスープをボウルに少し加えて卵液を薄め温度を上げる。火から下ろし際にボウルの卵液を鍋に加え、手早くかき混ぜてクリーミーな状態になったらできあがり。

MEMO:ギリシャでレタスというとロメインレタスなのですが、なければ他のでもいいかも?あまりシャキシャキではなく柔らかめに煮てください。あれば仕上げに羊バターを加えるとコクが出てさらにおいしくなります。卵は2人分に1個ぐらいでいいですが、たっぷり1人分に卵1個使っても全然オッケーです。


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sevam_a at 18:01コメント(4)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年04月29日

これ以上ないくらいシンプルな緑豆スープ

いよいよイースターです。
今週(と言ってももう終わりですが)は聖週間。ちゃんと断食をしている人は、あとちょっとの我慢。そうでない人も、レントの最初と最後の週だけ断食をする派が結構多く、オイルすらも抜きの日は生もしくはただ茹でただけの野菜や、ノンオイルの豆スープをよく食べます。

2016.04.12 mung bean soup
Ροβίτσα σούπα

うちはそれすらもやってないのだけど、先日作った緑豆スープがまさに聖週間にぴったりのシンプルなものだったので載せておきます。
ギリシャで緑豆って一般的ではありませんが、ロヴィツァ(ροβίτσα)といって、ペロポネソス半島のカラマタやカラヴリタの辺りで栽培されているそう。ギリシャ風にはスープや煮込み、サラダなどにして食べます。

こういう料理ならギリシャで一般的な他の豆を使った方が断然おいしいと思うんですが、もやしを栽培する為に買った緑豆があったので、せっかくだからギリシャ風のスープをご紹介します。
記事タイトルにもあるように、これ以上ないシンプルさです^^


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sevam_a at 18:28コメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年03月13日

ポントス風の塩ヨーグルトスープ

今日は、ティリニスの日曜日。
ギリシャ正教の決まりでは、復活祭まで肉食の禁止が始まっていますが、今日まではまだチーズ(ティリ)をはじめとした乳製品や卵は許可されているので、それらを使った料理やお菓子が沢山食べられた一週間でした。

ティリニを締めくくり断食期間を迎えるのにふさわしい、乳製品を使ったシンプルなスープをご紹介します。

2016.03.09 tanomenon chorba1
Τανομένον σορβά

先日、撮影でお世話になったディレクターのマリアは北ギリシャカヴァラの出身。
とっても気さくで楽しい方で、いろんな話で盛り上がったのですが、私が動画用に作ったギリシャヨーグルトとキャラメルオニオンのパスタを見て、おばあちゃんがよく作ってくれたスープを思い出したと話してくれました。

「プリグリ(バルガー小麦、ブルグル)を煮て、そこにヨーグルトや炒めた玉ねぎを入れるの」という作り方を聞き、それは確かあれだ。知ってるんだけど……とっさに名前が出てこなくて反応しそびれたのが残念!
以前、乳酸菌飲料のリサーチをしてた時に資料にまとめたポントス料理でした。

ポントスは現トルコの黒海沿岸地域。そこに住んでいたギリシャ人をポントス人といいますが、マリアのおばあちゃんもポントス人だったのかもしれません。このスープは、本来はポントスの伝統食品であるタン(バターミルク)やパスキタン(タンから作られるヨーグルトチーズ、塩ヨーグルトの一種)を使うようですが、ギリシャヨーグルトやプレーンヨーグルトでも作ることができます。


2016.03.09 tanomenon chorba2

作り方はとっても簡単なので、分量は出してないのですがレシピをご紹介しておきます。


ポントス風・バルガー小麦とヨーグルトのスープ(タノメノン・ショルバ)

材料:
バルガー小麦(ひき割り小麦、ブルグル)

塩、胡椒
玉ねぎ
ギリシャヨーグルト
バター
ミント(生でも乾燥でも)

バルガー小麦は笊に入れてすすぎ、鍋に入れる。水と塩適量を加え、バルガー小麦が柔らかくなるまで煮る。

ギリシャヨーグルトはボウルに入れ、バルガー小麦の煮汁を少しずつ加えてのばす。これを鍋に加え、煮立てるとヨーグルトが分離するので注意しつつ手早く混ぜる。スープが温まったら火から下ろす。

小鍋かフライパンにたっぷりのバターを溶かし、刻んだ玉ねぎを炒める。玉ねぎが柔らかくなり、少し色づいたらミントも加え軽く炒める。

スープを再び弱火で温め、玉ねぎとミントをバターごと加え混ぜる。塩、胡椒で味を調える。

MEMO:バルガー小麦はポントス語でコルコトと呼ばれるもので、日本で一般的に手に入るブルグルより粒が粗く食べごたえがあります。粗挽きのブルグルもしくは丸麦で作ってもよさそうです。また、このスープは米で作る場合もあります。


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sevam_a at 17:47コメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年04月19日

白い豆スープ・カフカリスラ&レモン風味

春っぽい、爽やかな豆のスープを食べたかったので。

2015.04.15 white bean soup with kafkalithra

少しの玉ねぎだけ入れて白く仕上げた豆スープに、カフカリスラとオリーブオイルのペーストとレモンの皮のすりおろしをトッピング。
好みでレモンを絞っていただきます。

カフカリスラというハーブについては以前ちょっと書いてますので、こちらの記事を参照。

ひなげしパイと豆スープ

カフカリスラの香りは何と表現していいのかわかりませんが、ちょっと蒸れたような感じもして、果たしていい匂いなのか……?はっきり言ってよくわかりません(笑)
ギリシャでは春の野草や青菜のパイに入れるのが定番。他には煮込みに入れたりもします。

オイルと一緒にペーストにしたのは、刻んだそのままとは香りが違ってしまう気がしますが、そろそろ花が咲いてシーズンも終わりなので保存したかったというのもあります。これはシーフードと合わせてみてもよさそう。


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sevam_a at 17:07コメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年01月12日

冬の定番、ギリシャ風ビーフスープ

少し前にギリシャ風のチキンスープを載せましたが、牛肉を使ったこちらも「おふくろの味」のひとつです。

2015.01.11 kreatosoupa1
Κρεατόσουπα

ギリシャ語ではクレアトスパ(肉スープ)またはヴラスト(別の表記でブラスト。「茹でた」という意味)と呼ばれるもので、ざっくり説明すると「ギリシャ風ポトフ」といった感じ。ほろっと柔らかくなるまで煮込まれた肉のスープなのですが、ポトフのように肉や野菜とスープを別盛りにしたり、ギリシャ独特のアヴゴレモノ(卵レモン)仕立てにしたり、いろんなバリエーションがあります。

また、肉は牛肉に限らず、たとえば山羊肉を使ったギダ・ヴラスティは田舎の方へ行くとタベルナのメニューでもよく見かける料理で、冬のスキー旅行の時はこれが食べたくなります。スープはそのままでもとってもおいしいのですが、トラハナを入れてお粥状にしたものは食べごたえもあり、冷えた体を温めるのにぴったり。意外と癖はないので、ギリシャに来る機会があればぜひ食べてみてください。

牛肉のスープは気軽に作れ、万人受けする味。
近所に住む夫の叔母も昔はたまに作って差し入れてくれていましたが、肉や野菜の具は入ってなくて、クリサラキ(麦粒型パスタ)を入れたスープだけでした。いい出汁が出るためスープによく使われるのはすね肉などですが、潔癖症なところがある叔母が料理する肉は基本的に脂や筋のない赤味の牛肉だけだったので、スープをとったあとの肉は義父母宅の犬のエサになっていたようです。叔母さんのクレアトスパは、フレッシュトマトのほのかな酸味でさっぱりとしていて、シンプルながらもおいしかったです。


2015.01.11 kreatosoupa2

私が自分でよく作るのは、マギリオ(大衆食堂)の大鍋で煮込まれていそうな、肉も野菜もごろごろ入ったスープです。
調味料は塩胡椒だけですが、素材のうまみがたっぷり。特別な材料は全く必要ないので、この冬ぜひお試しください。


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sevam_a at 17:01コメント(16)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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