ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:和食

オリーブの種抜きをしたとき、種にくっついた果肉がもったいない。

2023.04.26 olive furikake
前の記事で「タラマ詰めオリーブフライ」にしたオリーブの話の続き。駄目になってたら捨てるつもりでいたオリーブだし、種に残った分の果肉までは気にするのやめようと思ってたのに、少しまとまった量があるとどうしてもスルーできないのが私です。

ほら、フードロス削減になるし、一品増えますしね。
残り物の活用に燃えるタイプなので、何にしようかな〜とワクワクしてきました。

オリーブの種に残った果肉は刻みタイプのアチャールにすることが多いんですが、今の気分はこれだ!と、特にひねりはないけどソフトふりかけに決定。何個かオリーブを追加で刻み、出汁をとったあとの昆布とかつおぶしをあわせました。酒と醤油とみりんで炊いて、仕上げにごまも少し。


2023.04.28 olive onigiri
ちょこっとごはんにのせて食べるのが好きだけど、おにぎりもいいですね。


2022.10.21 kalamata olive onigiri
ちなみにオリーブごはんやおにぎりはいろんなヴァージョンを作っていて、去年の秋にカラマタオリーブのを載せたつもりだったのだけど、ブログには未投稿だったようで記事が見つかりませんでした。インスタの過去投稿を確認したら、ペットボトル漬けカラマタオリーブに、シミ島シーソルト、オリーブオイル少々、いりごまとのこと。


2022.10.07 olive & umeboshi onigiri
……と、よくよく見たら去年の10月はもうひとつオリーブおにぎりを作ってました。すっかり忘れてた(笑)
こちらは新漬けオリーブ、杏干し(梅干しのあんずヴァージョン)、オリーブオイル少々、いりごま。すぐに食べる用の新漬けオリーブは塩分をかなり控えめに作っているので、杏干しも結構しっかりと入れて丁度いいくらいになります。
海苔などを巻かないおにぎりは、代わりにクッキングシートやワックスペーパーを敷くと手がベタベタせず食べやすいですよ。

オリーブやケイパーなどはギリシャのお漬物的な感じで、日本式に炊いたごはんにもよく合います。ちょっとビネガーを効かせたカラマタオリーブは、酸味と発酵のうまみのせいか、なんとなく故郷大原の柴漬けを思い出させる味でした。


※自家製オリーブは他にもいろんなアレンジをしてるので、まとめてタグからもご覧いただけます!


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

うちでよく作るアボカドとタラマの軍艦巻き、タラモサラタだったらどんな感じだろうと思って作ってみました。

2022.04.15 sushi
タラモサラタはつなぎにパンかじゃがいもを入れるのが一般的ですが、このお寿司に使ったのはそれらを入れず、タラマとレモン汁とオイルを乳化させただけのエマルジョンタイプです。

アボカド&タラモサラタにねぎを混ぜてレモンをトッピングしたのと、アボカド&タラモサラタにトマトときゅうりを入れたものの2種。

食べてみた感想は、タラモサラタじゃなく普通にタラマで作った方がおいしかった(笑)レモンのトッピングはとてもいいアクセントになったのでおすすめです。


【関連記事】






ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

ギリシャのクリスマスシーズンは、1月6日のエピファニーまで。
8日から子供たちの学校もまた始まるし、そろそろ通常モードに戻りつつあります。

2020.01.01

年々イベントごとが苦手になってきてるのもあり(元から大したご馳走は作ってないけど)、クリスマスの料理は適当な肉のローストなど。大晦日には私は年越しそばを食べたいので、家族にはそれぞれ食べたいものを食べてもらいました。普段はスモークにしんを甘露煮にして作るにしんそばだけど、今回は日本からの救援物資のおかげで手間なくちゃんとしたのを食べることができました。


ヴァシロピタ(新年のケーキ)だけは毎年用意するので、今回も。ケーキタイプと菓子パンタイプの2種類作りました。イースト生地の方は今回はいつもよりゆるく作って型に入れて焼いてますが、味はマフレピなどの入ったチュレキで、子供受けのいいチョコチップ入り。




2020.01.01a

新年の晩ごはんはなぜかラザーニャを作りがちな私。肉料理だとうちは家族の好みが分かれるというのもあり、みんなが好きなものだとラザーニャやカネロニ、ミートローフとかそういうのになるんですよね。ラザーニャはいつも手打ちパスタで作るので若干面倒だから(カネロニはクレープ)、こういう時にしか作らないのです。


2020.01.01b

トロトロのベシャメルなのでチーズのこんがり焼けたとこが滑ってしまった……。


IMGP1121

お正月はゆっくりしたかったのだけど、なんだかんだでやることいっぱい。ちょっと風邪をひきそうな喉の具合だったので、急遽「ギリシャおとそ」と勝手に呼んでる飲み物で消毒しました。
おとそはみりんに薬草類を浸けて作りますが、同じコンセプトでラキ(ギリシャのポマースブランデー)にその時手元にあるハーブやスパイスなどを浸けて風味と薬効を抽出します。
今回は、シナモン、クローブ、ディクタモ、ローズマリー、オレガノ、フェンネルシード、カルダモン、マスティハ、マフレピ、蜂蜜を入れました。


IMGP1122

味はギリシャでよく作られるラコメロ(ラキに蜂蜜とシナモン、好みでクローブを入れたもの)に似てますが、材料が多い分もうちょっと複雑な感じ。美味しいし、風邪予防にもいいですよ。


IMGP1114

年越しそば以外に、お雑煮も救援物資で。
いつもの超シンプルな京風白味噌雑煮(京風って割とシンプルですが、我が家は中でもすごくミニマリスティックなのです)だけど、白味噌やお餅を自作せずに楽できました。友達がくれた昆布と削り節のおかげで味も最高!


2020.02.01a

田作りと銀杏も友達から。感謝感謝
ちゃんとしたおせち料理は作ってないけど、こういうのがあるとやっぱり嬉しいですね。


2020.02.02b

おせちもいいけどカレーもね……ってことで、お正月に意外と作られるのがカレー?実家では、煮しめに入れる金時ニンジンを飾り切りにした切れ端の入ったカレーがいつも登場してたのが懐かしい。私は別にお正月にカレーは作らないんですが、年末にもつ煮込みを作ったので、最後残ったのをカレーにアレンジしました。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

今年は青紫蘇があまりよく育ちませんでした。多分、プランターの土を入れ替えないとだめですね……。

2019.10.14 kizamiduke3

紫蘇の実もそんなに量はないから種を取るために放置してたんですが、Facebookの過去の投稿で、6年ぐらい前に作ってた紫蘇の実入りの刻み漬けが出てきたのを見たら食べたくなりました。


2019.10.13 shiso

実を食べるにはちょっと育ちすぎかも?


2019.10.13 kizamiduke2

いつも適当に少しだけ作っているので分量とか出してないのですが、自分用の覚え書きとして記しておきます。

【作り方】
きゅうり、青唐辛子、生姜を刻み、紫蘇の実とあわせて軽く塩をして水分が出るまで置いておく。水気をしっかり絞る。

醤油、酒、みりんを煮立て、好みで砂糖と酢も少し加えて調味液を作る。刻み野菜を加え、火から下ろす。清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保管する。


2019.10.14 kizamiduke2

紫蘇の香りに、唐辛子と生姜のピリッとした味がアクセントになってご飯がすすむ簡単お漬物です。塩漬けの紫蘇の実を使う場合、手順にある塩は入れず紫蘇の実の塩気で野菜の水分を出すといいです。


ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

暑い日が続いています。
今年は少しだけ杏干しを仕込んでいたので、先日土用干しをしました。

2019.08.02 umeboshi

上の画像はギリシャの太陽でよく乾いた杏干し……ではなく、本物の梅干し。出来上がった杏干しを瓶に詰めてたら、昔日本で作って持ってきた「家宝」の梅干しのことを思い出したのです。

ギリシャへ移住する直前のことだから、なんと23年前!自分自身や長女が風邪をひいた時に梅干し雑炊を作ったりするのに使ってたのですが、最後に食べたのは10年くらい前でしょうか?それ以降は冷蔵庫の主として奥に眠っていました。

元々梅干しをそれほど食べないのと、大事にしたい気持ちもちょっとあり……子供の頃にテレビで100年以上前の梅干しを見て、「これやってみたいな」と思ってたのです(さすがに100年前の自作梅干しを食べるのは無理でしょうけど)。



それで久々に様子を見たら、なんだか白いものが発生してるような?見た感じ塩の結晶とは違うようだったので、干し直してみることにしました。


2019.08.01 umeboshi1

瓶から取り出したところ。ごく少量残っていた梅酢は溶け出したペクチンでゆるいゼリー状になっていました。紫蘇を入れて漬けたので元はもっと鮮やかな色をしていましたが、さすがにかなり褪せてきています。


2019.08.01 umeboshi2

一番右側の梅、わかるでしょうか?ゼリー状の梅酢の端が微妙に怪しいのですが、瓶から出してみたら白いものはほとんど目視できない程度でした。


2019.08.02 umeboshi1

丸一日干したら、お化粧したように塩が吹いて綺麗。


2019.08.02 umeboshi2

一番小粒な梅は乾きすぎぐらいにシワシワで小さ〜くなってしまいましたが、ちょっとちぎって味見してみたら皮は柔らかなままで中はまったり。我ながら上手く漬かった梅干しだったので、長い歳月を経てまた違ったおいしさに変化していました。


2019.08.02 umeboshi3

三種類の梅(と杏)干し。
手前から時計回りに、23年物の自作梅干し、10数年前?にもらった妹作の梅干し(白干し)、2年前に作った杏干し。どれもそれぞれおいしいです。


ちなみに2年前の梅仕事の記事はこちら。


2019.07.29 umeboshi

そして、今年の杏干し。なかなかいい感じにできています。Omikanさんが紹介されてた、クエン酸を足す方法を取り入れています。私はいつも大体杏で作っているのですが、杏の場合種が果肉に密着していないので食べやすく、皮の感じも梅に近いという点がいいです。ある程度よく熟したものの方が硬くならず仕上がりがいいような気がします。

食べ比べると梅とはやっぱりほんの少し違うんだけど、普通に梅干しの味ですよ。2年前の杏干しがなくなったら、これも少しずつ楽しもうと思います。

ギリシャごはん普及活動に、ご協力お願いします
にほんブログ村 料理ブログ 各国料理(レシピ)へ
人気blogランキングへ

↑このページのトップヘ