ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:葡萄の葉

代表的なギリシャ料理のひとつとして知られる、ぶどうの葉で米などのフィリングを包んだドルマデス(ドルマダキァ)。

2023.06.14a
やっぱりとれたての生葉を使ったものは格別なので、出回る時期には作っておきたい料理です。ぶどうの若葉は市場では7月ごろまで見かけますが、旬は4月終わりから5月。今年も余裕がなくちょっと出遅れ気味で、先週やっと作ることができました。

せっかくなので、ラキを一杯。ドルマダキァとケフテダキァ(ギリシャ風ミートボール)で、とってもギリシャらしいおつまみセットです。


2023.06.14c
いつも最初に作る「ドルマダキァ・ヤランジ」は、肉なしでハーブたっぷりの薫り高いドルマデス。ドルマデスというのはぶどうの葉に限らずキャベツ(特に冬によく使われる)など他の葉っぱでも作れますが、このハーブライス入りのはぜひぶどうの葉でお試しいただきたいものです。ぶどうの葉自体もハーバルな風味と酸味があり、それがフレッシュハーブやレモンとあわさって複雑な味わいを生みます。


2023.06.14b
ちなみに作り始めるまでは面倒だなと思って実はなかなか重い腰が上がらなかったりするんですが、私にとってはとてもリラックス効果がある料理です。ひとつひとつ包んで巻いていく作業は瞑想のように心が静まるし、作っているときの香りはまさにアロマセラピー。
日本ではぶどうの葉の入手が若干困難ではありますが、レシピ本にも作り方を掲載していますので、機会があればぜひお試しください。


2023.06.15a
我が家の超定番のもうひとつ、ひき肉入りトマト風味のドルマダキァはとても小さいサイズに包まないと気が済まないので、今回はパスして……代わりに干し鱈入りのを作りました。


2023.06.15b
干し鱈入りはその時の気分で副材料を変えるのでレシピは定まっていないのだけど、よく作っているドルマダキァのひとつです。


2023.06.15c
今回はハーブをたっぷり目に入れ、ヤランジの配合に近い感じで。玉ねぎ、刻んだ干し鱈(塩抜きしたもの)を炒め、トマト少しと米も加え炒めて、ハーブ(パセリ、ディル、スペアミント)とひまわりの種、干しぶどうを加えました。塩こしょうで味をととのえますが、塩の量は干し鱈の塩気によって加減します(煮ると味が薄まるので濃い目に)。


2023.06.15d
ドルマダキァ・ヤランジには松の実と干しぶどう(カランツ)をよく入れるのですが、今回なしで作ったので鱈の方に入れたくなりました。いきなり思い立ったので、松の実の代わりにひまわりの種を炒って使いましたが、これも十分おいしい。ひまわりの種は、自分の中で「貧乏人の松の実」と呼んでいます(笑)


2023.06.15e
この日のもう一品は、レンズ豆のサラダ。茹でたレンズ豆に、玉ねぎ、パプリカ、トマト、フェタチーズ、ディルをシンプルなワインビネガー&オリーブオイルのドレッシングで。ビネガーはバルサミコを使って甘めに仕上げてもおいしいです。


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ほぼ毎年作っている、ぶどうの葉寿司。シーズン中に、やっぱり一度は食べておきたいものです。

2022.05.18 sushi1
気分によって少しずつ作り方や具材を変えたりしているのですが、今回のもかなり好きな感じにできました。

スモークにしん、針しょうが、錦糸卵、わらびと昆布の佃煮。

最低半日は置いてなじませたかったので、ギリシャでよくある塩辛い魚の保存食を使おうと思いスモークにしんにしましたが、ラケルダ(ハガツオの塩漬け)なんかでもよさそう。


2022.05.18 sushi2
削ぎ切りにしたにしんの下には針しょうがを忍ばせ、脇には錦糸卵と佃煮。
佃煮は先日ピリオのわらびで少量だけ(これに使おうと思って)作っておいたものです。


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アテネの市場には4月の終わりごろから並びだすぶどうの若葉。
出始めはちょっと高いので見送ろう……と思っているうちに、出遅れてしまいがち。

2022.05.19 dolmadakia
なんだかんだで今年もやや遅くなりましたが、先週は今シーズン初ドルマデス。いつもはハーブライス入りのが先なんですが、何度も作ってられるかわからないので家族みんなが好きな肉入りのミニミニドルマダキァにしました。

レシピは下記リンク。毎年載せているので、いつもブログを見てくださってる方にはすっかりおなじみになっているかと思います。



私がやってるように小さく作ると大量に包む場合は少し大変なんですが、生のひき肉を使ったフィリングはとても扱いやすいのです。バラけたりしにくいため初心者の方でも作りやすいし、形や大きさがきちっと揃ってなくても問題なし。

@girisyagohan レシピは「ギリシャのごはん おばあちゃんのドルマダキア」で検索してください。#ギリシャ料理 #料理 #ドルマデス #greekfood #greekcuisine #mediterraneandiet #slowfood #dolmades #cooking #CapCut ♬ オリジナル楽曲 - アナグノストゥ直子

それをお見せしたくて動画を撮ってみたので、興味のある方はレシピとあわせてご覧ください。



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先週に引き続きドルマダキァ。

2021.05.20 dolmadakia1
2番目に作るのは、我が家の定番ほんのりトマト味の肉入りドルマダキァです。

2021.05.20 dolmadakia2
何度も書いてますが、うちのは小さく作るので包むのに結構時間がかかります。ぶどうの葉っぱを洗って下茹でして、使う大きさにカットするところまでは前日にやっておくと楽ですよ。小さめ〜中ぐらいの葉っぱだと、半分〜3、4つぐらいに切って使っています。

こんな風に巻いてます……という動画を載せたので、よろしければ参考に。ちょっとラフに巻いてある方がギリシャらしいかなと思います。



レシピは過去に載せたこちら。

2021.05.20 dolmadakia3
生葉250gには、ひき肉約300gと米11/4カップぐらい(米の割合少し多めです)で直径22cmの鍋に3段分。分量はあくまでうちの場合なので、フィリングを多くしてもっと大きく作ることもできます。

ちょっとレシピでは伝えにくいコツがいろいろあるんですが、煮ると薄まるのでフィリングの味付けは濃い目にします。特に私のように小さく作る場合だと、ひとつひとつにフィリングをちょっとしか入れないので「濃くしすぎたかな?」と不安になるくらいでも丁度いいです。


2021.05.20 dolmadakia2
煮上がりは汁気が少し残る程度で火から下ろし、粗熱がとれるぐらいまで蒸らすと味もなじみます。写真は落とし蓋をとって、鍋をゆすって混ぜたところ。新鮮な若葉を使うとできあがりは葉っぱがフィリングと一体化するほど柔らかくなりますが、瓶詰めの葉の場合は少し硬めになるかも?食べた時に、葉っぱが口の中に残る感じのはいまいちです。

2021.05.20 dolmadakia3
背後に写っている料理はファヴァ。他にはオーブン焼きパスタやギリシャ風ミニハンバーグなども作り、料理だけで忙しい一日でした。


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わけわからんタイトルになってしまいましたが、先週撮って載せそびれていた3品です。

2021.05.12
今シーズン初のドルマダキァ(ドルマデス)、やっと作れました。
ご存知ぶどうの葉包みですが、やっぱり最初は肉なし・ハーブたっぷりのタイプで。

ドルマダキァは結構手間と時間がかかるのだけど、特に肉なしのはあまりメインという感じではないし、しかもうちの次女は食べない……。自分が食べたいという原動力だけで作っています。

2021.05.12 pie3
次女用にはホルトピタ(青菜や野草のパイ)を作ったのだけど、これはみんな大好きなやつ。ほうれんそうパイ(スパナコピタ)とほぼ同じなんですが、他の青菜が入っているのでホルトピタです。


2021.05.12 pie1
今回はほんの少し残ってたほうれんそうに、ふだんそう、あと玉ねぎ、ねぎ、ディルやフェンネル、フェタチーズが入っています。

2021.05.12 pie2
蛇足ですが、チーズが入ってるのはホルトティロピタになります。どちらでも普通にホルトピタと呼んでも大丈夫ですが。


2021.05.12 chicken with ouzo mustard
それから、鶏むね肉のフィレがあったのでウゾマスタード風味のソテーも。鶏肉は一口大に切って塩、こしょう、にんにくで下味をつけ、時間があれば冷蔵庫で数時間マリネしておきます。オリーブオイルをひいたフライパンで焼き、ウゾとマスタードを加え炒めあわせるだけです。仕上げにオレガノをふりかけてどうぞ。


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