ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

タグ:魚卵

今週からギリシャ正教のサラコスティ(復活祭前の断食期間)が始まりました。
ちゃんと実践している人は、復活祭まで約40日間動物性食品や魚は食べない食事節制を行います。

2015.02.25

うちは普通に肉も食べますが、この時期はサラコスティメニューを取り入れたくなります。
と言っても特別なものではなくて、野菜や果物、豆、穀類、そして血の出ないシーフードを使ったものなら何でもいいのです。魚は駄目だけど魚卵はOKなので、タラモサラタも定番です。

サラコスティの始まりであるカサラ・デフテラ(聖灰月曜日)にはタコや貝なども買ってシーフード料理を楽しむんですが、今年はスキー旅行に行く予定だったのでなし。結局天気が崩れたから旅行は取りやめたものの、シーフードは今度でいいや……という気分になったのでタラモサラタと豆料理だけ作りました。

そこで、タイトルに戻るわけですが。
焼いたなすにタラモサラタをつけて食べるのが個人的にすごく好きなのです。もちろん普通にパンにつけて食べたり、きゅうりやニンジンスティックで食べるのも好きなんですが。

いつもの一人宴会には、上の写真のような感じで食べてます。なすにタラモサラタだけで食べてもいいし、添えてあるトマトや唐辛子ピクルスと一緒にパンにのせて食べるのも乙です。
合間にはタソス島のスルゥベスオリーブ。ラキが進みまくりです。


【関連レシピ】
今回のは白いタラマとパンで作ったタラモサラタですが、日本ではこのレシピが作りやすいかも?(魚入りですけど)
スモークサーモン入りタラモサラタ
ポテトのタラモサラタは本にレシピを載せています。


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ギリシャ料理の「タラモサラタ」は日本でも徐々に知名度が上がっているのでしょうか。
「ギリシャのはタラモサラダじゃなくタラモサラタ」「たらこ+イモのサラダという意味じゃなく、タラマ(ペースト状の魚卵)のサラダ」というような雑学ネタがTwitterなどで回っているのをたまに見かけます。

taramokeftedes
Ταραμοκεφτέδες

タラマ(タラマス)を使った料理といえばまずはタラモサラタなのですが、たらこコロッケのような「タラモケフテデス」も美味しくて大好きな料理です。最も一般的な作り方は、ちょっと硬くなってしまったパンを湿らせてタラマや玉ねぎ、ハーブ類と混ぜあわせて作るという方法。パンではなくマッシュポテトを使う作り方もあり、まさにコロッケといった感じです。
ギリシャのようなパンは日本では入手できないので、ポテトをベースにパン粉で硬さを調節するレシピを作成してみました^^

実は完成品写真は去年出させていただいた本の「みんな大好きケフテデス」という章に掲載するために撮ったもので、レシピは紹介していなかったのですが、一応材料の分量などメモをとってあったのです。しかしその後メモをなくしてしまったため、また計量し直すはめに……!
ちなみにケフテデスのレシピは「ミント風味のケフテダキァ」「タコのミートボール風」の2つを掲載しています。特にタコのは私のお気に入り♪かなりおすすめなので、ぜひお試しください!あと、ポテトを使ったタラモサラタのレシピも載せてます(宣伝、宣伝……)。

ギリシャごはんに誘われてアテネへ (旅のヒントBOOK)


ギリシャのタラマは日本のたらこと味はそこそこ似ているものの、ペースト状で塩気が強いです。そのため、タラモサラタやタラモケフテデスに使う時は塩抜きして使うのも一般的ですが、メーカーによって塩気の強さや水切れのよさが違います。

taramas

私がよく使っているのは、ギリシャ産のΜΑΜΑΗ(ママイ)というメーカーのもの。タラマはアイスランド産が多いようで、国産は貴重。ママイのタラマは塩気が強すぎず、塩抜きして使う場合の水切りもしやすいので気に入っています。

レシピでは、たらこを使う場合とタラマを塩抜きせず使う方法(こちらの方が経済的!)をメインで紹介していますが、塩抜きする方法も書いてあるのでお好みでどうぞ。
香ばしくて結構あとをひくおつまみです^^


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