ギリシャのごはん

ギリシャ料理のレシピと、ギリシャで私が作っているごはんの記録。

drying peppersこの間ちょっと涼しくなったと思ったら、また暑くなってきたようです。というわけで私はずっと家に篭もってますが、ベランダではいろんなものがジリジリと日干しにされています。

これは唐辛子。手前が南インド風に塩・ヨーグルト・フェヌグリークに漬け込んだもの。黒っぽくなるまで揚げてから食べます。数年前に島に持って行って干したのだけど、置いといたら虫が湧いてしまいました。今回はしっかり干そう...。

後ろの唐辛子はチポトレもどきを作ろうと思って干してます。これって本当は赤く熟したハラペーニョで作るんだと思うけど、なかったので緑のを使用。干してるうちに赤くなってきます。大体乾いたらスモークし、アドボに加工して保存する予定です。

スモーク唐辛子と言えば、スペインに住んでる親戚がスモークパプリカを買ってくれたそうです。これが届いたらメロン&ハモンセラーノのサラダを作りたいなぁ。ギリシャのメロンは甘くて美味しいです。前に妹達と行ったロドス島のカフェでメロンベースのフレッシュジュースを飲んだんですが、オレンジと、あとバナナもちょっと入ってたのかな?これが何だかすごく美味でした。

虫がすごく苦手な人の為に警告しておきます。続きはセミの写真付きです。

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cyclamen
















アテネ市内を歩く時に目印にもなる二つの丘、一つはアクロポリス、もう一つはリカヴィトス(リカビトス)の丘です。

うちから近いリカヴィトスには、たまに散歩に行きます。私は植物が好きなので、丘の上からアテネを見下ろすよりも下を向いて野草観察をしてしまいます。

今回の写真はもう何年も前の10月頃に妹達が遊びに来た時(いつだったか忘れました。ユーロが導入される前です)撮影したものです。上の花はシクラメン、下のはクロッカス?と思ってたらステルンベルギアという名前だそうです。

ギリシャ在住の先輩で、野草観察もよくされているshimuraさんがコメントを下さったので、以下引用させて頂きます。「ヒガンバナ科のSternbergiaでシシリー、イタリア本土、ギリシャ本土、キクラデスにある花です。クロッカスより花びらが長く尖っていて色は黄色だけです。クロッカスは白、黄色、紫の花があり、アヤメ科です。またこの花によく似ているColchicum〔犬サフラン〕というのがあり、これはユリ科で花はピンク系です。

こういう可憐な花だけでなく、ウチワサボテンや多肉植物のようなものもよく見かけます。ちなみにウチワサボテンの実はフラゴシカと呼ばれ、スーパーや市場でも売ってます。

シクラメンと言えば、ロドス島辺りでは葉や球根を食用にすると、本で読みました。ムスカリの球根はギリシャやイタリアではよく食べますが、シクラメンはあの辺りだけのようです。どんな味がするのか気になるので、いつか試してみたいと思っています。リカヴィトスで見たシクラメンには葉がありませんでした。花が終わってから出て来るのでしょうか?

crocus















丘の上には小さな白い教会があります。以前にこのエリアのライキ(庶民市場)について紹介しました。麓から撮影した教会の写真も、こちらに載せています。

中はこんな感じです。こちらも妹撮影。私は正教徒ではないし、宗教については何もしらないのですが、ギリシャの教会は好きです。この絵の雰囲気や色使いにはすごく惹かれます。

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dakos


















ギリシャではパン屋でもスーパーでもよく見かけるパクシマディ(複数形はパクシマディアπαξιμάδια)。これはラスク・乾パンのことで、特にクレタ島のものが有名です。パクシマディア用のパンは、ローフ型に成形した生地をスライスしてから発酵させ、焼きます。切り目の所から手で割って、再び低温のオーブンで乾燥焼きして完成。他には輪っか状に成形したパンを横半分に切ったパクシマディアもあります。

パクシマディアはそのまま食べてもいいけど、ダコス(ντάκος)というクレタ島のパンサラダにするとまた格別です。イタリアにもパンツァネッラという、古くなったパンを水でふやかしてトマトやオイルを加えたサラダがありますが、それに似た感じです。

ダコスの語源はタコス(τάκος、木の切り株、作業に使う木片)で、それが訛ってダコスになったようです。また、クレタ島のレシムノン辺りではククヴァイア(κουκουβάγια、フクロウ)と呼ばれることが多いです。丸いパクシマディにトマトなどが乗った姿がフクロウの目に似てるからだという説がありますが、よくわかりません。

作り方は、まずラスクを少し湿らせます。水道の水を直接ザーッとかけたら、他の材料を準備してる間、そのまま置いておきます。この時点で塩とオリーブオイルを好みで少しかけます。

次によく熟したトマトをすりおろし(または刻んで)、ラスクの上にのせて塩を振ります。さらに潰したフェタチーズ又はミジスラチーズ(これはリコッタに似ていますが、クレタ島でよく使われるのはクシノミジスラという酸味のあるものです)をのせ、オレガノを振りかけます。オリーブオイルを回しかけて出来上がり。好みでケイパーやオリーブをのせても美味しいです。

dakos stamps


















今年登場した、ダコスの切手です。右が材料、左が完成写真になっています。ここに書かれている材料は大麦のラスク、トマト、フェタ、オレガノ、オリーブオイル、塩。より一般的な大麦パンのパクシマディも美味しいですが、私はチックピーで発酵させたエフタジモ(εφτάζυμο, επτάζυμο)というパンのラスクが好きで、これで作るダコスは我が家の夏の定番メニューです。

KitchenAidギリシャは今、サマーセール中です。

私にとってセールのお楽しみは、今まで欲しかったキッチン用品を少しずつ揃えていくことです。今回買った大物はこの二つ。ネット上の従姉妹に報告を兼ねて、お披露目しちゃいます。

まずはキッチンエイド。スタンディングミキサーと言えば、これでしょう!ヨーロッパではケンウッド・シェフの方がメジャーだけど、近年キッチンエイドもよく見かけるようになりました。やっぱりこのデザインに惹かれます。そして頑丈なところも頼り甲斐があって好き。

最近別の所でパンの話をしていて、機械捏ねはやはり違う!と聞いたので、これでどんなパンが出来るのか楽しみです。捏ね時間の研究もせずに、今日機械捏ねパン第一号を作ってますが、どうなるやら...。

Romertopfもう一つはロメルトフ(と、日本では呼ばれてるようですが、ドイツ式の発音ではレーマートプフだそうです)。ローマ人のお鍋です。テラコッタ系のものが一つ欲しかったので。シフノス島の豆壷とかもすご〜く欲しいです。でも残念ながら買いに行ける予定はなし。

本当は、もうちょっとシンプルなものが欲しいんですが、見つからないのでとりあえずこれ。この冬はこれでいろいろ作ろうと、今から楽しみです。

ところでこういう蓋付きのはギリシャ語でガストラと呼ばれます。こちらで普通に売ってるガストラは金属製のもの。本来は蓋の上に炭火を乗せて上からの熱も加える、簡易オーブンのようなものです。

ヨアニナの空港近くに「ガストラ」という有名なレストランがあります。その名の通りガストラで焼いた肉料理が売りですが、私達が一番気に入ったのはギガンデス(大きな白インゲンの仲間)と野草を煮込んだ料理でした。


neranji glykoギリシャではよく街路樹として植えられているネランジ(νεράντζι)。これは市場で普通見かける甘いオレンジではなく、ビガラードであることが多いようです。ビガラードという名前は耳慣れないですが、英語ではビターオレンジ(サワーオレンジ)、日本ではダイダイと呼ばれるもののようです。これは主に香料に使われ、花も果皮からエッセンシャルオイルやオレンジフラワーウォーターが抽出されます。初夏にこの花が満開になっている時期は、辺り一帯がまさにオレンジフラワーウォーターの香りです(当たり前ですが)。

ちなみにダイダイは、実が落ちずに翌年も木に残っている=代々から来た名前だそうです。確かにこちらの街路樹のものも去年の実がまだ結構残ってます。新しい実は現在ミカン大くらいに育っています。

bigarade

実がもう少し小さい時期に、グリコを作ってみました。以前にも書きましたが、グリカ・クタリウーと呼ばれる、主に果物を濃いシロップに漬けたものです。ネランジはグリコになったのは市販品をよく見かけますが、生のものが市場に売ってるのは見たことがないので、街路樹のを収穫しました。


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