grating tomatoレシピでも紹介しましたが、ギリシャではトマトを微塵切りにする代りに、西洋おろし金の粗い目を使っておろす人が多いです。根本的に日本と料理の仕方が違うので、きちんとした包丁やまな板を持ってなくてもギリシャ料理はできてしまうのです。

このトマトの潰し方ですが、まず半分に切ってヘタを除きます。そして切り口の方から少し押し付けるようにおろします。最後は皮だけが残るので、それは捨てます。これはちゃんと熟したトマトじゃないと上手くいきませんが、そもそも熟してもいないトマトを使おうという発想が間違っているのかも。

ある人が「私は冬のトマトでイェミスタ(スタッフドベジタブル)を作ろうなんて思わない」と言ってました。私は良さそうなトマトを見つけたら季節はずれでも作ってしまうのですが、今は夏でもおいしいのを見つけるのはあまり簡単ではないのが残念です。見かけは綺麗でも、切ってみたら粉っぽかったりすると、本当にガッカリです。

このおろしトマトを最大限に生かしたのが、「ダコス」といって、レストランでもよく見かけるメニューです。水をかけて少しふやかしたラスクに、おろしたトマト、フェタ又はミジスラチーズ、塩漬けケイパーなどをのせ、オリーブオイルをかけるだけです。ギリシャ版パンツァネッラという感じでしょうか、とてもおいしいですよ。ギリシャの、特にクレタ島のラスクについては、また近いうちに書きます。