ご存知の方も多いとは思いますが、ギリシャで言うフラッペとは泡立てたインスタントコーヒー(主にネスカフェ)のことを指します。アテネオリンピックの頃にもテレビなどで取り上げられてたそうですね。
ギリシャではカフェのメニューにインスタントコーヒーが普通に載ってます。最近ではエスプレッソベースのものに押されてきてはいますが、やはりギリシャの基本ということでまだまだ健在。ホットのとアイス(フラッペ)があります。ギリシャ人は泡立ったコーヒーが好きなようで、ギリシャコーヒーにはもちろん自然な泡が立ってますが、インスタントコーヒーも泡立てるのが特徴です。
さて、フラッペの作り方ですが、グラスにインスタントコーヒーをティースプーン1〜2杯(グラスのサイズや好みに応じて)、砂糖を好みの量入れ、水を少し加えます。この時水が多いと泡ばっかりになってしまうので注意。これを電動のクリーマー(フォームミルクを作る、あれです)で泡立てます。クリーマーがなければシェーカーか空き瓶に入れて振ります。この泡に、たっぷりの氷と水又は牛乳を加えて出来上がり。
私はフラッペに氷は必須だと思うんですが、入れない所もあるんですね。某島へ行った時、フラッペを頼んだら氷無しだったので物足りなかったです。好みでリキュールなどを加えると、少しリッチな気分が味わえます。ベイリーズやヘーゼルナッツのリキュールを加えるのが好きで、よくやります。
そう言えば、私がフラッペと出会ったのはギリシャではなくロンドンでした。同じ寮に住んでたディミトリスというギリシャ人が作ってるのを見て、真似して作ってみたものです。あの頃は、まさか自分がギリシャに住むことになるなんて、思いもしませんでしたが...。