そしてバターを取り出した後に残った液体がバターミルクです。現在売られているのは、このような伝統的な製法で作られたものではなく、低脂肪乳に乳酸菌を加えて発酵させてあります。成分は水分が90.5%、蛋白質が3.6%、乳脂肪が1.5〜2%です。
同じようなもので、地方によっていろいろな呼び名があります。タン、アイラニ、アリアニなどが思い浮かびますが、アイラニやアリアニはトルコ〜中東で飲まれるヨーグルトドリンク「アイラン」から来たものでしょうか?タンはアルメニア語に由来するようです。
こちらで売ってるバターミルクをいろいろ味比べしてみました。私がよく買うのはファゲ(写真2の左)かオリボス(写真3)のものです。ちなみにオリボス=オリンポス山のことで、あの辺りにある牧場で生産されてます。この二つはどちらも微炭酸っぽく、舌にピリッとくる感じが好きです。ロンドンの健康食品店でよく買っていたケフィールを思い出しました。
写真1はファルマ・クカキのもの。あまり知られてない地方のメーカーです。他のバターミルクがドリンクヨーグルトのようにとろりとしているのに対し、こちらはサラッとしています。味も酸味が強目です。オリジナルのバターミルクに近いものなのかもしれません。
ベーキングにもよくバターミルクを使いますね。イギリスのスコーンやアメリカのビスケット(ホットビスケット)に欠かせないものですが、使用するバターミルクによって味や仕上がりにどう影響するのかが気になります。ヨーグルトに似たバターミルクを使うなら、薄めたヨーグルトでも充分という気がするのですが、どうでしょう?