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ギリシャのパイと言うと、何でもフィロ生地が必要だと思ってませんか?

実は、あの紙のように薄くデリケートなフィロは、ギリシャで使われるパイ生地の中のほんの一部です。フィロにも少し厚めのものなどありますし、他にはサクッとしたタルト生地のようなタイプ(クル)や、普通の折りパイ生地(スフォリアータ)も一般的なんですよ。

ギリシャ料理の中では結構有名なスパナコピタ(ほうれん草パイ)、ティロピタ(チーズパイ)も、市販のパイシートで手軽に作ることができます。

今回紹介するのはスパナコピタ。私が普段作るのはフェタチーズも入れるので、正式にはスパナコティロピタ(ほうれん草&チーズパイ)と呼んだ方がいいかもしれません。他の青菜や野草を使ったものはホルトピタと呼ばれ、私はこちらの方が好きでよく作るのですが、その話はまた今度。

とりあえずは、超簡単な我が家風のパイレシピをどうぞ。

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スパナコピタ(ほうれん草のパイ)
リーク又はネギを加えると、少しトロッとした感じになり、味に深みも出て美味しいです。

材料:(4〜6人分)
ほうれん草...500g
リーク...1本(又はネギ...2〜3本)
玉ねぎ...小振りのもの1個
オリーブオイル...大さじ2
フェタチーズ...100〜160g
ディル微塵切り(あれば好みで)...1/3カップ
塩・胡椒
冷凍パイシート...大2枚

ほうれん草は下茹でし、水気を絞って粗く刻む。ギュッと絞りますが、あまり絞り過ぎてもパサついてしまうので注意して下さい。

リークは縦半分に切ってからスライスする。玉ねぎは縦半分、横半分に切ってからスライス。

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鍋にオリーブオイル、リーク又はネギ、玉ねぎ、塩少々を入れて火にかけ、柔らかくなるまで色付かせないように炒める。

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フェタチーズはフォークなどで細かく砕く。指定したフェタチーズの分量はかなり幅がありますが、お好みの量を加えて下さい。

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炒めたネギ類に、ほうれん草、フェタ、ディル(好みで)を加え混ぜ、塩・胡椒で味を調える。チーズは結構塩気があるので、塩は味を見て必要なら加えて下さい。ただし、薄味にし過ぎると美味しくないです。

オーブンは190度に予熱する。

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軽く油を塗った天板にパイシートを敷き、周りを少し残してフィリングを広げる。

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周りに水を少しつけて、もう一枚のパイシートを重ねて端を押さえて留める。好みで端を少し切り落とし、形を整える。

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オーブンに入れ、きつね色になるまで約30分焼く。

少し冷ましてから切り分ける。



MEMO:フィリングにつなぎとして卵を使用するレシピが多いですが、私は卵なしが好きなので入れてません。卵入りにするなら1個をフィリングの材料に加えて混ぜて下さい。
パイシートを使う代わりに、春巻きの皮で包んで揚げてもいいです。

ところでこのレシピの写真を撮ったのは先月後半なんだけど、超金欠だったので安いパイシートを買ったんですよ。そしたらすごく油脂が少ないタイプでした。うぅぅ...マズそうな写真見てわかりますよね?でも普段使ってるのはオイリー過ぎだし、こちらは胸焼けが...。中間ぐらいの、ないかな〜?

そして、日本のスタンダードなパイシートのサイズがわかりません。この分量だと、日本サイズオーブンの天板1枚分って感じです。1人前ずつ分けて作るなら約4個できます。

追記:matahariさんが、実際に日本のパイシートで作って下さいました。1パックで丁度いいそうです。