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そんなわけで、よく作ってるのが消化の良さそうなトラハナ(トラハナス τραχανάς)のスープ。トラハナはトルコではタルハナと呼ばれるそうですが、似たようなものが中東や東欧の辺りにもあるらしいです。
ギリシャのトラハナは基本的にグリコス(スイート。と言っても甘いわけではありません)とクシノス(サワー)の二種類あり、その他には乳製品抜き・野菜入りのトラハナや、あと似たようなものでクレタ島のクシノホンドロスがあります。
基本的な原料は小麦粉やセモリナ粉で、これに牛乳、羊乳、山羊乳などを加えて作りますが、サワーの場合はバターミルクやヨーグルトなどの発酵乳を使用します。
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同じような材料でも、地方やメーカーによってかなり違ったものになるのが面白いです。これはABというスーパーで売られてるスイートトラハナ。ギリシャ中部のラミアで作られてるそうです。
粒はこんな感じ。
こちらはヴラハというブランドのサワートラハナ。このメーカーのスイートトラハナはひき割り小麦で作られていて茶色いです。
トラハナは料理にもよく使われるんですが、とりあえずはスープのレシピを載せておきます。ドロッとしていて、スープと言うよりお粥みたいな感じです。作り方は、一番シンプルなものは水又は水+牛乳にバターなどを少し加えて煮るだけですが、私が作るのは玉ねぎとトマトを入れたものが多いです。
トラハナのスープ
トラハナがないことにはスープも作れないんですが、参考までに...。いつかやる気のある時にでも、トラハナから手作りしてみるかもしれません。
材料:(1人分)
玉ねぎ...小1/2個
トマト...小1個
オリーブオイル...大さじ2
トラハナ...1/2カップ
水...21/4〜21/2カップ
玉ねぎは微塵切りにする。トマトはギリシャ風に摩り下ろすか刻む。
鍋にオリーブオイルと玉ねぎを入れ、塩を少し振って火にかける。弱火で炒め、透き通ったらトマトを加える。
トマトが煮崩れたらトラハナと水を加え、10分〜クリーミーになるまで(メーカーによって時間は異なる)かき混ぜながら静かに煮る。粒の大きさが不揃いなそぼろ状のは、しっかり煮ないと硬い部分が残るので、大きい粒を食べてみて煮えてるか確認して下さい。
好みで砕いたフェタチーズやバター又はオリーブオイルを加えて食べる。
MEMO:トラハナは、特に粒のしっかりしたタイプだとリゾットのように使うことができ、モダンギリシャ風のアレンジとしてよく見かけます。スープ以外の使い方としてはパイのフィリングに使う、煮込みに加える、ミートボールに加えるなどあります。→トラハナタグ