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もう10年以上前のこと。グルメ雑誌で紹介されていた、トルコに住むユダヤ人の食卓で目を引いたのがこの茶色い卵でした。何とも言えない美しい色合いの茶色は、玉ねぎの皮やトルココーヒーの粉と一緒に何時間も煮ることによって出ると知って、早速真似してみたのが最初です。
その後わかったのは、この卵はセファルディ系ユダヤ料理(注1)で、ギリシャに住むユダヤ人も作るということ。ギリシャ語ではアヴガ・ハミナドス(注2)と呼ばれます。
ギリシャ人がイースターエッグの着色料として玉ねぎの皮を使うこともあるのですが、アヴガ・ハミナドスと呼べるものを作るには、じっくりと煮ることがポイント。
何時間も煮たものは殻が深く色づきます。白身もほんのり茶色くなって、何とも形容し難い独特な味。そのまま食べても、卵サラダ(注3)にしても美味しいです。飾っておくだけでも美しいので、玉ねぎの皮が沢山あれば是非お試し下さい。
注1:ユダヤ人は大きく2つ、アシュケナージ(東欧系)とセファルディ(地中海・中東系)に分けられます。
注2:αυγά χαμινάδος、英語ではHamine eggs
注3:普通のヴィネグレットの他、アンチョビ入りドレッシングも合います。
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茶色い卵(アヴガ・ハミナドス)
材料:(直径20cmぐらいの鍋でできる分量)
卵...好きなだけ(鍋に入るだけ)
玉ねぎの皮...なるべく沢山(約10個分)
コーヒーの粉(挽き豆、好みで)...約大さじ1
塩...約大さじ2
玉ねぎの皮を用意します。玉ねぎを使う度に取っておくといいです。
玉ねぎの皮が充分集まったら、綺麗に洗って鍋に入れます。色がついて落ちにくくなる可能性があるので、鍋はあまりいいものを使わない方がいいです。卵、コーヒーの粉(使うなら)、塩を入れ、かぶるくらいの水を加えて弱〜中火にかけます。卵は室温に戻しておき、ゆっくり加熱すると殻が割れにくいです。
最低2時間〜できれば半日ぐらいゆっくり煮ます。段々茶色い色が卵につき、色を楽しむだけなら1〜2時間で充分ですが、独特な風味を楽しむ為にはなるべく長時間煮て下さい。火から下ろし、そのまま冷めるまで放置します。
MEMO:塩とクミンパウダーをつけると美味しいです。
玉ねぎの皮が必要ない焼きバージョンはこちらをクリックして下さい。
おまけ:中がほんのりピンクの砂色卵
茹でる方法でビーツのサラダを作った煮汁で、ピンクの卵は出来ないかと思って作ってみました(と言っても、実はこれやったの去年です)。ビーツの色素が足りなかったのか、ピンク卵は失敗。でも元は白かった卵がシックな砂色になって、茶色い卵と一緒に盛ってみたらいい感じになりました。
写真ではわかりにくいけど、剥いてみると中の白身がほんのりピンクに染まっているのが可愛くて、結構気に入ってしまいました。
材料:(直径20cmぐらいの鍋でできる分量)
卵...好きなだけ(鍋に入るだけ)
玉ねぎの皮...なるべく沢山(約10個分)
コーヒーの粉(挽き豆、好みで)...約大さじ1
塩...約大さじ2
玉ねぎの皮を用意します。玉ねぎを使う度に取っておくといいです。
玉ねぎの皮が充分集まったら、綺麗に洗って鍋に入れます。色がついて落ちにくくなる可能性があるので、鍋はあまりいいものを使わない方がいいです。卵、コーヒーの粉(使うなら)、塩を入れ、かぶるくらいの水を加えて弱〜中火にかけます。卵は室温に戻しておき、ゆっくり加熱すると殻が割れにくいです。
最低2時間〜できれば半日ぐらいゆっくり煮ます。段々茶色い色が卵につき、色を楽しむだけなら1〜2時間で充分ですが、独特な風味を楽しむ為にはなるべく長時間煮て下さい。火から下ろし、そのまま冷めるまで放置します。
MEMO:塩とクミンパウダーをつけると美味しいです。
玉ねぎの皮が必要ない焼きバージョンはこちらをクリックして下さい。
おまけ:中がほんのりピンクの砂色卵
茹でる方法でビーツのサラダを作った煮汁で、ピンクの卵は出来ないかと思って作ってみました(と言っても、実はこれやったの去年です)。ビーツの色素が足りなかったのか、ピンク卵は失敗。でも元は白かった卵がシックな砂色になって、茶色い卵と一緒に盛ってみたらいい感じになりました。
写真ではわかりにくいけど、剥いてみると中の白身がほんのりピンクに染まっているのが可愛くて、結構気に入ってしまいました。