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gemista

野菜に米などのフィリングを詰めたイェミスタの中でも、トマトやピーマンは作り方が簡単だということもあって、最もポピュラーです。これに使う野菜は普通大きいものですが、私は小さいトマトやピーマンで作るのが好き。これだと見た目も可愛いし、フィリングと野菜との割合もいいんですが、もちろんお好みで大きいものを使っても結構です。

ちなみに我が家ではズッキーニのイェミスタがとても人気で、トマト&ピーマンに加え、いつもズッキーニのをいっぱい作ります。くりぬくのがちょっと手間ですが、美味しいですよ。米とハーブのシンプルなフィリングですが、野菜の甘味にオリーブオイルのコクが加わって、満足感たっぷり。じっくり焼いて野菜の旨味を凝縮させます。

一緒に焼いたポテトがまた美味しいので、野菜の周りにスペースがあれば沢山焼くのがおすすめです。

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トマトとピーマンのイェミスタ・ハーブたっぷり肉無しバージョン

材料:(各6個分)
トマト...小振りのもの6個
ピーマン...6個
塩・砂糖・胡椒...各適量
米...2/3カップ
玉ねぎ微塵切り...小1個分
オリーブオイル...約大さじ6
パセリ・ディル微塵切り...各1/3カップ
ミント微塵切り...大さじ2(ドライなら小さじ1/2)
トマトピュレ(好みで・必要なら)...大さじ1〜2
じゃがいも...中2個〜
にんにく...1かけ

gemista 1トマトはヘタの付いてる方を切り、中身をスプーンでくり抜く。この時種を分ける壁の部分もしっかり目に削ると水っぽくならない。中に塩、砂糖各少々をすり込んで伏せておく。くり抜いた中身は細かく刻むかFPでピュレにしておく。


gemista 2ピーマンはヘタの周りにナイフを入れ、取り除く。中に指を入れてワタや種を除く。

米はさっと洗ってザルに上げておく。オーブンは220度に予熱する。焦げ付きやすいオーブンなら、もう少し温度を低めに設定して下さい。


gemista 3玉ねぎはオイル大さじ1で柔らかくなるまで炒め、トマトの中身を刻んだものを2/3量加え軽く煮詰めて火から下ろす。


追記:最初に教わった方法でレシピを書きましたが、玉ねぎとトマトは加熱せず生のまま他の材料とボウルで混ぜ合わせるだけでいいです。


gemista 4炒めた玉ねぎとトマトに、米、ハーブ、伏せておいたトマトから出た汁、オイル大さじ2を加え塩胡椒で少ししょっぱ過ぎるくらいに味付けする。トマトの味が薄い場合はトマトピュレも少し加える。


gemista 5トマトとピーマンにフィリングをふんわりと詰め、トマトにはヘタの部分で蓋をする。手にオイル適量を付け、野菜に塗って耐熱容器に並ベる。

じゃがいもは一口大より少し大きいぐらいに切り、にんにくは粗く刻む。オイル大さじ1と塩胡椒をからめて野菜の周りに並ベる。

トマトの中身を刻んだものの残りにトマトピュレ大さじ1〜2と水を加え3/4カップにし、全体に回しかける。アルミホイルをかぶせ30分焼く。


gemista 6アルミホイルを取って、オーブンの温度を200度に下げて30分、150度に下げてさらに30分ほど焼く。途中何度か汁を回しかけ、ピーマンは向きを変える。焦げ付きそうなら水を少し足す。


gemista 7再びアルミホイルをかぶせて休ませ、室温か少し温かいくらいに冷まして食べる。時間があれば、食べる時までスイッチを切ったオーブンに入れておいても。お好みで、ヨーグルトを添えて。すぐに食べると味が馴染んでなくて美味しくありません。


MEMO:ハーブの分量は多目ですが、特に癖はなくて食べやすいと思います。もちろん量を減らしてもOK。フェンネル(ういきょう)の葉を入れるのもおすすめです。


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【バリエーション】
ギリシャに数多く存在する詰め物料理のうち、トマトやピーマンのイェミスタのバリエーションいろいろです。こちらもぜひお試し下さい♪
ひき肉入りのイェミスタ
コミッサ叔母さん風、秋の木の実入りイェミスタ
タコピラフ入りトマトのイェミスタ