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tzatziki
夏真っ盛りのアテネ。そろそろバカンスシーズンもピークで、近所の店も閉っているところが多いです。

行き付けの肉屋やチーズ屋も閉まってるし、朝市も閑散としてきたので、満足のいく食材が手に入らないことも。暑くて凝った料理をする気にもなれないので、シンプルに焼いただけの肉とか野菜のケフテデスなどが定番になってます。

付け合わせには以前紹介したメリジャノサラタティロカフテリスコルダリァ、今回レシピを紹介するジャジキなどのディップ(スプレッド)が欠かせません。

ジャジキはきっと御存知の方も多いと思いますが、にんにくを利かせたヨーグルトときゅうりのディップです。トルコではスープ状の緩いものもポピュラーなようですが、ギリシャで一般的なのはパンに塗れるようなしっかりとしたものです。


Greek yogurtジャジキが水っぽくならないようにするには、刻んだきゅうりの水気をしっかり切るのもそうですが、ストラギスト・ヤウルティと呼ばれる水切りヨーグルトを使用します。写真はギリシャで最もポピュラーなFAGE社のTotalという水切りヨーグルトで、輸出も多くされていますが、残念ながら日本では入手できないようです。日本では普通のヨーグルトの水気を切って使うしかないですが、ギリシャと同じ味とまではいかなくても、なかなか美味しいのが出来ます。

シンプルな料理に共通することですが、ジャジキも塩加減が重要です。お好みにもよりますが、しっかり目に塩とにんにくを利かせないと気の抜けたような味になるので注意して下さい。にんにくはジューシーなものを。ジャジキって夏っぽい料理ですが、私は新にんにくの出回る季節に作るのが好きです(実はこの写真も去年の4月に撮ったものなんですが、今までお蔵入りになってました)。なるべく新しいにんにくを使い、半分に切ってみて中に芽が出てたら、芽は取り除いてから使って下さい。

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ジャジキ

材料:(2〜4人分)
ヨーグルト...500g
きゅうり...小1本
塩...適量
にんにく...ジューシーなもの1片(好みで加減する)
オリーブオイル...大さじ1〜好みの量
ワインビネガー...約小さじ1
生又はドライのミント(好みで)...刻んで約大さじ1/ドライひとつまみ

yogurtヨーグルトはコーヒーフィルター又は笊に清潔なガーゼか布巾を敷いた中にあけて冷蔵庫で数時間〜一晩ぐらい置いて水気を切る。
これが水切りヨーグルト。出来上がりの重量は元のヨーグルトの約半分。


cucumberきゅうりは好みで皮を剥いて、種が多いようなら取り除く。包丁で刻むか西洋おろし金で粗くおろす。塩を少し多目に振ってしばらく置き、キュッと水気を絞る。


garlic水切りヨーグルト、潰すかすりおろしたにんにくをボウルに入れて泡立て器などでなめらかになるまで混ぜ、水気を絞ったきゅうりを加える。オリーブオイルと塩、好みでワインビネガーとミントを加え味をととのえる。

冷蔵庫でしばらく冷やし、味を馴染ませる。

MEMO:塩辛くなりすぎてもいけませんが、きゅうりにしっかり目に塩をしておいた方が美味しいように思います。ハーブはなしでも、ディルやフェンネルを使っても美味しいです。

追記:melocotonさんに教えて頂いた情報によると、日本で市販されているものでは小岩井のプレーンヨーグルトを水切りするとギリシャのに近い味になるそうです。

2020.08.04 追記:現在は日本でギリシャヨーグルトがかなり一般化したので、もちろん市販のギリシャヨーグルトでもOKです。ジャジキはあまり分量気にしないで大丈夫ですが、この分量だと200〜250gぐらい使用するといいです。


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