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スブラキやギロスには欠かせない、ギリシャの薄焼きパンです。
「ピタ」というと中近東の平焼きパン、中が空洞になっていてポケット状に具を詰められるタイプのものがよく知られていますが、ギリシャでは一般的にパイ全般またはこのような平たいパンのことを指します。
パイの方は置いておいて、今回はパンについて話題を絞ります。以前も書いたように、ギリシャのピタはポケット無しのふんわりとしたもので、焼いた肉や野菜などをたっぷりのせて巻いたサンドイッチは人気のストリート・フードです。ちなみに、このピタはパンの中でも他のものとは違った位置づけにあり、スブラキ・ギロス屋以外のレストランでは出てこないものです。一般的な食事パンではない為か、レシピも本などには載ってないようで、たまに頂くお問い合わせに応えるべくレシピ作成に挑戦してみました。
それで、かなり久し振りにスブラキ屋巡りをしてみたら、ピタと一口に言っても店によって結構違ったりします。生地は薄め・オイルで揚げ焼きにされたのから、もっちり分厚いのをオイル無しで炙ったのまで。私のレシピは手作りの良さを生かしつつ、スタンダードなタイプを目指してみました。
スーパーで売られているピタの袋に記されている原材料を見るとわかりますが、材料は小麦粉、塩、イースト、水、オリーブオイルとすごくシンプルです。いろいろ試してみた結果、フライパンで焼く方法が一番手軽で、しかも本場のに近いものが出来る気がしました。オーブンを使わないので、残暑の厳しい今の時期にもぴったり。とっても簡単で美味しいので、お試し下さい。
ギロスやスブラキにピタはマスト!是非ギリシャのピタと一緒にどうぞ♪
・豚肉のギロス風1(クイックバージョン):フライパンで作る、おうちギロスです。
・豚肉のギロス風2(スローバージョン):こちらはオーブン使用。
・カフェランチ風・チキンスブラキのサラダプレート:あっさり胸肉のスブラキを、たっぷりの野菜とワンプレートに仕上げたヘルシーな一品。ピタの種類についても書いています。
・ギリシャ風ポークソテー:フィレ肉をギリシャ風の味付けでシンプルに美味しく。同じ味付けでスブラキ(串焼肉)も出来ます。
・ぷりぷり&ジューシー♪ギリシャ風ケバブ:ギリシャで「ケバブ」といえばこれ。ピタサンドやヤウルトゥルー(ヨーグルトケバブ)にしても。
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ギリシャ風・ふんわりピタパン(ピテス・ヤ・スヴラキァ)
材料:(6枚分・大判なら4枚分)
中〜強力粉...250g
塩...小さじ1/2
インスタントドライイースト...小さじ1/2弱
水...約160ml
オリーブオイル...大さじ1/2
セモリナ粉(打ち粉用)...あれば適量
小麦粉はボウルに入れ、塩、イーストを加え水を加えながら混ぜる。粉の質や湿度によって必要な水の量が少し変わるので、水は様子を見ながら加える。ざっとまとまるまで混ぜ(この時点ではまだ捏ねない)、覆いをして20分置く。
軽く台に叩き付けたりしながら10分ほど捏ね、オリーブオイルを加えてさらに捏ねる。オイルが完全に生地に馴染み、なめらかになったら一つに丸める。覆いをし、生地が倍に膨らむまで発酵させる。
ガスを抜いて、生地を6等分する(一つ当たり66g前後)。外側から中心に向ってつまんで押し込むように丸め、布巾などをかぶせ10分休ませる。
セモリナ粉を打ち粉に(なければ小麦粉を控え目に使う)、麺棒でそれぞれ直径17cmぐらいに丸くのばす。布巾にはさんで20〜30分、少しふんわりするまで休ませる。
フライパンを熱する。霧吹きを用意しておく。
休ませた生地にフォークで1.5cm間隔にピケをし、フライパンに入れる。霧をたっぷり吹いてから蓋をして約1分、焦がさないように弱火で焼く。この時点ではあまり焼き色はつけない。ひっくり返して裏側も蓋をして焼き、皿に取り出して布巾をかぶせておく。残りの生地も同様に焼く。
オーブンで焼く場合:オーブンは天板ごと250度に予熱する。上の手順同様発酵させてピケをした生地を手早く並ベ、霧吹きをしてオーブンに入れる。1分半〜2分、プクプクと膨らむまで焼き、取り出して布巾で包む。
食べる直前に油で焼く。フライパンを熱してサラダ油又は軽めのオリーブオイルをひとたらしし、さっと水にくぐらせたピタを加え色づくまで焼く。好みの焼き加減になったら裏面も同様に焼く。
MEMO:私はいつも中力粉(オールパーパスフラワー)を使っています。ギリシャのものは強力粉でも腰が弱めですが、日本で普通に売られている強力粉でも上手くできると思います(味・食感は少し変わるかも?)。セモリナ粉は打ち粉として使うだけですが、あった方がそれっぽく美味しく仕上がります。
油で焼くことによってギリシャのピタらしさが増しますが、カロリーが気になる方はグリルや網で直火焼きにしてもいいです。
ピタサンドにしないでそのまま出す場合、十字に切るか3cm幅の細切りにしてどうぞ。お好みで塩とオレガノを振って、オリーブオイルを垂らして下さい。スブラキと一緒に食べる時は塩&パプリカをふりかけるのもおすすめですよ♪
フェタチーズまたは白チーズとオレガノを詰めたバリエーション。伝統的ではなくモダンギリシャ料理っぽいアレンジです。
材料:(6枚分・大判なら4枚分)
中〜強力粉...250g
塩...小さじ1/2
インスタントドライイースト...小さじ1/2弱
水...約160ml
オリーブオイル...大さじ1/2
セモリナ粉(打ち粉用)...あれば適量
小麦粉はボウルに入れ、塩、イーストを加え水を加えながら混ぜる。粉の質や湿度によって必要な水の量が少し変わるので、水は様子を見ながら加える。ざっとまとまるまで混ぜ(この時点ではまだ捏ねない)、覆いをして20分置く。
軽く台に叩き付けたりしながら10分ほど捏ね、オリーブオイルを加えてさらに捏ねる。オイルが完全に生地に馴染み、なめらかになったら一つに丸める。覆いをし、生地が倍に膨らむまで発酵させる。
ガスを抜いて、生地を6等分する(一つ当たり66g前後)。外側から中心に向ってつまんで押し込むように丸め、布巾などをかぶせ10分休ませる。
セモリナ粉を打ち粉に(なければ小麦粉を控え目に使う)、麺棒でそれぞれ直径17cmぐらいに丸くのばす。布巾にはさんで20〜30分、少しふんわりするまで休ませる。
フライパンを熱する。霧吹きを用意しておく。
休ませた生地にフォークで1.5cm間隔にピケをし、フライパンに入れる。霧をたっぷり吹いてから蓋をして約1分、焦がさないように弱火で焼く。この時点ではあまり焼き色はつけない。ひっくり返して裏側も蓋をして焼き、皿に取り出して布巾をかぶせておく。残りの生地も同様に焼く。
オーブンで焼く場合:オーブンは天板ごと250度に予熱する。上の手順同様発酵させてピケをした生地を手早く並ベ、霧吹きをしてオーブンに入れる。1分半〜2分、プクプクと膨らむまで焼き、取り出して布巾で包む。
食べる直前に油で焼く。フライパンを熱してサラダ油又は軽めのオリーブオイルをひとたらしし、さっと水にくぐらせたピタを加え色づくまで焼く。好みの焼き加減になったら裏面も同様に焼く。
MEMO:私はいつも中力粉(オールパーパスフラワー)を使っています。ギリシャのものは強力粉でも腰が弱めですが、日本で普通に売られている強力粉でも上手くできると思います(味・食感は少し変わるかも?)。セモリナ粉は打ち粉として使うだけですが、あった方がそれっぽく美味しく仕上がります。
油で焼くことによってギリシャのピタらしさが増しますが、カロリーが気になる方はグリルや網で直火焼きにしてもいいです。
ピタサンドにしないでそのまま出す場合、十字に切るか3cm幅の細切りにしてどうぞ。お好みで塩とオレガノを振って、オリーブオイルを垂らして下さい。スブラキと一緒に食べる時は塩&パプリカをふりかけるのもおすすめですよ♪
フェタチーズまたは白チーズとオレガノを詰めたバリエーション。伝統的ではなくモダンギリシャ料理っぽいアレンジです。
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