- ブログネタ:
- 簡単!ギリシャ料理レシピ に参加中!
Κολοκυθοανθοί γεμιστοί
アテネに戻った翌日は土曜日、パノルムーで朝市が開かれる日です。島ではあまりいい野菜が手に入らない為、どうしてもバカンス中は野菜が不足気味になってしまうのです。体が野菜を求めていたので、身支度を調えたら張り切って出発。
宝石のように輝く野菜達はどれも新鮮そのもので、何を買おうか迷ってしまいます。こんなに素晴らしい野菜や果物が簡単に手に入ってしまうのは何て贅沢なことなんだろうと、島の生活の後では特に身に染みて感じます。いつもより早い時間に行ったご褒美は、ズッキーニの雄花でした。こちらでは花付きのズッキーニもよく売ってるんですが、料理に使うには雄花が一番。でも市場では扱っているところが少なく、あっても早い時間に売り切れてしまうことが多いのです。今回見つけたのは小さ目の花で、10個ぐらい重ねられてたのを選んだら、量り売りで70セントでした。
家へ戻ったら、萎れないうちに早速料理開始です。少し虫がついていたので、花びらを傷つけないようそっと洗い(この時に、おしべも取ります)、キッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取ります。丁度前日に美味しいフェタチーズ(※)を買ってあったので、今回のフィリングはシンプルにこれだけです。適当に切ったフェタチーズを詰め、そっと花びらをねじって下ごしらえ完了。昼ご飯の時間まで、冷蔵庫でスタンバイさせておきました。
食べる直前、フライパンに多目にオリーブオイルを入れて熱し、詰め物をした花に小麦粉と水のシンプルな衣をさっと付けて揚げたら出来上がり。キッチンペーパーで油をきって器に盛り、間髪入れず頂きます。
そのまま食べたのも美味しかったのですが、野の花の蜂蜜を少し垂らしたら、これまた絶品でした。取り合いになって、あっという間にお皿が空っぽになったのは言うまでもありません。
※スーパーマーケット「ヴェロプロス」で取り扱ってる、フェタ・カラヴリトンがお気に入りです。このスーパーは品揃えが立派では決してないんですが、何故かフェタチーズは素晴らしいんです。このカラヴリタのフェタはクリーミーで酸味と塩気のバランスが良く、おすすめ。樽によって少し質にバラつきが見られるものの、下手なチーズ屋で買うよりも美味しかったりします。
人気blogランキングへ
![]() ギリシャ料理 |