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家族に葉物を沢山食べてもらおうと、週に一度はどどーん!と青菜を使った料理を作っています。普通に茹でただけの青菜(ホルタ)は我が家では不人気なので、大抵は、みんな大好きなスパナコリゾ(ほうれん草ごはん)スパナコピタ(ほうれん草パイ)。あとは青菜と豆のサラダだったり青菜入りのレンズ豆スープなど、豆との組み合わせも結構多いです。

そんな、豆+青菜のレシピでまだ紹介してなかったこちら。

2008.12.02 gigantes me horta
Γίγαντες με χόρτα

イピロス地方の料理「ギガンデス(※)と青菜のオーブン焼き」を久々に作ったので、レシピを書いてみました。

この料理については以前ブログでも何度か触れたのですが...もう10年ほども前にヨアニナのガストラというレストランで食べて、メインの肉料理よりも気に入った料理です。あの店で出されていたものは、もしかしたらトマトは入っていなかったのかも?自分で何度か作ってみた結果、控え目にトマトペーストを加えた方が美味しく出来たので、レシピはトマト入りで書いておきます。
とっても美味しい組み合わせなので、是非お試し下さい

※ギリシャの白花豆。日本語ではギガンテス、イーガンテスとも表記される。ギリシャではトマトソースでオーブン焼きにしたり煮たりするのが最もポピュラー。

2008.12.02 horta今回使ったホルタはゾホス(ζωχός)と呼ばれるものを主に、ほうれん草を少な目の割合でブレンドしてみました。
このゾホスというホルタ。地方によって呼び名はいろいろですが、ギリシャではよく食べられるもので、青空市場で山積みになって売られているのを見かけます。学名はSonchus oleraceus。調べてみると日本ではノゲシと呼ばれる草(又はその一種)で、その辺に生えてそうです。ちなみに似たようなものにアグリオゾホス(αγριοζοχός)という野草もあるのですが、こちらはUropermum picroidesという種類で、ちょっと調べた限りではギリシャ語以外の情報が無いことから、この国にしか生えていないのかもしれません。

見た目はゴワゴワと硬そうな感じがし、ちょっと刺があるような葉っぱなのですが(手で触れないほどではありません)、茹でると結構柔らかくなり、適度なほろ苦さがさっぱりと美味しいホルタです。
食用とするのは、トウが立ってない若いもの。地面にくっつくようにして平たく葉を広げるゾホスは、根を5mm〜1cmぐらい付けた状態で収穫されます。この根っこの部分も美味しいので、ちょっと面倒ですが綺麗に処理して全部食べてしまいましょう。ホルタの下処理の仕方はこちらの記事にも詳しく書いたのですが、まずは傷んだ葉やゴミを取り除き、こびりついた泥を浮かせる為に水に浸け置いてからよく洗います。根っこは土が付いてる部分をナイフで削り、太い場合は縦半分に切って下さい。

2008.12.02 moshari lemonato豆も青菜も大好きな私の昨日の夕食は、上の料理がメインでしたが、夫用には「仔牛肉のレモンソース(モスハリ・レモナート)」も作りました。ちなみに牛肉があまり好きではない子供には、サーモンをシンプルに焼いたもの。

あ、そう言えばこの料理のレシピもまだ載せてませんね〜。今度作った時にでも、計量してレシピを書いてみようかと思います。


豆と青菜のレシピは続きへどうぞ。
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白花豆と青菜のオーブン焼き(ギガンデス・メ・ホルタ)

材料:(2〜4人分)
ギガンデス又は白花豆...150g(乾燥)
青菜(ほうれん草、フダンソウなど)...正味300g
玉ねぎ...中1個
ポロ葱...小1本(又は葱2本)
ディル微塵切り...大さじ2
トマトペースト...大さじ1
オリーブオイル...大さじ4〜好きなだけ
塩、胡椒
赤唐辛子フレーク(好みで)...少々

豆は一晩水に浸けて戻す。一度茹でこぼし、柔らかくなるまで茹でる(茹で汁は捨てずに取っておく)。青菜は下茹でし、ざく切りにする。玉ねぎは薄切り、葱は小口切りにする。

オーブンは180度に予熱する。

鍋にオリーブオイル約大さじ2と玉ねぎ、ポロ葱(もしくは普通の葱)を入れて火にかける。蓋をして蒸すような感じにし、途中何度かかき混ぜながら少し色づきかけるまで炒める。

トマトペーストを加えてオイルに馴染むまで炒め、豆の茹で汁を約2/3カップ加えてのばす。豆、青菜、ディルをソースに加え混ぜ、塩、胡椒、赤唐辛子フレークを加え味を濃い目に調える。鍋を火から下ろし、中身を耐熱容器(大きなキャセロールなど)にあける。

オリーブオイル大さじ2〜を回しかけ、オーブンに入れて30〜45分ほど焼く。途中で一度上下を返すように混ぜる。焼き上がるまでに乾きすぎてしまうようなら、豆の茹で汁か水を少し足す。

汁気が少なくなり、豆と青菜が柔らかくなったら出来上がり。

MEMO:灰汁や苦味の少ない青菜を使う場合は下茹でなしでOK。お好みで細かいパン粉をふりかけて焼いてもいいです。分量は、主菜としてなら2人分、野菜料理のひとつとして出すなら4人分です。レシピ分量にある豆は乾燥した状態で量った重さですが、茹でたものなら380g程度です。


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