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ここのところは屋内に居ても結構暑くて、ついに本格的な夏がやってきたという感じ。
長い長い夏休みも始まって、強烈な午後の日差しの中お迎えに行かなくてよくなったこと(だけ)にはホッとしている今日この頃です。

2010.03.31 hirino me milo ke metaxa
Χοιρινό με μήλο και Μεταξά

……と、こんな時にこんな暑苦しい料理ですみません
写真は3月に撮ってたんですが、レシピを書いたのがその1ヶ月ほど後だったりで、すっかり載せる機会を逃してしまってました^^;

本当なら秋冬にふさわしいような煮込み料理ですけど、私たちにとってはある意味“夏の料理”でもあるのです。と言うのも、毎年夏のバカンスを過ごすシミ島の某レストランで娘が必ず注文するお気に入りだから。小さめに切った豚肉を、りんごやニンジンと一緒にメタクサというギリシャを代表するブランデー入りのソースで煮込んだ一品です。
舌の記憶を辿って再現してみたら、なかなかいい感じに仕上がって、娘のお墨付きも貰えました。

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豚肉とりんごのメタクサソース煮込み(ヒリノ・メ・ミロ・ケ・メタクサ)

材料:(2人分)
豚肩肉ブロック...400g
塩、胡椒
玉ねぎ...中1個
オリーブオイル...約大さじ2
ニンジン...細いもの1本
コリアンダーパウダー...小さじ1/2弱
ナツメグ...少々(約小さじ1/8)
小麦粉...小さじ1強
メタクサ又は他のブランデー...1/2カップ
りんご...1個

豚肉は余分な脂を除き、2.5cm角ぐらいに切る。塩小さじ3/4、胡椒適量を揉み込み、できれば数時間〜1日ぐらい置く。玉ねぎは薄切り、ニンジンは5mm厚さぐらいの輪切りにする。

フライパンを熱し、オリーブオイル大さじ1を加え豚肉を焼く。肉汁をあまり焦がし過ぎないよう気をつけながら、全面が色づくまで焼いたらメタクサを半量加え、汁ごと厚底の鍋に移す。

鍋に玉ねぎを加え、オイル大さじ1を足す。蓋をして、時々かき混ぜながら弱火でじっくり蒸し炒めにする。玉ねぎが完全に柔らかくなったらニンジンを加え、さらに蒸し炒めにする。

りんごは皮を剥いて1cm厚さのいちょう切りにする。

汁気が蒸発して玉ねぎが飴色っぽくなり、肉も柔らかくなったらりんごとスパイス類を加え、香りが立つまで蓋をせずに中火で炒める。小麦粉を振り入れ、2分ほど炒めてから残りのメタクサを加える。

鍋底にこびり付いたお焦げを木べらで混ぜて溶かし、水を約1/2カップ加える。蓋をしてりんごが柔らかくなり味が馴染むまで10分程度煮、塩胡椒で味を調える。

MEMO:お店のはりんごはそんなに沢山入ってなかったのですが、りんごの存在感がもっとある方が好きなら少し多めに加え、レシピに書いてあるより大きく切るといいです。メゼ(小皿料理)の一品として出すのもおすすめです。その場合はこの分量で4〜6人分になります。ギリシャ料理インデックスから、組み合わせる料理をお好みで数品選んで下さい。

※メタクサはギリシャで最もポピュラーなブランデーで、世界にも名の通ったブランドです。料理やお菓子の風味付けとしてもよく用いられ、その場合は一番安いもの(5スター)で充分。無ければ他のブランデーでもいいですが、参考にネットショップのリンクを貼っておきます。→メタクサ各種(注:同じページにウゾもありますが、こちらはブランデーではなくアニスの香りの蒸留酒です)