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ここのところ、野菜といえばサラダをバリバリと食べてることが多かったんですが、そろそろ優しい味の野菜の煮込みも恋しくなってきました。

2010.07.21 kolokithokorfades soupa
Κολοκυθοκορφάδες σούπα

トマト系の味付けではなくて、一品で満足感もあり、お腹に優しい夏野菜の料理……と考えていたら思い出したのがコロキソコルファデス。

2010.07.21 kolokithokorfades 1コロキソコルファデスとはズッキーニの葉・茎・花・若い実を全部ひっくるめたもので、日本語では何と呼べばいいのか考えた挙句、「ズッキーニ菜」と勝手に名づけた食材です。


ズッキーニ菜はそれ自体大人しいというか地味な味で、でも食べると何となくホッとするような味。特に味が似てるとかじゃないのですが、私の中ではずいきのような位置づけかも?
京都の実家では、夏になると「ずいきの炊いたん」が汁物を兼ねてよく食卓に上っていたものです。あっさりとした薄味の出汁で炊いたずいきは、シャキッとしながらも柔らかい茎・ねっとり&ホクッとした小さな芋の部分・茎と芋の間のトロトロの部分というそれぞれ異なった味わいも楽しく、こういった食感の微妙なバリエーションもズッキーニ菜と通じるような気がするのです。

今回ご紹介するズッキーニ菜のスープは、ギリシャの野菜スープの多くがそうであるようにブイヨン系のものを使わないレシピです。野菜のもつ旨みを生かした調理法なので、味をまとめる塩加減が肝。なかなか面白い料理なので、機会があれば作ってみて下さい♪


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ズッキーニ菜のフェタ&ミルクスープ(コロキソコルファデス・スーパ・メ・ガラ・ケ・フェタ)

材料:(2人分)
ズッキーニ菜...250g
玉ねぎ...小1個
じゃがいも...中1個
オリーブオイル...大さじ1
水...1/3カップ
牛乳...11/2カップ
フェタチーズ...80g
小麦粉...小さじ1
塩、胡椒

2010.07.21 kolokithokorfades 2ズッキーニ菜はよく洗ってざく切りにする(詳しい下処理は下記の関連レシピ参照)。玉ねぎは薄切りにする。

鍋に玉ねぎとオリーブオイルを入れ、蓋をして弱火で蒸し炒めにする。じゃがいもは皮を剥き、小さめの角切りにする。


玉ねぎが柔らかくなったらズッキーニ菜とじゃがいもを加え、塩少々(後でフェタを加えるので控えめに)も加えオイルと馴染むまで軽く炒める。

水を加え蓋をして、野菜が柔らかくなるまで弱火で煮込む。途中、もし水気が完全になくなってしまったら少し水を足す。

牛乳を加え、煮立てないように数分静かに煮る。フェタチーズをフォークでしっかり潰し、小麦粉と混ぜてから鍋に加える。フェタチーズが溶けるまでかき混ぜながら煮、塩胡椒で味を調える。

MEMO:ズッキーニの株全体(花や未熟な実も含む)をズッキーニ菜と呼んでますが、育ちきった葉や茎でなく、なるべく新しく出た柔らかい部分を使います。

バリエーション:ギリシャ料理ではなくなりますが、チェダーチーズやグリュイェールチーズを使っても美味しいと思います。

【関連レシピ】
ズッキーニ菜のオリーブオイル煮(控えめにトマトを加えた煮込みです)