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ギリシャには野菜で作った偽ミートボール(プセフトケフテデス)がいろいろあると以前にも書きましたが、最も有名なもののひとつがトマトを主材料とするドマトケフテデスです。

2010.08.10 domatokeftedes
Ντοματοκεφτέδες

ドマトケフテデスは現在ではギリシャ全土のレストランのメゼ(前菜・おつまみ)メニューに見られるものの、特にサントリーニ島の郷土料理として知られており、サントリーニ特有の汁気が少なく味の濃いトマトを使うのが成功の鍵でもあります。

この料理に適したトマトが入手できない状況では上手く作るのが少し難しく、また、サントリーニトマト以外でも使用するトマトにより出来が左右されるのでレシピを載せるのを躊躇していたのですが……毎年この料理を載せそびれて夏が過ぎ去っていってしまうのを残念に思っていたので、ようやくレシピを書いてみました。

刻んだトマトにハーブ類を加え、小麦粉をつなぎにしたものを揚げ焼きにした料理ですが、何となくトマトで作ったお好み焼きっぽいかも?
卵やチーズ、青菜などを加える場合もありますが、今回ご紹介するのは極シンプルかつ基本的なタイプです。

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サントリーニ風トマトフリッター(ドマトケフテデス)

材料:(6〜8個/前菜として2人分)
トマト...250g
玉ねぎ...小1/2個
ミント、パセリ、ディル微塵切り...合わせて大さじ11/2
塩、砂糖、胡椒
小麦粉...大さじ4〜野菜の水分に応じて適量
ベーキングパウダー...小さじ1/2
オリーブオイル...適量

トマトはヘタを除き、種は漉して汁だけを小鍋に入れる。ほぼ全て蒸発するぐらいまで煮詰め、火から下ろして冷ましておく(種の少ないトマトの場合、このプロセスは不要)。皮は厚ければ剥いて薄いならそのままにし、果肉を小さな角切りにしてボウルに入れる。

2010.08.04 domatokeftedes process1玉ねぎは微塵切りにし、トマトの入ったボウルに加える。ハーブ類も加え、塩、砂糖ひとつまみ、胡椒で味付けして置いておく。種の周りの汁を煮詰めた鍋にトマト類の一部を加え、煮詰まった汁が溶けるまで混ぜてからボウルに戻す。(この時点まで前もって準備しておいてOK)


2010.08.04 domatokeftedes process2小麦粉約大さじ4にベーキングパウダーを合わせ、ボウルに加え混ぜる。必要なら小麦粉を足し、スプーンですくってまとめられる硬さのタネにする。


2010.08.11 domatokeftedes process3フライパンを中火で熱し、オリーブオイルを多めにひく。直径5〜6cmの丸型にタネを落とし、両面がきつね色になるまで揚げ焼きにする。キッチンペーパーに取って、余分な油を切る。
オイルが少な過ぎるとお好み焼きみたいになってしまうので注意。生地はちょっと油を吸いますが、高めの温度で揚げ焼きにすると表面がサクッと仕上がります。


MEMO:トマトは熟しているけど果肉のしっかりして味の濃いものを使います。本当は種とその周りのゼリー状の部分が少ないものがいいのですが、そうでない場合は手順にあるように汁を漉して煮詰めると味が濃くなって美味しいです。
ハーブは全種類入れても、お好みのものを1〜2種類でもいいです。

2010.08.10 plum tomatoes汁気の少ないプラムトマトで作ったり、普通のトマトとミックスしても。プラムトマトは皮が厚いので剥いて使って下さい。


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