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春先にはいろんなホルタ(野草や青菜の類)があって、菜っ葉食いにはたまらない季節。
このパプーレス(※)は、うちの近所の市場では見かけたことがないのですが、クレタ島でサラコスティ(復活祭前の節食期間)によく食べられるものだそうです。
先っぽ以外は硬いので、可食部分は茎を指でちぎれるぐらいのところまで。葉っぱも下の方のは硬いです。
粗く刻んでサラダに入れてもいいのだけど、チクディア(ラキ)のおつまみとしてそのままもしゃもしゃ食べるのが断然好き。粗塩だけで加工した皺の寄ったブラックオリーブ、生のアーティチョークが定番の組み合わせです。あとはゴツゴツしたパクシマダキァ(主に粗挽きの粉で作られるラスク)、ルブーニャなんかがあれば最高ですね。
パプーレスに塩をパラパラ振って、お好みでワインビネガーもちょこっと。ほろ苦い葉っぱのおつまみは超シンプルながらも結構癖になる味です。
本当に、ひと束まるかじりできそうな勢いなのですが、微妙に余ったのでミックスサラダにも入れてみました。かなり萎れやすい葉っぱなので、買ったその日のうちか翌日ぐらいまでに消費するのが理想です。
晩ごはん兼ワインのおつまみによく作る盛り沢山サラダ……この日のはルッコラ、ロメインレタス、クレタ産アボカド、生マッシュルーム、ミニトマト、ラディッシュ、ハーブ&スパイスソルトをすり込んでから焼いたチキンが入ってます。
※パプーレス(παπούλες)は別名プサレス(ψαρές)、カビリェス(καμπυλιές)とも呼ばれるマメ科の植物で、学名はLathyrus ochrus、和名はヒゲレンリソウ。葉の先端から巻きひげが出てるのが特徴。淡いクリーム色の花を咲かせます。
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