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いよいよ復活祭までカウントダウン。
ギリシャ正教では明日の聖枝祭(キリアキ・トン・ヴァイオン)から受難週間(メガリ・エヴドマダ)に入るわけですが、その前日はラザロの土曜(サヴァト・トゥ・ラザルゥ)と呼ばれ、キリストの奇跡により蘇ったラザロを模ったパンを焼く習慣があります。

2012.04.07 lazarakia1
Λαζαράκια

毎年、過ぎてしまってから思い出して作れず終いだったのですが、今年は珍しく覚えていたので子供たちと一緒に作ってみました^^

いろいろバリエーションがあるけれど、スパイス、特にシナモンが入っていることが共通点のようです。あとはマスティハ、人によってはナツメグなども。干し葡萄も入っているレシピが多いですが、切らしていたので今回はパス。
でも本来はニスティシモ(精進料理)じゃないといけないはずなのに牛乳を使ってるレシピもあったりするので、結構フリーダム?もちろんちゃんと決まりを守ってる人はその辺気をつけてますが。

2012.04.07 lazarakia2

本当はちゃんとしたレシピを書いて載せたかったのですが、またしても量るのが面倒になってしまい、適当に材料を混ぜてしまったので簡単な説明だけ……レシピはいつか気が向いたら載せることにします。

私流ラザラキァに使った材料は、小麦粉、水、イースト、塩、砂糖(蜂蜜でも良さそう)、オレンジの皮と絞り汁、シナモン、マスティハ、ひまわり油(一応ニスティシモなので。そこまで気にしないならオリーブオイルでも)、飾り用のホールクローブ、胡麻。
イメージとしてはニスティシモのチュレキっぽく、子供好みのふわふわ&甘い味で、ラザロの土曜に焼いて受難週間に食べられるよう、そこそこ日持ちのするパンを目指してみました。

2012.04.07 lazarakia3

成形は、これもいろいろなのですが、基本的には腕を前で組んだ形がスタンダードのようです。両手をクロスさせて、肩にやったポーズですかね?今回は布でぐるぐる巻きにされた姿をイメージした“ミノムシ型”と、普通っぽい人型の2種類。可愛いのは普通の人型な気がしますが、死んだ人を模ったパンにはちょっと怪しいミノムシ型の方がイメージ的には合ってるかもしれませんね。

追記:詳しいレシピは拙著「ギリシャごはんに誘われてアテネへ」(アマゾンリンク)に載せています。


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